久米島−1 :13−10 |
久米島、この名前を聞いて行ったことのない人で島の正確な位置を言える人はそれほど多くはないと思います。 久米島はかつての離島ブームの中でちょっと取り残された島だと聞いていました。 沖縄の離島で有名なのはやはり宮古島、石垣島と言ったところで、相当な開発も進んでおり、永住タイプのマンションまで売り出されています。 久米島は沖縄本島の那覇から西にたった100kmに位置し、面積63平方キロメートル、人口は約8500人の島で、年間へ金気温は22.7℃の美しい島です。 私はリゾートのために開発の進んだ島より、久米島のようにあまり開発がされなかった島の方が好きです。 何かマリンスポーツを楽しんだり、するには久米島以外のもっといいところはいっぱいあるのでしょうが、ちょっと目立たない沖縄の離島、4泊5日と短い期間ですが行ってきましたのでそのスナップショットを紹介します。 |
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さて、どこでしょう?? 大きなスクリーンの前で、韓国の若いグループが訳のわからない歌を歌っています。 これはセントレア空港の4階のレストラン街横の広場です。 数年前からセントレア空港では広場を利用してイベントをやるようになり、ご覧のように人が群れるようになりました。 結果、本来の空港利用者が駐車場は使えない、レストランは混む、で全く迷惑しています。 この日もイベントの見学者でごった返していました。 |
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セントレア空港から那覇へ 8時40分の那覇行きのフライトなのでセントレア空港のホテルで前泊です。 那覇までは約2時間です。 席は90%近くは埋まっています。天気も良く九州を過ぎた頃から南西諸島がよく見えます。 沖縄本島というのは思ったより長く、100kmくらいあります。 ですからですから本島が見えてから着陸するまで10分以上飛行します。 |
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那覇空港 那覇に来るのは1年半振りです。那覇空港には大小様々な飛行機が翼を休めています。 那覇空港には陸海空の3自衛隊の航空部隊が隣接しており、これらの航空機の離発着も頻繁に行われています。 久米島行きのフライトの乗り継ぎは2時間弱もあるので、ラウンジに入って一服です。 と言うことは、早速ビールで前祝いです。 (何の前祝いなの?) |
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久米島空港からホテルまで 空港からホテルのあるイーフビーチまでは12Kmくらいあり、タクシーでも行けますが、バスを利用しました。 バスはゆっくり走りながらあちこちに停車していきます。 乗客は私達以外に作業員風の男性が1人の計3人です。 この人はバスが発車する前から私達が降りるまで、ズーッと寝ていました。 実に南国であります。 |
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イーフビーチホテル ホテルに着きチェックイン。部屋に入って窓を開きます。 オーオ、真っ青な南海の海と空が拡っています。 目の前にはプールがありその向こうには全長2kmのイーフビーチがあります。 最高の眺めです。 部屋も広く洗面所・トイレ・風呂も清掃が行き届いており、文句なしの部屋です。 部屋のチェアーに座ても海が見えます。 それにしても暑い、、、気温は30℃くらいで湿度は80%、本土の真夏の気候です。 |
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イーフビーチ ホテルの正面に拡がるビーチです。 日本の渚100選に選ばれた浜だそうです。浜はゴミが少なく、海の水は本島にきれいです。 ここで海水浴をしている人がいたので近づいてみたら地元の子供でした。 ここをブラブラと500mくらい南に行くと”リゾートホテル久米アイランド”というホテルの正面に出ます。 夕方ですが気温が高く、湿気もあったので結構汗をかいてしまいました。 |
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亀吉 ビーチに沿って”ビーチ通り”という道があります。 友人のMKさんから頂いた地図を見ながらブラブラと歩くと”亀吉”という居酒屋が目に入りました。 MKさんの地図にはもう一軒の居酒屋と共に○が書いてあります。つまりお薦めの居酒屋、って事です。 よしよし、今夜はここに行ってみるか、、、もう頭の中には冷えたビールとツマミの皿が浮かんでおります。 でも通りを歩く人は殆どおりません。 静かなビーチ通りをブラブラと歩きました。 |
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メインストリート ホテル前のメインストリートを今度は北の方に歩きます。左側はトウモロコシ畑が続きます。 後ろを振り向くと高校生らしき集団が道路のど真ん中を自転車で通っていきます。 「こんにちは〜!」 元気よく挨拶をしていきます。 前方から車が来ました。高校生達は器用に車をよけて再び道路一杯に拡がります。 いいな〜、、、実にのんびりしています。 |
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1日目の夕食 ホテルに帰り、風呂に入って汗をしっかり流してさっぱりです。 さて晩飯に行くか〜、という事で先ほど場所を確認した亀吉に行きます。 店の中は客はパラパラです。 とりあえず、刺身と甘エビの唐揚げ、島らっきょうの天ぷらを注文です。 出てきました! オオ〜!、この量!嬉しくなってしまいます。 これ全部で1400円相当です。 |
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焼酎、”久米島” ビール(勿論オリオンビール)を飲んだ後はその名もズバリ、”久米島”という銘柄の焼酎を注文です。 アルコール度40の強い焼酎ですが、何となくトロ味があって、非常に飲みやすい。 それに徳利にきっちりと溢れるばかりに入っており、正真正銘の”1合”!! おいしい肴と焼酎で、45度くらいの右肩上がりの勢いで酔いがまわっていくのがわかります。 最高の気分です!! |
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ホテル近所の居酒屋 ビール1本、焼酎2合で不覚にもかなり酔っ払いました。 ホテルの近くにはこのような居酒屋が何軒もあり中を覗くとそれぞれ何人かの客が入っています。 この夜はいろいろなツマミを注文して飲んで、カミさんは食事をして、全部で5000円でおつりがきました。 焼酎は旨いし、刺身も旨い。 居酒屋で飲む限り、まず間違いはなさそうです。 |
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ホテルに帰ってきました 9時ちょっと過ぎ、ホテルのプールサイドに出てみました。 プールサイドでは4人家族がバーベキューをやっています。 聞こえるのは浜辺に打ち寄せる波の音だけです。 かなり酔っ払ってしまいましたが、気分は良好。 さーて、そろそろ寝ますか。 |
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朝食 ホテルのレストランはかなり広く、隻数はざっと数えて室内100席、外に60席ほどあります。 7時半頃にレストランに行きましたが、客は全部で15名くらい。 今の季節は観光客は一番少ない時だそうです。 小学生くらいの子供を連れた夫婦を見掛けましたが今日は火曜日、学校はどうなっているのかな〜。 |
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ホテル正面からの風景 ホテルの敷地はかなり広く、道路脇の入り口から建物までは100m近くあります。 道路の向こうはずっとサトウキビ畑です。 その先に見える山は多分”フサキナ山”219mだと思います。 9時にレンタカー会社の社員がホテルまで来てくれ、事務所まで行ってレンタカーを借ります。 費用は2泊3日で9000円。 「島の中は年寄りの運転が多く、飛び出しに注意して下さい」 言われたのはこれだけでした。 |
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具志川城跡 かつて南西諸島全域がそれぞれ独自の文化圏を形成していました。 それが12世紀から16世紀に同一の文化圏を形成し、これをグスク文化圏というそうです。 その象徴が南西諸島各地に残る城跡(=グスク)だそうです。 久米島にもいくつもの城跡があります。 レンタカーを運転し、まず島の北端にある具志川城跡を見学しました。 城跡は海岸に面した高台にあり、小さな石が積み上げられた石垣で作られていた事がわかります。 |
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ミーフーガー 写真の右には子宝に恵まれない女性が拝むとご利益があるという大きな岩があります。 我が家は女の子2人を授かったので、特に拝む事はせず、カミさんはきれいな岩場を無邪気に歩き回っておりました。 これは具志川城跡のほんの横にあり、観光ガイドにも載っている有名なところですが、観光客には一人も遭いません。 静かなものです。 |
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車エビの養殖(1) 久米島は年間200トン以上の車エビを生産するそうで、これは日本一だそうです。 知りませんでした。 地図を見ながら養殖場の横を通っていたら、そこで仕事をしていた人から、「事務所に行くと見学の案内をしてくれますよ」、と教えてくれました。 天然では大きくなるまでに2年以上かかるそうですが、養殖では卵から6ヶ月程度で出火できる大きさになるそうです。 |
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車エビの養殖(2) 出荷場の中も案内してくれましたが、出荷直後なので海老はありませんでしたが、残っていたエビをカゴから出して、生で食べさせてくれました。 甘みのある、もっちりした味覚でした。 生きたエビの出荷は冬の間だけのようで、仮死状態のエビの出荷は通年でやっているそうです。 20℃→`15℃→11℃の3つの水槽をくぐらせてエビを仮死。状態にして出荷するそうです。 |
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お化け坂 車エビの養殖場から242号線に入って少し戻り、”お化け坂”に行ってみました。 ここで初めて観光客に会いました。 「あそこの橋まで行って、ギアーをニュートラルにすると車が後ろに下がります」 という事なので、やってみました。 確かに絶対に下り坂に見えるのに、車はバック方向に動き出しました。 |
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タチジャミに行く途中の風景 蒼い海、蒼い空、緑の木々、本島に美しい風景です。 車を道路に停めてしばしこの景色を楽しみます。 こうやって車を停めても、1台の車も来ません。 本島に人の気配がしない島です。 島の北側はあまり人が住んでいる雰囲気ではありません。 久米島も冬は北風が強く、それなりに寒いそうなので、集落は自然と南側に集まったのかも知れません。 |
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比屋定バンタ(1) そろそろ昼食の時間になったので、一度ホテルの近所に戻ろうかと思って242号線走っていると何か展望台があります。 登ってびっくり!! 島の南東方向から北西方向の180度が一望できる素晴らしい展望台です。 あまりにも素晴らしい眺めにしばし見とれてしまいました。 |
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比屋定バンタ(2) 展望台の下では土木作業員が数名お昼を食べています。どうも展望台横の売店で買ったものを食べているようなので、私達もここに入って昼食を買うことにしました。 カミさんはチャーハンと鶏の唐揚げを3個、私は沖縄そばにソーキを2切れ。 これで何と400円です。 展望台のベンチに腰をかけて海を眺めながらの昼食、最高でした。 |
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比屋定バンタ(3) 白く見えるのは観光スポットの”ハテの浜”です。 この左側の遠くに渡名喜島、その左に慶良間列島が見えます。 丁度展望台に地元の方でしょうか、上がってきてお弁当を食べ始めたので沖縄本島は見えるかどうか尋ねたところ、それは無理、という返事でした。 沖には漁船らしき船が1隻、釣り船らしき船が1隻見えました。 |
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宇江城城跡(1) 展望台で声を掛けた方から、この島で一番高い宇江城城跡に行くと360度の展望が見れるので是非行ったら、と言われたので行ってみました。 比屋定バンダから少し行ったところを左折して2.8Kmの山道を走ると、到着。 確かに360度の展望は素晴らしいのですが、景色としては比屋定バンダからの方が素晴らしいと思いました。 ここからだと天気のいい日は沖縄本島が見えるそうです。 |
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宇江城城跡(2) さて、元ラジオ少年はこんなところまで超小型高性能無線機を持ってきております。 何が聞こえるかあちこちの周波数を探ってみましたが、沖縄本島かららしきFM放送とか、沖縄本島の車から電波を出しているアマチュア無線の交信が聞こえました。 ちなみに久米島にはFM放送局があり、89.7MHZで出力80W,懐メロ、歌謡曲と我々の年代向けの懐かしい曲を流しています。 |
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真謝のチュラ福木 宇江城城跡から再び242号線に入り、真謝という街の通りを抜けるとききれいな福木並木があります。 ”チュラ福木”というらしいのですが、チュラとは美しいという意味だそうです。 なかなか立派な並木で、太陽の光の下での光るような緑は目に沁みます。 |
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ウミガメ館 一応観光コースの中に入っていたので行ってみましたが定休日でした。4日目に行ってみましたが、「ま、こんなもんか〜」、という感じでした。 前には浦島太郎と乙姫様の像があるのですが、乙姫様はかなり年増で肥満気味。 浦島太郎も中年じみた顔をしており、イマイチの像でありました。 |
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2日目の夕食(1) 4時頃にホテルに帰り、一服です。 その後熱い風呂に入り汗を流して7時頃に就職に出掛けました。 今日は本命の”波路”です。 ここでも刺身と何種類もの沖縄料理を注文、オリオンビールと焼酎を頂きました。 焼酎は昨日の事があったので、本日はカミさんによって1合に制限されました。 尚、写真の刺身は並の1人前で、これに食後のコーヒーが付いて700円です。 |
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夕食(2) この居酒屋大きく2つの部屋に別れており、左側が座敷、右側がテーブル席の部屋になっていました。 私は畳にベッタリ座る事ができないのでテーブル席のある部屋に通してもらいましたが、こちらの席には客がキープしている焼酎がズラリ並んでいましたので、地元の人が使う事が多い部屋かな、と思いました。 カミさんは食事をして、私は液体燃料を注入して、いろいろと肴を作ってもらって会計は5000円、非常にリーズナブルでした。 |
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何だろう? 泡盛は普通ロックか水割りで飲むのですが、店の中にはちょっと変わった飲み方のメニューが貼ってありました。 ”コーヒー泡盛”、何となく飲んでみた気になるのですがこれだとツマミが難しいな〜、”泡盛カルーアミルク”、これって何だろう? 残念ながら2つとも飲むことができませんでした。 この次久米島に来たら絶対飲むぞ!! |
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ホテルの窓からの朝日 金色に輝く太陽が静かに昇ってくる朝日もなかなかのものです。 早くも浜辺を散歩している人の姿が見えます。 ホテルの部屋はソファーベッドが一つ、安楽チェアーが一つ、それにテーブルがありゆったりとしいます。 昼寝をしたり、本を読んだり、パソコンしたりしてくつろぐ事もできます。 ロングステー用の料金設定はあるか聞いてみたところ、ないとの事でした。 残念! |
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朝食 バイキング形式のみですが、ここのホテルの料理の種類は普通のホテルより種類が多いように思いました。 またレストラン自体の面積に対してテーブルがゆったりと配置されており、屋外の席もあるので、雰囲気も申し分ありません。 朝食をこういうレストランでゆっくり食べるのもなかなかいいものです。 |
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久米島のリピーターさん このホテルに来た時から朝からビールを飲んで、まったりと朝食を摂っている人がいて、大変気になっておりました そこでカミさんに声をかけてもらい、ちょっと話をする事ができました。 久米島は7回目、大阪から一人で来ているそうで、朝からビールを飲んで、日がなゆったりと過ごしている優雅な人でした。 「イヤー、最高ですね、ここは。夜?毎晩海坊主(居酒屋)に行って飲んでます」 |
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はての浜(1) 久米島の一番の観光スポットである”はての浜”には船で25分かかります。 ですから自分で勝手に行くことはできません。 いろいろなコースがあり、0900出発1400戻りで昼食付き、0900出発1200戻りの簡単なコースとかがあります。 値段は1人3000円くらいから7000円くらいまでいろいろなコースがあります。 みんな黄色いカボックを着用して、海風に吹かれてご機嫌です。 |
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はての浜(2) 浜は島の東側にあり、長さ7kmの3つの砂洲からできています。 噂どおりの実に美しい浜です。 水もきれいで浜辺を歩くと魚が足下に来たりします。 ここに来るときは特に日焼け止め対策をやっておかないと後で大変な事になります。 私は若いときに南方の島でエライ目に遭った事があるので、日焼け止めクリームを首とかに念入りに塗っておきました。 |
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はての浜(3) ここではシュノーケルとかも。貸してくれ、インストラクターが指導もやってくれます。 茨城県のつくばから一人で来ていた私より少し若い方と話をしましたが、沖縄には仕事で30回以上来ているが久米島は初めてだ、と言ってみました。 乳飲み子を抱いた若い夫婦も来ていましたが、私達の若い頃は考えられない事です。 |
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はての浜(4) 浜には太陽を遮るものは何もなく、ゆっくりするにはパラソルと椅子を借りる必要があります。 太陽を遮ると日射しは強いのですが、大変涼しく、昼寝をするには最高です。 凍らせたお茶を持ってきたのですが、これに加えてビール、それにラジオを持ってくると最高ですね。 こういうところでFM久米島を聞きながら、凍ったビールを飲む、よし!今度来るときはこれをやろう!! |
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本日の昼食 はての浜から戻って、さてどこで昼食を食べるか、カミさんが亀吉がいいのでは?という事で亀吉に行くことにしました。 定食は大体が700円、中には1000円というのがありますが怖くて頼めません。 久米島サイズが段々わかってきたからです。 という訳でカミさんは久米島焼きそば、私はカツ丼を頼みましたが、ご覧のとおり。(コーヒー付き) 久米島って、食べ物の注文の方法が難しいところです。(笑) |
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久米島博物館(1) 久米島には立派な博物館があります。 観光ガイドには島を観光する前に行くことを勧めています。 私達は残念ながら3日目に行きました。 駐車場に車を停めますが他に一台もありません。 あれ?間違ったかな?と思ってしまうほどです。 私はどんな小さな博物館でも旅行に行った先に見つければそこを尋ねる事にしています。 博物館と名を打てば、必ずキチンとした人が考えてそれぞれのテーマについて解説しているからです。 |
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久米島博物館(2) 中に入るとシンとしています。職員の女の子が出てきてひとり200円の入館料だと言います。 中に入るとよく整備されているのが一目瞭然でわかります。 12世紀辺りから明治までの歴史について、日本(薩摩藩)は侵略者であるが、中国は庇護者である、という沖縄の歴史が延々と記されています。 それと久米島は明治になるまでは慢性的な食糧不足に悩んでいたようです。 |
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久米島博物館(3) 久米島を中心に1000kmで円を描くとこのようになります。 東京より北京が近く、フィリピンは京都・大阪より近い位置にあります。 那覇の首里城は西の北京を向いている、とはっきりと説明されていますが、ここにはそういう説明はありませんでした。 沖縄というのは昔も今も”日本”とは綱引きをする関係にあるのが何となくわかります。 |
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五枝の松 樹齢250年の琉球松です。 この松は上に伸びないで、根元で分岐して横に伸びています。 ここが珍しいところなのでしょう。 ここの横の土産物屋に入ったのですが、店のオバサンはテレビをずっとみていて、私達の事は目に入らないようでした。 何も買わない客というのが一瞬でわかるようです。 |
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熱帯魚の家(1) 久米島の観光案内ブックによると久米島には22カ所の観光スポットがあります。 今回はその中の15カ所を訪れましたが、中には「ウーン、、、」、と唸ってしまうところも無きにしもあらずでした。 ここも近くを通ったので、「ま、せっかくだから」、くらいの感じで訪れました。 車を降りて海を見ます。 「確かにきれいな風景だな〜、、、ところで熱帯魚はどこ?」 |
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熱帯業の家(2) 岩場の先に行って下を見ると、いるわいるわ、熱帯魚の群れです。 大きな鯛の形をした肉付きのいいのから小さな鮮やかな水色の魚まで、無数の熱帯魚が勢いよく泳ぎ回っています。 こういうきれいな海水の中を泳ぎ回る熱帯魚、水族館とは全く違った美しさがあります。 確かに”熱帯魚の家”というのはふさわしい名前でした。 |
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嵐の前の静けさ 久米島に来て4日日目の朝です。 朝食の後にホテル前の海岸をブラブラと散歩してみました。 実は西南諸島方面に台風が接近しており、あちこちでその対応を始めています。 波高4mくらいが予測されているので、浜辺付近のテントとかも撤収を始めています。 久米島は今年は雨が少なく、畑のさとうきびも不作でかなり困っている様子でした。 この台風で水不足が解消されるといいのですが。 |
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やちむん土炎房(1) 昨夜は”海浬”という居酒屋で夕食を食べた(私は一杯)のですが、ここで3名の地元の方と知り合いになり、いろいろと話をする事ができました。 丁度私達の後ろの席に3人が座っており、年齢的にも私と同じくらいで、気になってチラチラ見ておりましたら、声を掛けてくれたのでした。 中の一人が玉城さんという町会議員さんで、この”やむちん土炎房”に行くように勧められたので訪れてみました。 |
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やちむん土炎房(2) 到着してベルを鳴らしても、大声を出しても誰も出てきません。5分くらいしてやっと私と同じ年配の男性が出てきました。 お名前は宇江城さん、40才くらいになって焼き物を始められたとの事でした。 いろいろ話を聞くと宇江城さん、学校を卒業して何と三重県四日市にある造船所で2年ほど働いていたという事で、びっくり。 「鈴鹿サーキットにはとうとう行く機会がありませんでした」、と昔を思い出すように言ってみえました。 |
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やちむん土炎房(3) ここでは観光客向けにシーサーの製作、色づけなどの体験教室もやっており、宇江城さんの作品も販売しておりました。 なかなか渋い作品で、私はマグカップと壁掛けの一輪挿し花瓶、カミさんは湯飲みをを買いました。 宇江城さんの敷地(山林も含む)は2500坪あり、この一角に久米島にロングステーで来る人用のレンタル・コテージを製作中でした。 宇江城さんは各方面、万事器用な方とお見受けしました。 |
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球美(クミ)の里 昨夜玉城さん、それに宇江城さんにも勧められたのでやちむん土炎房から歩いて5分ほどのところのNPO法人”球美の里”を見学させて頂きました。 説明によると、福島原発事故で被害を受けた福島の子供達の心身の健康を守るために、子供をここに呼んで元気にする、という活動をやっています。 代表の女性の方(お名前を失念)に詳しい説明を受けましたが、活動の信念の程がひしひしと伝わってきました。 |
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最後の昼食 さて、明日は朝のフライトで帰りますから、久米島で食べる最後の昼飯時になりました。 どこで食べるか?迷わず”波路”に直行です。 カミさんはマグロステーキ定食と車エビの天ぷら、私は刺身定食を食べました。 この刺身の盛り、ハンパではありません!! これで一人前で、650円!! カミさんのマグロ・ステーキも特大でした。 |
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サイプレスリゾート久米島 最後の日は空港近くのホテルに移りました。レンタカーを返して、ホテルまで送ってもらいチェックイン。 きれいなホテルで、窓から見える夕日が最高という事なのですが、台風の接近で雲が垂れ込んでおり、夕日が見れず。残念! 夕食は近所に居酒屋はなく、車がないとホテル内のレストランで食べるしかありません。 値段は居酒屋の3倍以上かかりました。 |
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久米島の焼酎 ここに来るまで、久米島の焼酎(泡盛)は飲んだ事は殆どありませんでした。 久米島の焼酎はアルコール度が非常に高く、私は水で割って飲みました。 ”美ら蛍”という銘柄が気に入ったので、これを買って帰ろうかと思いましたが、止めました。 多分、家に持って帰っても島で飲む味と違うと思ったからです。 ”美ら蛍”はもう一度久米島に来て飲もう、そう決めました。 |
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さて、朝食済ませて、、、 出発前の朝食、島に来て初めての洋食です。 私は退職してからの朝食は日曜日を除き、パン食です。 ここ4日間連続でご飯の朝食を食べましたが、パン食に慣れているとご飯の朝食は少々重く感じます。 ここのマンゴーのジュースはおいしかった、、、。 |
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ホテルのレストラン ここもレストランからは海が見えます。 夕食を!食べたときは利用していたのは4組ほど、朝食でも5組ほどしか見掛けませんでした。 ウーン、シーズンが外れるとこういうレベルなのかな〜、、、。 ホテル従業員のひとりと話をしましたが、千葉県からこちらに来たそうで、冬は結構寒くて、あわてて実家に着るものを送ってもらった、と言ってました。 |
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久米島空港正面 ホテルのバスで空港まで。大きなバスに乗ったのは私達2人だけ。 運転手さんにも声をかけてみました。 「私は福岡出身で長距離トラックの運転手をやっていました。 そして家内がこの島出身なのでここに来ました。 住めば都って本当ですね」 ここの生活に満足している様子でした。 |
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空港待合室 ゲート入り口の前には立派な土産物屋もありますが、客はゼロ。 朝のフライトは0830、0910と2便ありますが、こ の日は2便あわせてこれくらいの人数でした。 セキュリティーには併せて6人の警備員がいましたが1日6便のフライトではヒマだろうな〜、、。 カミさん: 「ところでラウンジはどこにあるの?」 私: 「そんなものここにある訳ないだろ!」 |
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到着した飛行機と離陸する飛行機 向こう側の飛行機が0830出発、手前の飛行機が到着したばかりの私達が乗る0910の飛行機。 飛行機は到着すると客を降ろし、 機内清掃のオバチャンが3人ほど機内に入っていきます。 でも5分もしないうちに出てきます。 パイロットもキャビンアテンダントも飛行機から降りてきません。中で昼寝しているのだと思います。 実にのんびりです。 いいですね〜、、、この雰囲気。 |
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那覇経由、中部セントレア空港 飛行機は定刻通りに離陸、直後にイーフビーチが眼下に見えます。 私達の泊まったホテルもくっきりと見えます。 島を離れると眼下の海は台風の影響でかなりの白波です。 海面風はウーン、330度/20Kt(40m/秒)くらいかな? ナゼか私は海面風をかなり正確に読めます。 那覇までは20分のフライト、一瞬で到着です。 |
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久米島の5日間はあっという間でした。 天気もよかったし、ホテルも客が少なくて静かだったし、レンタカーでのんびりと島内見学ができたし、食べ物はおいしかったし、泡盛は最高だったし、点数を付けると95点くらいかな。 限られてはいましたが、島の人との接触もありました。 大体が若い人は愛想がありません。でもこれは表面だけで、こちらが心を開けば純朴な人ばかりです。 島の人について、誤解を招くことを恐れずに表現するなら、”言うことと、思っていることと、態度・やることの差が小さい人達”、と言えるのではないかと感じました。 (この3つの差がものすごく大きい地方が本土にあります。その地方の人間はそれを自らも認めているという不思議な連中でもあります) 今回の旅行は4泊5日とあまりにも短すぎましたので、ちかいうちにもう少し長く行ってみようかと思っています。 今度は大阪から来た方のように、朝からビール飲んで、一日ゆったりと過ごす、そういう滞在をしてみたいな〜、、、。 早くも次の訪問の計画を練っているのであります。 |
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