メキシコの駐在社員 : がんばるしかないのです
アメリカにいると世界中の駐在社員と関連した仕事になります。お隣のカナダ、南米、ヨーロッパ、果ては東南アジアの駐在社員とメールで情報を交換しながら時差の壁を乗り越えながら、仕事をするのです。

そのような中でもアメリカのお隣の国、メキシコは特に深い関係があり、ここにも何人もの駐在者員がおり、がんばっております。私の後輩にあたるIさんはここメキシコに単身で赴任しており、オハイオとは違った苦労を重ねながら、それでも工夫をしながら生き延びております。

Iさんから送られてきた写真とコメントを元に、メキシコという中進国での単身赴任者の生活の一こまを綴ってみたいと思います。
グアダラハラの朝


Iさんの駐在する所は、メキシコで2番目に大きな都市である、グアダラハラという所です。人口は500万人以上もあります。

この写真は中心街のホテルの部屋から撮影したもので、緑が多く感じますが、全体的には赤い土地の、緑が少ないというイメージです。

首都のメキシコシティーよりも住みやすい感じで、何よりもメキシコシティーよりもうんとべっぴんさん多く、私は好きな所です。
市内の観光地付近の土産物屋


私は当然、住んでいる訳ではなく、仕事で「出張」という立場でしか訪れたことはありません。

Iさんによるとやはり治安は悪いそうで、泥棒だらけだそうです。
でも明るい太陽、人の良さそうな顔つきの人々、私はメキシコが好きです。アメリカのような刺々しい感じがしない点も好感が持てます。

でも昼間からゴロゴロしている人が目立ち、経済状態の悪さを感じさせられます。
さんのアパート

グアダラハラ市内でアパートを借りて住んでいるIさん。
3LDKのアパートですが、外観はごらんのように、鉄格子で囲まれております。
メキシコはアメリカほど、拳銃による犯罪は多くないようですが、それどもしょっちゅう信じられない事が起きるようです。

部屋の扉には鍵が何個もついており、ちょっと信じられないような状況です。
企業の駐在社員としては、まずまずのアパートで、上を見ればきりがなく、下を見ればそれこそキリがないのがメキシコです。
アパートの部屋の中

Iさんは単身なので、まあこんな感じなのでしょう。家具らしいものは見当たりませんが、全く不自由は感じないで生活をしているそうです。何となく日本の学生のアパート暮らしの香りがするような部屋です。
でも実際は快適さがけた違いの高級アパートです。

部屋は片付けないで、普段のままを写真に撮って下さい、と言ったらこのような写真を送ってくれました。

でもソファーくらい買ったら?
アパートの台所(キッチンとも言う)

アメリカのアパートのキッチンと同じような感じで、結構広々としております。
メキシコらしく、白基調のデザインになっております。

Iさんはここで最大の趣味である、料理をせっせと自作して、他の単身駐在員を呼んだりしているそうです。
従って別名「スナックI」、あっ間違い、「レストランI」と言うそうです。

スナックだと女の子が必要ですよネ。
スナックなのか、レストランなのか、私は深くは追求はしておりません。
作品の一つ

私も単身アメリカ生活を1年やりましたが、自分の家で何か作ったのは数回のみ。

「あなたは生活力、ありませんね。」
これが私に対する、彼の口癖です。

「料理が出来ないからといって生活力がないとは言われたくないナー。オレだって給料稼いでいるんだぜ。」

「イエ、給料稼いでいるからと言っていばってはいけません。」
あくまで話は通じないのであります。
同じく作品

彼が作ったギョウザ、その他なつかしい味。何でこんなものが作れるのか、私には不思議です。
メキシコで単身生活、遥か祖国と家族を思いつつ、彼は料理にいそしんでいるのです。

海外駐在員、国によっていろいろと違いますが、言えるのはとにかくタイヘンな事が多いのです。でも私達はがんばっているのです。
結局、どこに行ってもやはり「日本人」なのです。エライ先生方が訳のわかったような事をたくさん言っていますが、彼らが自分で「生活をしたことがある」、という事を聞くのは希です。
グアダハラのスーパー

グアダラハラのスパーはやはり立派です。
Iさん曰く、

「単身ですから、本当の市場に行くのはできないのです。
なぜならば、市場は朝早くので会社に行かなくてはなりませんから。
ですからこうやってスーパーで買い物をするしかありません。」

グアダラハラのような大都会ではあまり買い物に不自由はしないようです。
Iさんが休日に通う、スイミングクラブのプール

Iさんは健康の維持のため、スイミングクラブに入っております。入会金は15万円(日本円換算)、月の会費は7千円、平均的なメキシコの人にとってはちょっと高すぎるかも知れません。

「屋外のプールもいいのですが、私は日焼けをするのが嫌いなものですから。」
確かにIさんは私のように浅黒くなく、色白です。

このプールにはメキシコ美人がうようよいるのですかネー。彼の写真には何も映っておりませんが。
スイミングクラブのジャグジー

プールで泳いだ後は、このジャグジーでテレビを見ながらゆっくりと過ごすそうです。

でもゆったりとこのような所で過ごせるのは土曜日だけで、なかなか来る機会がないと言っておりました。

とにかく海外駐在員というのは激務で、平日は何もする暇がないというのがメキシコ、アメリカ、その他の国すべての共通な事情です。
ガソリンスタンド

1リッター、50円くらい。
我々の感覚からいくと安い感じですが、一般的なメキシコ人からするとそうでもない値段です。

色々な物は為替レートで換算すると、一般的に日本に比べて安い感じがしますが、その国の人々が得ている収入と比べないと大きな間違いをする事になります。
アメリカでは普通は1ドル200円、モノによっては400円とかで計算しないと物価感覚が狂ってしまいます。

このへんも、日本政府の発表する物価統計の信用できないところです。
のんびりとした日常

グアダラハラはメキシコシティーに比べて、比較にならない程べっぴんさんが目につきます。なんであんなにべぴんさんが多いのか、理由がよくわかりません。
アメリカに半年いれば、世界中どこに行っても美人国に見えてしまうのも事実ですが。

メキシコはセカセカしない、のんびりした国です。食べ物もマズマズ。
あのアメリカ人でさえ定年を迎えた人が住んでみようかと思う程の国だそうです。
メキシコの典型的な美女!


美女の定義はいろいろとありますし第一、個人的な好みの問題でもありますので、詳しい批評は控えますが、とにかくべっぴんさんが多いのは事実!
色も白目からうんと黒目まで様々。

ただ、25才くらいを過ぎると太めになってくる人が多いのは極めて残念!
良く食べるし、よく飲むし、細かいことにこだわらない!
全部聞いた話です。

本HP唯一の特筆すべき、ぺっぴんさんの写真です。
海外駐在員と言っても、赴任する国によってその生活環境は全く異なります。そんな中で単身赴任というのは、大変不自由なもので、日本のコンビニのようなものは大抵の場合はありませんので、いろいろと工夫が必要です。

生活用品がさっと買えるコンビニ、日本語が通じる床屋、焼き鳥で一杯の赤提灯、ストレス発散のカラオケスナック、それに日本語の本屋、この5つのうち少なくとも3つくらいは揃っていると、単身海外駐在生活も少しは楽なのですが、、、。
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