イタリア:番外編
旅行をすると面白いこと、おかしなこと、フーンと妙に納得すること、いろいろなことに出会います。
れがグループ旅行ではなく、個人旅行ですとハプニングの連続で経験という意味からでは、面白い出来事にぶつかる訳ですが、グループ旅行ですとこの辺が限られてきます。

今回のイタリア旅行でもそんなことがいくつかありましたので、その中の一部を紹介します。寸評はあくまで”番外編”という事で、適当に私の個人的な主観で書いてありますので、あまり気にしないようにお願います。
テルミニ駅の地下道

空港からローマ市内にあるテルミニ駅までは特急電車で行き、ここで地下鉄に乗り換えます。
特急電車を降りてから地下鉄の駅までは相当長い距離の地下道を歩きます。

この写真では明るく写っていますが、非常に暗いところもあり、後で聞いた話によると結構危険な場所でだという事でした。

知らぬが仏、私達はキョロキョロしながらスーツケースを引きずって歩きました。
サンピエトロ広場の尼さん

どうも尼さんの間ではリュックが流行っているらしく、ローマ市内で何人もの尼さんに会いましたが、みんなリュックをしょっていました。
色はユニフォームに合わせて、みんな黒色でした。

電車の中でウオークマン聞いているお坊さんとか、スニーカーはいているお坊さんを日本に行ったときに見たことがありますが、ナゼかこれを思い出してしまいました。
検問所

ここはドーモに入る前の服装検査を行います。ドーモの中に入る時はノースリーブとかヘソ出しルックは入れません。

入れなかった人は退去するか、外で連れを待つしかなく、左側で腰掛けている人は不合格になった人達です。

タイの寺院では短パンもダメでしたが、イタリアではOKのようでした。
仮合格

ドーモによっては服装不合格者に対し、写真のような服(?)を貸して仮合格にして、入場を許しているところもありました。

またドーモの中では脱帽しなくてはなりませんが、女性は脱帽しなくてもよい事になっています。
女性の場合、西欧の考え方は帽子は服装の一部ですね。
人数カウント

今回のグループは42名とい大人数でした。
解散、集合の都度添乗員さんは人数をカウントしなくてはなりませんが、今回の添乗員さんは、みんなを歩かせて、カウントしていました。

20名くらいですと集団を2,4,6,と数える事ができますが、これだけ大人数では無理なので、こういう方法になったのでしょう。
朝の郊外のラッシュ

イタリアに限らずヨーロッパは小型車、日本で言えば軽くらいの車が非常に多いのですが、フリーウエーは100km以上でバンバン走ります。

写真の道路はローマ郊外のフリーウエーですが、朝のラッシュでも何とか流れています。
ちょっと渋滞が始まると、新聞を読むドライバーがいました。
バチカン図書館

ちょっとわかりにくいのですが、対抗車線のうちの1車線を反対車線の車が走っています。

これはイタリアでは工事が入った時によく行われる方法で、工事で1車線または2車線を封鎖すると渋滞が発生するので、対向車線を反対車線の車が使い、渋滞を緩和するというものです。

ナルホド、という方法です。
ローマ市内のアパート群の駐車場

ローマ市内は決定的に駐車場が不足しています。
ローマ市内は地下駐車場を作るのが非常に難しいそうです。

理由はちょっと穴を掘ると遺跡が出てきて、そこで工事ストップになるからです。
ですから地下鉄も2系統しかなく、しかも非常に深いところを走っています。
(地下鉄で地上に出るには長い、長いエスカレーターに乗ります。)
カミさんの車

シエナの駐車場でカミさんがオハイオで乗っているのと同じ車を見つけましたが、やけにでかく見えてびっくりしました。

この車は何の変哲もない2.4リッターのCRVという車で、イギリスの工場で作ったものです。
オハイオではかわいらしいサイズに見えますが、ここではそんな感じはしません。

オハイオのように6リッターのトラックに人間1人が乗ってぶっ飛ばす、という風景はイタリアではお目にかかれませんでした。
急造バラック

第二次大戦が終わり、戦場となったイタリアは先ず、国民の住むところを確保しなくてはなりませんでした。(これは日本も同じでした。)

そんな事情で建てられたアパートが、イタリアではまだ立派にたくさん使われていました。

壁はボロボロになってレンガがむき出しになっており、かなり問題があるそうなのですが、建て替えの計画もなく、使われているそうです。
ナポリを見て死ね

「 See Naples and die. 」、つまりナポリの美しさ強調するイタリアの古い諺を英訳したものです。
職場のあるオハイオ人2名にこれを言ったら、知りませんでした。

しかしナポリは非常に治安が悪く、観光案内書にも危険エリアがはっきりと書かれています。

ナポリに行くと死ぬ。」、今ではこう言われています。(現地ガイドさんの話。)
デモ

イタリア人にとってデモは一種のレクレーションみたいなものだそうです。どこかでしょっちゅうやっているみたいです。

このデモはナポリで見たのですが、現地ガイドさんが一生懸命字幕を読んだのですが、何を主張しているのかわかりませんでした。
字幕を逆さまに持っている人もおりました。

ガイドさん曰く、「せっかくデモをやるのだから、主張はわかりやすく書いて欲しいですね。」
傘を売る浪人

イタリアにも長屋で傘張りをして、仕官の口を探している浪人がいるようです。

傘の上には意味不明の漢字らしき文字が書かれていますが、このような文字しか書けないようでは仕官の口探しは諦め、一生傘張りをやった方がいいと思います。

この傘は日除けには少々の効果がありそうで、時々紅毛碧眼の観光客が使っておりました。
もしもしカメよ、、、

ではなく、”カメオ”でした。
イタリア製がが有名で、ツアーの中で工房に案内されました。

非常に高価で、見栄えのする5〜6cmくらいの物になると私の小遣いでは買えません。

元はと言えば、男が用いる装飾品だったそうで、1枚の布を着て、それを肩のところで留めるために作られたのが起源だそうです。
シンボル

ポンペイの遺跡で、道の石に刻まれていました。

これはある特殊施設の方角を示しており、ナルホド簡潔明瞭な表現方法だと思います。

特殊施設の見学も行いましたが、施設内部にはサービス内容がわかりやすくビジュアルに表現され、好感が持てました。

尚、この特殊施設の前には液体燃摂取施設もあったようです。
らっしゃい、らっしゃい!!!

旅行会社企画のグループツアーですから1日に最低1店は連れて行かれます。
殆ど日本人専用のようなお店もありました。

ここで買うメリットは日本にお土産を送ってくれるサービスをやっている店があるので、それを利用する場合は便利かも知れません。

皆さん結構買い物をされていました。
イタリアビール

私は昼食、夕食時に毎回1〜2本頂いておりましたが、レストランでも普通は3ユーロでした。(400円ちょっと)
これと同じ値段で、このお店では土産として売っておりました。

オハイオみたいに1本80〜90円はともかく、こんな値段で売って、買って行く人がいるのか疑問に思いました。
ベネチアのレストランのビール

このビール1本と水がボトル1本で14ユーロだったと記憶しています。つまり2000円です!

日本に行ったときに夜のお付き合いで行くスナックでもビール1本1000円というのは希です。

理由はベンネチアは車ではなく、船で運ばなくてはならないから、という事だそうです。
お土産を買っちゃいました〜

イタリアはブランド品で超有名です。かつてイタリアは日本人の渡航人数で5番目の国で、買い物で人気がありました。

グループの中にも2日目くらいで、1枚目のカードが限度額に達し、2枚目のカードに切り替えた、という猛者もみえました。

私のお土産はベンチアングラス2個ととキーホルダー数個、それに置物1個でした。
中国人のガキ、あっ間違い、お客サマ

ローマのスペイン広場に行ったとき、自由行動になった瞬間、落雷大雨。
雨やどりで飛び込んだ店がグッチのお店。

そこで買い物はしませんが、誰が何を買うのかじっくりと観察させて頂きました。

イヤー、びっくりしました。17,8から20才くらいの中国人がバッグ、時計、ベルト、片っ端から買い漁っていました。
パスタ

イカ墨スパゲッティーです。ズバリ、私の口には合いません。
私は漁師町で生まれ、その後海辺で育ち、半人魚を自負していますが、これはおいしいとは思いませんでした。

イカは一番目に刺身、2番目に刺身、3番目も刺身、4番目が丸焼き、かな。
やっぱイカ墨は食わないなー、、、オレは。
イタリアワイン

イタリアはワインで超有名です。イタリアに行く、と言ったらオハイオ人でも、「SHIN、ワインを楽しんで下さい。」、と言われました。

トスカーナ地方のワインが有名な事くらいは知っていますが、私はワインはまあ1本10ドル〜せいぜい20ドルも出せば十分と考えています。

やっぱり私は米ワインですね、、、。
トイレ(その1)

ヨーロッパでは外ではトイレは基本的に有料です。
おしっこするのに、お金が必要な訳です。
町でどこかの店に飛び込んで用を足す、というのは普通出来ません。

どこかで運良く使えたとしても、便座はない、流れない、扉はない、と言う事は珍しくありません。
第一、紙はトイレに流してはダメ、というのが結構あります。
トイレの中にゴミ箱みたいなのがあってそこに拭いた紙を捨てるのです。これが山積みになって、、、。
トイレ(2)

このトイレは有料トイレ、しかも1回1ユーロ50セント。(200円くらい)
入り口は地下鉄の改札みたいになっています。

中は日本流で言えば、ごく普通のトイレです。

イタリア(ヨーロッパ)ではトイレが使える時はどんなトイレでも”出しておく”、これが基本です。

日本とアメリカは世界標準からすると、例外と思わなくてはなりません。
中世の町並み(1)

今回訪れた場所は当然観光地ばかりで、ローマ時代、そして中世の香りがする場所ばかりでした。

古い建物には昔と同じく、人が住んでおり今も”生活”がありました。

ガイドさんの話によると、このうような外観の建物でも中はびっくりするくらい、きれいになっており、そして何もかもピカピカに磨き上げられているのが普通だと言っていました。

一度見てみたいものです。
中世の町並み(2)

もしタイムマシンがあって、この場所で500年前に戻ったとしても同じ風景だと思います。
テレビのアンテナがないのと、多分窓枠は違うかも知れませんが。

イタリアは火事が少なく、理由は燃えるものが少ないから、とガイドさんが言っていました。
ですから消防はすごく暇だそうです。

ナルホド。
地元の人達

観光客がゾロゾロ歩いて、写真を撮って買い物をする町。
でもジモッチー(地元の人達)は直ぐにわかります。

屋外のカフェでくつろく人、井戸端会議に熱中する人、一目瞭然です。
これはサンジミヤーノの街角ですが、ナゼか年配の人が目立ちます。
若い人、特に若い男はやはりどこ勤め人になっているのでしょうか。
ドーモの中の祭壇

ベニスのドーモの中には懺悔のコーナーがずらり並んでいました。
案内してくれたイタリア人のガイドの話によると、ここの懺悔のの収入は世界一だと言っていました。

懺悔とは罪の告白でこれによって罪の許しを請う事らしいです。

と言う事は、ここの地域は罪を犯す人が多いと言うことかな?それで懺悔してチャラにしてまた罪を犯す。
懺悔は再犯防止には何の効果もない事がよくわかります。
グループツアー

近くに寄ってオバサンに、「ドイツから来たのですか?」、と聞いたら「イエス」、の返事が返ってきました。
ドイツの人は独特の雰囲気があります。
それに体も大きいのが特徴です。

どこから見てもスゴイ田舎者!という雰囲気が漂う人達でした。
皆さん、一生懸命にガイドの話を聞いておりました。
休んでいる連中

これはフィレンツェのシニョリーア広場だったと思いますが、白人はこうやってどこにでも直ぐに腰を下ろします。
中にはべったと座り込んでいる輩もいます。

日本では東京駅のど真ん中で、団体で腰を下ろしているのを見たこともあります。
明治神宮では警備員が、あちこちに座るガイジンに注意するのに忙殺されていました。

最近は高校生がコンビニの前でべたっと座っているのをよく見掛けます。
中国人の団体

今回の旅行中 "Are you Chainese? ” と何回も聞かれました。
でも” Are you Japanese? ” とはとうとう1回も聞かれませんでした。
それくらい大陸の不作法な東洋人があふれているのです。
イタリアの同志達よ、3国同盟の我が日本人を忘れたのか!!

それは別として、休憩しているオレのテーブルの前でミーティングするな!邪魔だ!
ゴンドラ

ベネチアのゴンドラは昔見た写真のとおり、このような運河の中を静かに通っていきます。
ああ、これが夢にまで見たベネチアのゴンドラ!

でも臭いのです。
そう、あのどぶ川の臭いに充満しているのです。周りの建物からはドボドボと汚水が出てきます。洗剤の臭いもします。

この臭い、8月頃がピークだそうです。
ゴンドラのチップ

ゴンドラから下りた女性の足下に注目。

バケツが置いてありますが、これにはゴンドラの乗り降りに手を貸してくれるオジサンへのチップを入れます。

我々日本人は1ユーロを入れるようにガイドさんに言われたので、100%の投入率を誇りました。

で、他の客はどうか橋の上から4〜50人観察をしましたが、投入率は0%でした。
憲兵隊(カラビニエリ)

イタリアには警察が一杯あります。8つくらいあります。それぞれ役割が違います。
問題に適した警察に行かないと、「それは警察に行け。」、と言われてしまうそうです。

それに警察と言えども決して信用できない連中が多くいるのはメキシコと同じのようです。

その中で唯一何とか頼りになるのが、この憲兵隊だそうです。
服装、態度の違いは一目瞭然でした。
ポンペイ遺跡見学(4)

イタリアは空き巣こそ泥天国です。普通の家の生け垣は近くに行くと鋼鉄の頑丈な鉄格子が中に入っていて、簡単に中に入れなくなっています。

アメリカはこういう物は必要ありません。道路と庭はそのまま続いています。

理由は簡単、敷地に入ってきた誰かを射殺しても正当防衛で犯罪にはなりません。
入る時は、即命をなくす覚悟が必要です。
拳銃、ライフル、弾はスパーで売っていますし、、。
イタリアの観光バス

バスはドイツ製でした。
驚いたのはバスの中で飲食してはいけない、と言われた時でした。
理由はバスが汚れるからだそうです。
飲んでもいいのはペットボトルの水だけです。

私は昨年に引き続きバスで一杯やろうと、オハイオから柿の種を一杯持ってきたのですが、一粒も食べることができませんでした。
イタリアのゴミ箱

ヨーロッパは驚く程エコロジーの”精神”が浸透しています。アメリカにいると異常に思えるくらいです。

イタリアも同じく”精神”は浸透しています。
しかし注目すべきは”実行”であって、これはどうかというと別な話とのこと。

ゴミ箱は色分けされており、それぞれ分別して捨てなくてはなりませんが、これを実行する人は非常に少ないという話でした。
小学生の団体

ミラノで見掛けた生徒。どこの国も小学生は同じです。先生が声を枯らして、注意しています。
でも生徒達は何も聞いていません。

大人が2〜3人付き添っていますが、PTAのようです。
一人の生徒が、「ハロー」、と英語で挨拶したのにはびっくりしました。
土産物屋

これはピサの斜塔で有名なピサに行った時の一軒の土産物屋。

ANIME GAME 漫画(漢字で書いてあった)とありました。
反対側の歩道だったので詳しい事はわかりませんが、この旭日はやはり日本のイメージなのでしょうか。
ちょっとギョっとしました。
クルーズ船

世の中、クルーズブームです。ナポリ、ベネチアの港で何隻もの巨大なクルーズ船を見ました。
地中海のクルーズは有名で、費用もそんなに高くはありません。

クルーズ船からは千人単位で観光客が上陸してきますので、観光地でこの団体にカチ合うと悲劇です。
オジイさん、オバアさんの団体の波に飲み込まれてしまいます。
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