99−11−27 クリスマスシーズン
25日から28日までサンクスギビングデーということで会社も学校も4連休。アメリカ人の社員は22日から24日に休みを取り通算9連休とか、更にその前にも休みをくっつけて12連休なんて猛者もおりましたが、私はカレンダーどおりに4連休。

予定では26日に、デトロイトに買い物と27日にアーミッシュ村の観光を予定しておりましたが、デトロイトはカミさんと娘だけになりました。同僚が奥さんと2人でデトロイトに出掛けるというので、この同僚にカミさんと娘を託して、私は家でゆっくり。カミさんと娘はデトロイトで大きな人形を買ってきました。いかにもアメリカの人形です

27日の朝はベルリンというアーミッシュ村に出掛けました。
アーミシュとは近代文明を排除した自然の中で生活をする人達で、自給自足を建て前として生きている白人の人達です。
従って車にも乗りません。馬車に乗っております。
電気も基本的に使いません。
大変敬けんなクリスチャンと聞いております。

ベルリンまでは家から1時間半少し。街に着くと休みのせいか結構な人出です。みんな家族で来ております。
1kmのメイン道路沿いに彼らが作った民芸品、家具、自然食その他を売る店がずっと並んでおります。

約3時間、あちこちの店に入り見て回りましたが、どこの店も非常にセンス良くこれらのものが陳列されており、今まであまりこのテの物には興味のなかった私も、つい見入ってしまいました。
残念ながらどの店も写真を撮らせてくれず、非常に残念でした。

キルトとか、人形とかアメリカらしさを感じるものばかりでした。
オハイオにはアーミッシュの人達があちこちに住んでいるようで、何かのイベントの時に、特に自然食を売っているのを今まで見かけた事があります。

私の家から車で20分くらいのところにもアーミッシュの自然食を売る店があって、カミさんは時々チーズとか卵を買いに行っているようです。
アメリカでは一般のスーパーで売っている卵は生では食べることができません。
ニワトリの飼料に大量の何とかが含まれており、極めて危険と聞いております。

従って「銀シャリ」に生卵をぶっかけて食べるのが大好きな私は、アーミッシュの店で買ってきた卵が必需品です。
ちなみにアメリカ人は生の卵は絶対に食べません。生き血を飲むのと同じ感覚だそうです。

このサンクスギビングが終わると、アメリカはクリスマス一色になります。
どこへ行ってもクリスマス、クリスマスです。
私はクリスチャンではありませんが、とにかく楽しいことは好きな質なので毎年、家にクリスマスツリーを飾っております。

今日もアーミッシュ村から帰って、ツリーを地下室から出して飾ってみました。
但し、大半の作業はカミさんの役割で、私は飾り終わったツリーを見て、評価する役にまわっております。

てっぺんまで2m弱くらいのサイズで、本物の「もみの木」ではありませんが電球を灯すとぐんと雰囲気が出ます。

やっぱりクリスマスはシャンパンかな、ワインもいいな、でもやっぱり熱燗かな、とそっちの方ばかりが気になる私はアーミッシュのような人達から見れば俗世にまみれた悪魔のような存在かも知れません。

アーミッシュの事を少し研究してみたくなりました。やはり自分に無いものに憧れと興味を持つのは子どもの時からのクセでして
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