オハイオの秋
オハイオの最高の季節は何と言っても私は秋だと思います。シーズンとしては9月の終わりからせいぜい10月の終わりまで、10月の下旬には初雪になる事も珍しくありません。
しかし11月の下旬までは気温が下がったり上がったりで、本格的な冬は12からなので11月一杯は秋と言えるかもしれません。

しかし最も秋らしい秋は、やはり紅葉のシーズンです。オハイオの秋の風景をまとめてみました。
私の家の近くの大木の紅葉

この大木は何故か他の木よりも早く紅葉が始まり、そして早く散ってしまいます。
紅葉の様子は家のダイニングルームからも見えるので毎日の変化がわかります。

毎年この木が色づくと秋がやってきたことをあらためて感じるのです。
朝の霜

芝生が霜で真っ白。これは10月中旬の朝の様子です。

夜明け前には0度以下になっても、日中は10度を越す、翌日の日中は20度近くになる、という具合に10月から11月のオハイオの気温は非常に上下が激しい。

11月になっても25度くらいになる事もあり、これをインディアンサマーと言うそうです。
公園の秋

アメリカの家は一般的に非常に良くエアコンが効いており、家の中では1年中ほぼ同じような格好で生活ができます。

このため家にいると季節感を「肌」で感じる事ができません。朝起きて、「う、今朝は冷え込む!」とががないのです。

ですから季節を感じるためには外に出て、変化を目で見て肌で感じなくてはなりません。
川縁の秋

オハイオの川はなぜか「清水」という感じの川がありません。これは池も同じで、どこもドロンとした感じです。

この川は比較的ましな方で、家から車で5分。夏、秋を問わずよく立ち寄る所です。

やはり秋の風景は川とか湖、池がないと様になりませんね。
そうそう、それとオハイオはこれと言った山もないので、やはり秋の風景は日本とはうんと違っています。
枯れ葉に埋もれた芝生

芝生が枯れ葉に埋もれています。
これも近所の公園の風景ですが、秋真っ盛りの時に公園に行っても人に出会うのは希です。

人が来ていないのではなく、来ているのですが広くて全く人が目立たないだけなのです。

ちょっと低めの気温の中、サクサクと枯れ葉を踏んで歩くと、本当に秋を感じます。
枯れ葉に埋もれた歩道

これもある公園の風景ですが、このような歩道が何キロも続いており、1時間以上をかけて散歩ができるようになっております。

日本のようにドングリの実を拾うとか、銀杏の実を拾うとかの楽しみはありません。このような木は植えてないようです。

やっぱり散歩だけではなく、何か持って帰りたいと思うのですが、、、、。
紅葉の中の散歩

このような風景が延々と何キロも続くのですが、道に迷いそうになります。
歩道は柵がしてあって、所々にベンチがあるので休憩できます。

写真のような感じの所はオハイオではゴマンとあり、ちょっと郊外に行くと5000坪とか、6000坪の敷地に住んでいる連中が結構おりますので、自分の家の庭がこんな感じなのでしょう。
初冬を感じます

紅葉もすっかり落ちてしまい、もう冬を末ばかりの風景です。これは11月中旬の暖かい日の公園です。

少々寒くても11月であれば厚着をすれば問題はありません。

アメリカの秋はサンクスギビングデー、12月のクリスマスにつながっており、「これで今年も終わりか。」というような感傷的なものはありません。

むしろ何か、うきうきした感じにさえなります。
紅葉の次はクリスマスです

11月の終わりにはオハイオは殆ど、冬景色になってしまいます。が、やはり11月一杯は「秋」です。

秋と冬の境目は何と言っても「サンクスギビング」で、普通は土日を併せて4連休になります。これが終わると、さあ、冬です。

でも12月は1年の中での最大の楽しみのクリスマス。もうどこもかもがクリスマス一色になります。個人の家、スーパー、デパート、会社の中にまでイルミネーションとかツリーを飾ります。

私はクリスチャンではありませんので、よくわかりませんが、まあ堅いことは抜きにして一緒にウキウキする事にしております。


厳しい冬の前の、きれいな秋、オハイオもなかなか捨てたものではありません。
inserted by FC2 system