99−12−10 おじさんの会
私は日本にいた時のある趣味の仲間が埼玉県の川越を中心に何名かおり、日本に行った時は殆どと言っていいくらいに会い、一献傾けることにしております。
その理由は自分の会社関係の付き合いでは絶対に得られないものがお互いにあるからです。
職業の違う、立場の違う、年齢の違うそして互いの利害がない仲間というのは非常に貴重です。そして私の仲間は底ではある趣味で繋がっているのです。

いつも会う仲間は私を入れて4ー5名程度で年齢は一番若い人が43才、最も年長の人が59才です。

今回も事前に時間を調整してもらい、大宮で会う事にしました。時間があったので大宮駅の西口のPCショップへ。夕方の駅の構内は人でごった返しており、出口はきれいにイルミネーションで飾られておりました。
時間になったので約束の場所の小料理屋へ行こうとしましたがなかなか見つかりません。仕方なく店に電話をして場所を教えてもらい、やっとたどり着きました。既に2人は待っており、しばらくしてもう一人が到着して、久々の楽しい一時。

日本の小料理屋ですからもちろん料理は全て日本食。
何と言っても先ず、刺身。
ここで食べた刺身は正直言って、ここ何年も口にしたことない絶品で、極端にお上品な盛り方でもなく、かと言って田舎臭いものでもなく、非常にバランスがとれておりました。

一口食べてあまりにも美味しかったので、思わず写真を撮ってしまいました。

商社マンのSAさんはかって東南アジアに確か15年以上駐在していた事があり、半端な東南アジア通ではありません。
奥さんもインドネシア人で、ご本人は何カ国語も自由に操る、国際人でもあります。
アジアを通じて見る西欧、特にアメリカは鋭いものがあり、私も相当に影響を受けております。

病院の副院長のSUさんは真面目な方ですが、ここまでイイの?というような裏話もしてくれるざっくばらんな方です。この話はいつか上の娘にもインプットしておこう。JR大宮駅西口のイルミネーション

以前、私の家に見えた時、「ある先輩の教えで私は大抵の時は診察の道具を持ち歩いております。」
と言って小さな鞄を見せてくれました。中には聴診器とかの器具が入っておりました。
私はこれを知った時、この人とはずっとお付き合いしてもいいな、と心に決めました。

Mさんは法学部出身の方ですが何故か今、金融関連の仕事をしております。学生時代は志を持って勉強をしていたそうですが、何故その志を捨てたのか聞いたところ、その学生時代に今の奥さんと知り合ったのが原因とか。
私も奥さんを知っておりますが、さもあらんという美人です。

もう一人の常連のSAさんは福祉関係の公務員ですが、途中で職場から今夜はどうしても出席できないという電話が掛かってきました。議会対応の仕事のようでした。非常に残念でした。
職業の違うメンバーとの歓談はそれぞれ普段疑問に思っている事とかを聞く絶好のチャンスでもあり、またこのグループは心と心の触れあいができる仲間でもあるのです。

まだ時差ボケが残っているのか、いつもより早く酔っぱらいました。
SAさんが携帯電話から私のカミさんを呼び出してくれましたが、何をしゃべったのか良く覚えておりません。

この日は終電に近い時間まで痛飲し、東京に戻りました。肩肘の張らない仲間との語らい、一杯は最高です。
inserted by FC2 system