久米島(2) :15−04
久米島、本当は半年に1回くらいのペースで行きたいと思っていたのですが、なかなか予定が立たず1年ぶりになってしまいました。
季節によってフライト・ホテル代も随分違い、この季節はお値打ちに行けます。

久米島はいわゆる物見遊山の観光だけなら1日で十分なところです。あとはダイビングなどをする人がちらほら来るだけでシーズンではない4月は島は静まりかえっています。

小さな島なので3回目となると道路も主要なところは全部頭の中に入って、どこどこの交差点の奥の3軒目の家、とか言われても直ぐにわかるようになりました。

特に”何かをする”という目的ではなく、”何もしない”という目的を持って行ってきました。
出発の朝

いつものとおり空港のホテルに前泊をしました。前日から大陸の中国人でホテルはごった返していました。
カミさんによると彼らは夜中に廊下で叫ぶし、私達の部屋も夜中にノックされたそうです。

ロビーでツーツケースを広げて荷物の詰め替えだけは止めろよな〜!

この大群に阻まれ、朝食は食べる事ができませんでした。
まず那覇まで

07:30の那覇行きは予定どおりテイクオフです。
那覇までは雲海の上で海上は見えませんでした。

飛行機はB737−400で座席はほぼ満席です。
月曜日だから乗客が多いのかな〜、、、。
那覇空港

久米島までのフライトの待ち時間は2時間以上あります。
ラウンジで新聞読んだりビール飲んだりして時間を潰して20分前にゲートへ。

ゲートは大阪とか羽田に行くフライトの客でごった返しています。
高校生の修学旅行の団体が到着して混雑に拍車をかけます。

イヤー、すごいです。
久米島到着

13:00前に久米島空港に到着、レンタカーを受け取って兼城港へ。
私達は久米島ファンクラブに入っているのでここの事務局に挨拶。

港の横にはナゼか子ヤギが一匹繋がれていました。
このかわいい子ヤギちゃんも、いずれはヤギ汁になってしまうのか〜、、、。

世間は薄情だけど、元気でね。
ホテルで食事

久米島1日目は移動で疲れたので、展望風呂に入ってホテルのレストランで食事をする事にしました。

さっそく”美ら蛍”(久米島の泡盛)を2合頼みます。ホテルなのでこういう気取った入れ物に入ってきます。
1合で800円、でもスーパーでは1升2000円で買えます。
何とも言えない味です。
バーデハウス

2回目の久米島訪問から行くようになりました。海洋深層水を使った温浴施設です。
巨大なジャグジー施設という感じです。

高い水圧マッサージは最高です。サウナもあります。海洋深層水100%なのでお湯は塩っぱいです。

ホテルからここまで2kmちょっと、往きはジョギング、帰りは無料バス、、、。
畳石

バーデハウスの前の海岸で亀の甲羅のような岩です。
この時間は干潮時で、岩の向こうまで露出していました。

岩の間の残された海水の池の中には小さな魚が一杯泳いでいます。
数時間もすれば満ち潮になってこれらの魚は再び自由になれます。
シーサー

沖縄はどこに行ってもこのシーサーを見掛けます。
お土産屋でも大小様々、高価なものから廉価なものまで一杯あります。

一種の魔除けで門とか屋根の上とかに鎮座しています。

シーサーとは元は何の動物か?獅子、つまりライオンだそうです。
スーパーにて(1)

ホテルの近くにスーパーがあるので、ここに寄ってみました。
本土のスーパーとは少し違うものが売られています。
これはオハイオで私達がよく食べたフライドポテトと全く同じ品の輸入品でした。

棚を見ているとオハイオでよく使った、A1ステーキソースもありました。これも私の近所のスーパーでは見掛けた事がありません。
スーパーにて(2)

このパイナップルはスナックパインと言うそうで普通のパインより小さい感じです。
身は手でちぎって食べられます。おいしいし、手軽に食べれます。

本土のスーパーでも簡単に手に入るのかどうかよく知りません。
1個300円くらいでした。
スーパーにて(3)

”久米島の久米仙”は久米島製で、ある商品の名前、”久米仙酒造”というのは沖縄本島のメーカー名、ややこしい。

久米島にはもう一社”米島酒造”、というのがあって、ここの”美ら蛍”(チュラボタル)という銘柄の泡盛がおいしい!!
でも本土では手に入りません。

今回私はお土産分も含めて発送をお願いしました。
スーパーにて(4)

”島らっきょう”です。
これは数時間酢に浸して食べる、そのまま食べる、天ぷらにして食べる、いろいろな食べ方があります。

私は天ぷらにして食べるのが好きで、居酒屋に行くと時々注文します。

これも本土では売っていないようです。。
ホテル横の裏通り

誰も歩いていません。ダイビング用品を売る店、土産物屋、民宿などがありますが、客は見掛けません。

お盆休み、冬休み、5月連休、それ以外にマラソン大会、トライアスロン、その他のイベント以外は観光客の少ない島です。

これらの時期になるとホテル代は一気に2〜3倍くらいに跳ね上がります。
具志川城跡(1)

15世紀初め頃の沖縄王朝の城で沖縄石灰岩の上にあります。
石積みの城壁が残っており、三方は崖になっており、その先は海です。

島内には他にも城跡がありますが、久米島の原住民が作ったのではなく、本島などであった勢力争いの中で本島人が作ったようです。
具志川城跡(2)

城跡の草花の間を大きなアゲハチョウが飛んでいました。
花から花へ飛び回って蜜を吸おうとしているのですが、風があるので安定しません。

私達が寄っても逃げません。
というか今度は私達の周りをヒラヒラと飛び回ります。
何だか不思議な蝶でした。

20枚ほど撮影して、やっとこの姿を撮らせてくれました。
ホテルの大浴場

宿泊したホテルは今回もイーフビーチ・ホテル、ここは太平洋が見える深海水を使った大浴場があります。

毎日ここに入ったのですが1回を除き、私が独り占めで使えました。
窓は南東方向にあり、窓から見える青い帯は何と、太平洋の水平線です。

イヤー、本当に気持ちいい風呂です。
沖縄ビール

沖縄と言えばオリオン・ビール。初めて飲んだのは今から40年以上前で、その時は明らかに不味かった。

でもいつの頃からか大きく改良されて、おいしいビールになりました。

そう言えばコロンバスの日本スーパーで一度だけこのビールを見つけ、買った事があったけ、、、。
どうしてあったのだろう。びっくりしました。
居酒屋メニュー

ホテルから歩いて4〜5分のところに7〜8軒の居酒屋があり、ここでは久米島独特のメニューを見る事ができます。
”やぎ刺”とかはちょっと勇気が要りそう。

久米島の”もずく”を食べると、帰ってきてこちらのスーパーで売っているものは食えなくなります。
要注意、、、。
ホテルのロビー

ホテルは新しくはありませんが、雰囲気は悪くはありません。
居酒屋で泡盛飲んでかなり酔っ払っていた割には、何とか雰囲気を撮れたかな?

奥の窓の外がビーチで、窓の横に座るとビーチを眺めながらビールを飲むことができます。
もちろんコーヒーにケーキもあります。
島の最南端(島尻崎)

ここは絶景なのですが、観光客はあまり来ないみたいです。

歩道、階段、展望台などは整備されていますが、車を降りてからそれなりの距離を歩きます。アップダウンもあります。

左下に釣り船が写っていますが2人くらいの客が見えました。
宇江城跡

島で一番高い山の頂上(標高約300m)に城跡があります。
一番高いところですから360度方向の視界があります。絶景です。

この横には航空自衛隊のレーダー基地があります。
有事の際は真っ先にミサイル攻撃のターゲットになる基地だろうな〜、、、。

頂上まで車で行くことができます。。
模合(23日の会)

1回目の久米島訪問で知り合ったTKさんの招待で、前町長さんを中心とする模合(もあい)に招待されました。

メンバーの奥さんとかも来ており、カミさんも女同士の話で盛り上がったようでした。

会は模合の正式メンバー以外も来ているようで、一番前で手を出しているのは”FMくめじま”のDJの方でした。
模合(23日の会)

いつの間にか三味線を持った女性が現れ(町役場の職員だそうです)沖縄民謡を弾き出しました。

TKさんが私に三板(沖縄のカスタネット?)を渡したので、「あっ、これはオレに踊れということか」、という訳で三板を叩いて踊ってみました。

結果、上の写真のような状況に相成った次第であります。
ホテルの部屋からの眺め

方向はほぼ真東、青い海がきれいです。
写真には入りませんでしたが、この左側に大浴場の建物があります。

今回は4拍5日のうち、1日は雨、2日間は曇り、1日が晴れ、という状況で、皆さんからこの季節は一番はっきりしない空模様です、と言われました。

気温は23〜4℃、湿気はなし、雨が降っても爽やかなのには驚きました。
久米島から那覇へ

09:10のフライトで那覇に行く予定でしたがこのフライトが欠航。
08:35のフライトに載せ替えられました。

2つのフライトの客はこの1機に収まりましたから、09:10のフライトは”合理化欠航”、というやつだと思います。

ヨーロッパにこれを頻繁にやる事で有名な航空会社があります。
3回目の久米島訪問にてTMさんのお陰で少し人の輪を広げる事ができました。
久米島から帰ってきた後、模合に出席していたある方から次のようなメールを頂きました。この方は仕事で久米島に来ています。
(この方は、久米島以外の者は沖縄本島出身者でも皆同じ立場、という風に言ってみえます)


「、、、、私も沖縄本島からの転勤者でNさんと同じ立場です。ここ久米島は他者を受け入れる雰囲気がとてもフランクです。
私もすんなり受け入れてもらい、わずか2年で島の人間のように対応していただ いています。

また、他の離島と違い、酒の場へのお誘いはよくありますが、酒の強要はありません。相手をとても大事にしてくれます。
自然も豊かで休日や時間のある日は森に入り、動植物の写真を撮ったりしています、、、、。」


私の印象もこの方と全く同じです。
久米島はこれからも引き続き訪れる場所になるのは間違いなさそうです。
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