東京見物−1
休暇で帰った日本。でも半分近く仕事をするハメになってしまいました。しかも土日を挟んで。この土日をどのように過ごすのか、これが問題。
そんな訳でその2日間、東京見物に徹する事ににしました。実は東京という所は仕事をする都市の機能だけではなく、一大観光地でもあるのです。
更に東京は世界一公共交通機関が発達しており、しかも面積がうんと小さいのでどこでも直ぐに行けるという、これもまた世界一便利な場所でもあるのです。
ホテルで朝食を食べた後、うんとラフな格好に着替え、フロントで東京の地図をもらいました。
ロビーのソファで地図を見ながらコースを選択。いろいろと考えましたが、今はアメリカに住んでいる身。ここはひとつなるべく日本的な場所を選んで見学コースを決定。

たっぷりと時間をとり、交通手段は全てJRと地下鉄を利用。あとは2本の足で歩く。ポケットにはお金とデジカメだけ。
1日目は半日コース。2日目は1日コースにしました。
明治神宮

代々木で下りて5分も歩くと明治神宮の東側の入り口に到着。鬱蒼と茂る森の中を通ると本殿にたどり着きます。

土曜という事もあって結構な人が来ておりました。外国人の姿もちらほら。

着物を着ている女性が多く、「?」と思ったら次々に結婚式が行われており、約1時間の間に4組程を見かけました。

いったい今日は何組の結婚式があったのかな?
本殿横の授与所

あっと驚く容姿端麗な着物姿の女性がおりましたので、思い切って1枚撮影。
残念ながら正面からは撮れませんでした。
日本女性は着物に限ります。

授与所でお守り他を買いました。私は信心深い方ではありませんが、買わないといけないような雰囲気につられてしまいました。

でもお守り5個で4000円はちょっと高いんじゃない?
本殿正面

私もお賽銭を投げてお参りを。八百万の神のご加護を賜りますように。
賽銭はついでに1ドル札も投げておきました。
御利益半減かな?

気になったので賽銭箱を覗くと1000円札、5000円札もちらほら。10000円札はなかったなー。

賽銭箱をのぞき込む私はやっぱり全くの俗人かつ不謹慎な人間であります。
新郎、新婦

このような姿が境内のあちこちで見られました。

これは式が終わった後なのか、これから式を行うのかよくわかりませんが境内を横切って行きました。

初冬の暖かい土曜日の午後、結構な人出にもかかわらず大きな声を出す人もなく、静かな明治神宮でした。
写真撮影

しばらくあちこちブラブラして再び本殿の付近に戻って来たら先程の行列の一行が写真撮影をするところに出会いました。
たくさんの人が見ている中、皆さん緊張している様子。

私の横で某国(東洋人)の数人が菓子を食べながら、ぺちゃくちゃ。
「境内はものを食べてはいけません。タバコもダメ。」
私は日本語で、手振りで注意してしまいました。
「あ、すみません。」
かなり流ちょうな日本語で返事をしてすぐに食べるのを止めてくれました。
本殿入り口の鳥居

私は本殿横(神楽殿)の入り口から入っていったのですが、普通はここからこの鳥居をくぐって本殿に向かいます。

従って今回はこの鳥居をくぐって出るだけになってしまいました。
この鳥居の向こうが本殿です。

2時を回り、そろそろ帰ろうかという時です。
教育勅語の十二徳

昔教育勅語というものがあったというのは知っておりましたが、その十二徳というのを口語で分かり易く表現したのを見たのは初めてです。

じっくり読んでみましたが、当たり前の事が書かれてありました。
振り返って、「十二徳に関し我如何」と自問するに、自信を持てるものは皆無也。

一部の人は教育勅語を問題にするようですが、日本以外の国の子供は殆どこのような事を学んでいるような気がします。
明治神宮御苑

元は井伊家の下屋敷の庭園で明治に皇室の料地になったものです。25000坪の広さがあり、このような素晴らしい庭園もあります。

参道横から入る事ができました。500円也を払って入りますが500円の価値はあります。

私を横切って前に行った人の顔を見ると、あれ、どこかで見たことのある人です。
テレビの時代劇に良く出てくる俳優でしたが、名前は思い出せませんでした。
他の人もその俳優をジロジロみておりました。
御苑内の池

南池というそうで、数人の人が水鳥のシャッターチャンスをうかがって粘っておりました。

私はここで一服。
皆さんが狙っている方向に目を凝らすと微かに鳥の動きが見えましたが、肉眼では何をしているのか良く分かりませんでした。

この広い御苑内で見かけた人は、このグループを含めて20人程度で、ブラブラと1時間程も散歩をしてしまいました。
原宿側の大鳥居

御苑を出て数百メートル歩くとこの大鳥居があります。
ここから原宿の駅までは更に2ー300m。

明治神宮は都内でも一番木が茂っている場所で、東京のど真ん中にいる事を忘れてしまう程です。

こんな所に行って、「何するの。」という人がおりましたが、何もしません。
ただ散歩をするだけでいいのです。
JR原宿駅

明治神宮を出て陸橋を渡るとJR原宿駅で、途端にこの人ごみ。さてここからどこへ行ってみるか。

ここに来たのは何年振りかと考えてみたら、7ー8年振り。以前埼玉にいたときに竹下通りに行きたいというので、来ましたっけ。
そうだ、竹下通りに行ってみよう。

駅に沿って歩き出しましたが歩道は狭いし、やたらとガードレールに腰を掛けている20才前後の若いのが一杯おり、その歩きにくいこと。
竹下通り入り口

明治通りまで続く竹下通りは重箱に詰めた黒豆みたいな感じでした。
ここに集まって来る連中は大体13ー20くらいの感じ。私みたいなオジサンが一人で来る場所ではありません。でも半分くらい入ってみました。

何でこんなものが2000円もするのだろうとかそんな物ばかり売っております。テレビで見るタレントの店があちこちにあります。フーン。

原宿の駅に戻るとどっと疲れが出たので、ホテルに帰る事にしました。
この日は午後からの見物でしたので、5時間程でおしまい。
行ったのは明治神宮と原宿の駅の周りをうろうろしただけに終わってしまいました。明治神宮で3時間程のんびりした結果、何もかも忘れる事ができ、日本に帰ってきたという実感が少し沸きました。
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