ニューヨーク郷愁旅行
オハイオから日本に帰ってあっという間に2年が経ちました。オハイオの14年間は少しずつ丸みを帯びて全てが懐かしく思い出されます。
この第二の故郷とも言えるオハイオには近いうちに必ず行ってみたいと思っているのですが、行くとなると1週間とかの日程では足りず少なくとも2週間は欲しくなります。
ところが今はまだ会社で働いている身分なので、2週間の休みは取れません。

そこでオハイオに行く前に今まで訪れたところで印象的なところをさっと廻ってみる旅行に行ってみる事にしました。
さてどこにするか、いろいろと候補はあったのですが、NYに行くことに決めました。
フライトを調べているとJALは今年の5月から成田/ボストン便を就航させている事がわかり、NYと一緒にボストンも再訪する事にしました。

日程はNYが4泊5日、ボストンが2泊3日、合計6泊8日。これであれば会社の休暇の範囲で旅をする事ができます。
帰国後初めてのアメリカへの旅、少しウキウキしながら出掛けてきました。
先ずはNYの旅の様子です。
ボストンまでのフライト

JALは既に国際線でB747を使っていません。北米路線はB787、B747より少し小さい飛行機ですが、非常に快適です。

成田を飛び立って高度約1万メートル、飛行機は雲の上を順調に飛行を続けます。
チビチビと液体燃料を舐めながらのフライト、揺れも殆どなく実に快適です。
ボストン・ローガン空港

ローガン空港はダウンタウンのほんの近くで、大変便利な空港です。
川の向こうのほんの近くにダウンタウンのビル群が見えます。
これからいくと成田空港とかセントレア空港などは何と不便な空港でしょうか。
天気は快晴、気温は20℃近くあります。

オオ、5年ぶりのボストン!SHINは少し興奮気味であります。
ボストン・サウスステーション(1)

成田からのフライトはボストンに着きますが、ボストンを観光するのは帰りで先にNYに行きます。
NYまでは飛行機ではなく、AMTRAKを使うことにしました。

AMTRAKに乗るためにはダウンタウンのど真ん中にあるサウスステーションに行かなくてはなりません

駅は普通のビルのような感じで、大きなドアーももちろん自動ではなく、よいしょと自分で開けます。
アメリカです。
ボストン・サウスステーション(2)

待合室です。
ホームは10本以上ありますが、時刻表を見ると1時間にいろいろな方面に3〜4本程度の運行です。

どうやって乗るのか、チケット販売のカウンターに行って聞こうとしましたが、そんなのオレの仕事じゃネーよ!という返事で、答えて答えてもくれません。

あまりの態度の悪さにムカッとしましたが、旅の最初でケンカしても面白くないので諦めます。
アメリカです。
ボストン・サウスステーション(3)

待合室では放送などによる列車発車のアナウンスは一切ありません。
ですから列車の運行掲示板を見て、時間になったらそのホームに行きます。

列車には発車10分くらい前から乗れますが、ポーターを頼んで荷物を運ばせると30分以上前からホームに入れ、列車に乗れます。
列車は指定席ではないので自分の気に入った席を取るためにはこの方法を使います。。
AMTRAKの列車内

ポーターの案内で列車内に入ります。ホームは薄暗く、列車内も薄暗く日本の新幹線のイメージとはかなり違います。

さすがに席はゆったりと広く、まあまあ快適です。
しばらくすると乗客が少しずつ入ってきて、結局席は80%以上埋まってしまいました。

列車の窓は思ったより小さくて、ガラスも汚れています。やはり日本の新幹線は突出している事をあらためて認識しました。
一路ニューヨークへ

列車は定刻に出発、サウスステーションを出て2つくらいの駅に停車しますが、誰も乗りません。

列車は海沿いを走るので時々海が見えたりして、アメリカの風景が車窓を流れていきます。

4時間の旅で反対車線の列車と行き交ったのは確か1回だったか2回だけ。
ボストン→NYは1日に6〜7便程度の運行なので納得です。
ニューヨークに近くなりました。

4時間旅の中で社内放送は数回しかありませんでした。
発車直後に簡単に1回、それと数回の停車の時だけです。
これに比べると日本は列車の中も、ホームもアナウンスだらけで、グチャグチャうるさい!!

車内販売もありません。何か欲しければ8号車だったか12号車だったかに買いに行かなくてはなりません。

あと20分程でNYのペンステーション到着です。
NY到着です

NYペンステーションも古くて薄暗い駅です。マディソンスクエアーガーデンの下にあります。
駅を出て東に向かって6AVまで歩きます。

ここからホテルまではタクシーで行く予定でしたが、タクシーは捕まえられそうもありません。
バスの方が確実そうなのでバス停を探してバスに乗りました。

私: 「53STの方に行きますよね」
運転手: 「イエス」
49STでバスを降ります

バスは6AVを北上、49STでバスを降りホテルのある53STまで歩きます。
「RADIO CITY か〜、懐かしいな、、、」、とか心の中で思いながら歩きます。

やっとホテルに到着です。
時間は土曜日の18:30。中部セントレア空港のホテルを土曜日の06:30に出て25時間、長い長い旅でしたが変化があって楽しかった、、、。

ホテルへチェックインのあと夕食です。やはり最初の日はコテコテのアメリカンレストランへ。
美味しいステーキでした。
チェルシー・マーケット

翌日は08:00から1日観光です。地元の業者による1日観光で、とにかく多くの場所を廻る、という1日観光コースです


先ずは9AV/15STにあるチェルシー・マーケットです。朝早くなので開いている店は殆どありませんが、レストランとかその他の店が工場跡の建物の中にひしめいています。

ロブスターのちょっと有名な店もあり、非常に安くロブスターを食べることができるそうです。
グリニッジ・ビレッジ(1)

グリニッジ・ビレッジは今まで何度もNYに来ているのですが、素通りしておりゆっくりと歩いた事がありません。
今回は車でグルグルと周ってくれたので、何となく雰囲気がつかめましたので、この次に来たときゆっくりとぶらついてみようと思います。

ブルーノート・ジャズクラブは日本でも有名です。ジャズファンにとっては見逃せない場所だと思います。
グリニッジ・ビレッジ(2)

バルサザールというベーカリーで、これも知る人ぞ知る店だそうです。
レストランもあってこれも有名、だそうです。

こういう「有名な」雑誌とかでしか見たことのない店がゴロゴロあって、やはりそういう知識がないと「猫に小判状態」、になってしまいます。

そういう意味では今回ほんの一部ではありますが、廻れたのは非常によかったと思います。

再訪の準備、かな?
F.ホール・ナショナル・メモリアル

長ったらしい名前で、証券取引所の横にあります。
正面の銅像はジョージワシントンで、大統領就任の宣誓記念の場所だそうです。

ま、それはともかくこの東洋人の集団、実は中国方面からの観光客でNYでもあちこちで見かけるようになりました。

とにかく大勢でギャーギャーうるさい、ゴミをポイポイ捨てる、人にバンバン体当たりしてくる、でこの集団には要注意です。
自由の女神

いつも船上からのご対面で、まだ島に上陸した事はありません。
エリス島なら上陸してみたかったのですが。

スタテン島へ行っても女神内部への入場は非常に厳しい検査があったり、何だか非常に面倒だそうです。

ま、私は日本人なので女神さんの中に潜り込みたいという執着心はありませんので、外観を拝見すれば十分です。
ブルックリン橋(1)

今回のコースは以前から行ってみたいと思っていたブルックリン・ブリッジ・パークを廻ってくれました。

この橋はサウス・ストリート・シーポートから眺めたり、ディナークルーズで下をくぐったりした事があり、私の中では印象に強く残っているところです。

パークから見るマンハッタンの眺めはなかなかのものです。
ブルックリン橋(2)

この橋は1883年にできたという事ですから既に130年が経過しています。橋柱は石でできているので、地震が来たら一巻の終わりでしょう。

遠くから見ると重厚で美しい橋ですが、こうやって近くで見るとやはり明治初期に作られた橋だなー、と思わざるを得ない「お肌」です。

向こうに見える橋はマンハッタンブリッジでこれも1909年完成と古いのですが、鋼鉄の橋柱です。。
支那街(チャイナタウン)

ここの住人は一体どれくらいの人が許可を得た正規移民で、どれくらいの人が不法移民なのか殆どわからないそうです。

この街の繁殖はすざましく、とうとう隣の伊太利亜街(イタリータウン)は一つのストリートを残すのみとなってしまったそうです。

日本にいる支那人は約90万人と言われ、不法滞在者数は不明だそうです。
NYの官庁街

チャイナタウンの南側には市庁舎とかの官庁街がありますが、ま、車で通り過ぎるだけで十分でしょう。

最近のNYを大きく変えたのはジュリアーノ市長です。
NYの警官を4倍増やし、汚職警官の追放追放、ハーレムの浄化、イタリアンマフィアの殲滅、、、etc

ジュリアーノ市長にはいろいろと批判はあったようですが、この市長のお陰でNYがこうやって安心して旅行・観光できるようになったのは事実です。
国連本部

ここもNYに来る度に立ち寄るところです。今回ビル横の広場に入ってみました。この広場には有名なオブジェがいくつも置かれています。

国連でいつも思うことは国連を運営している各国の分担金の事で、分担率2位の日本以外は1位のアメリカを始め多くの主要国が支払いを滞納している点です。

また国連の条項の中に敵国条項というのがあり、日本はこれの対象国になっていたと記憶しています。

ま、日本は”世界のATM”であればいいのですね。
中国人観光客ご一行様

何かワーワーうるさいなー、と思ったら国連前にも中国人ご一行様がいました。
しかし何でみんな勝手気ままに大きな声で常にしゃべっているのだろう。

ですからガイドさんも大きな声で説明をします。ガイドさんの声が大きくなるのでみんなの私語はますます大声になります。

かくして遠くまでワーワー声が聞こえる、おしゃべり集団が出来上がるのであります。
タイムワーナーセンター

昼食はここの地下にあるホールフーズで好きなものを買って食べます。
ホールフーズはオーガニック食品で有名、ちょっぴり高級志向のスーパーという感じの店で、コロンバスにもありました。

NYで注意しなくてはいけないのは他の大都市と同じく自由に使えるトイレが非常に少ない点です。
ホテルロビー、デパート、ファーストフード店、普通は全部ダメです。
ここは3階に使えるトイレがありました。
グラント将軍の墓

セントラルパークの北西はコロンビア大学があるモーニングサイド・ハイツというエリアです。
ここの一角にリバーサイド教会という教会があり、その斜め前にグラント将軍の墓があります。

グラント将軍というのは南北戦争で北軍を勝利に導いたと言われる将軍でその後第18代アメリカ大統領にもなっています。

このコース、こんなところまで連れてきてくれました。
セントラル・ハーレム

かつては危険で立ち入れなかったハーレムも今はかなり安全だそうです。
私もここに来たのは初めてです。

セントラル・ハーレムは主としてアフリカ系アメリカ人が住むところだそうで、ウエスト・ハーレム、イースト・ハーレムそれぞれ住んでいる人種が異なるそうで、これは知りませんでした。

やはり誰かの案内がないとブラブラとする、という気にはなれません。
交通渋滞

NYは一方通行が多く、かつ混雑するので運転はやりにくそうです。
オハイオにいた時、マンハッタンに家族を乗せて車で行ったという猛者もいましたけど。

運転だけだったら私でもできない事はないと思うのですが、駐車場を探すのが非常に難しそうで、こっちの方が問題になりそうです。

私は車で行ったときはNJのホテルに泊まって、バスでマンハッタンに来て観光をしました。
ロックフェラーセンター

1日観光はホテル近くのロックフェラーセンターに寄って終わりです。
ここは相変わらず人手ごった返しています。

万国旗を見ると「日の丸はどこだ?」、と普通の日本人は探します。私も同じです。

今日の1日観光は駆け足ではありましたが、今まで行った事のない場所を多く訪れました。
レピーター用のコースだと思いました。
夕食を済ませて

昨夜はアメリカンレストランだったので、今夜は49STにある日本レストランにしました。
このレストラン、15年前に初めてNYに来たときに入ったレストランでもあります。
一番奥の部屋でカミさんと下の娘の3人で食事したっけな〜、、、。

食事を終えてほろ酔い加減でブラブラ歩いてホテルに帰ります。
あちこちのネオンがきれいです。
NYの地下鉄

乗り換えに間違った、本を持った若い東洋人の女の子に声をかけられました。

「元の駅に戻りたいのですが、ここでいいのですか」
「然り」

英語が明らかにネイティブではありません。
「君は学生か」、「ハイ」
「君は韓国人か」、「イイエ」
「日本人か」、「イイエ」
「ではどこから来たのか」、「中国です」


職務尋問しちゃいました。
ワシントンスクエアパーク

W4STで降りてワシントンスクエアパークに向かいます。マンハッタンは巨大なセントラルパーク以外の公園はそれほど大きくはありません。

休日は芸術家が集まって演奏をしたり絵画を展示したりごった返すそうですがこの日は平日の午前中、換算としていました。

周囲はNYU(ニューヨーク大学)の建物が多くあります。
ユニオンスクエア

NYUの建物を抜けて北に向かって歩きます。
14STまで来るとユニオンスクエアです。
ここも小さな公園です。

ここに来るとウサギのぬいぐるみを着た男女が公園にいる人たちにニンジンを配っています。
カミさんにも配ってきたので何本かもらいました。

どういう理由(意味)でニンジンを配っているのか、聞くのを忘れました。
トレーダー・ジョーズ

コロンバスでも人気のあったカルフォル二ア発のスーパーマーケットです。

中に入ってみるとレジ待ちのものすごい行列です。
カミさんは何か買いたかったようですが、レジ待ちだけで20分以上はかかりそうなので止めました。

店の中はコロンバスの店より通路も狭く、商品であふれている感じでした。
ニューヨークでも大人気の店のようでした。
エンパイアーステートビル

地下鉄に乗って34stまで。ここはエンパイアステートビルの近くです。

昨日の1日観光でエンパイアステートビルに上るチケットをもらったので、上がってもいいのですが天気がイマイチなのでこの日はヤメ。

エンパイアーステートビルの南はコリアンタウンがあり、この付近の焼肉屋に入った事があります。

ブロードウエーと7AVEの間に巨大なデパート、メイシーズがあります。
ニューヨークのメイシーズはほんのこの前まで世界最大のデパートだったそうで、あまりにも大きくて毎日迷子が出ているという話です。

メイシーズというデパートは全米にあり、コロンバスにもいくつかあり、人気のデパートでした。
メイシーズの本社はオハイオ州・シンシナティーにあるそうです。

ここでカミさんは娘に頼まれたとかで、何か買っていましたが、ここのメイシーズ、あまりにも大きくて迷子が毎日のように出ているという話です。
タイムズスクエア

ブロードウエーを更に北に歩いていくとタイムズスクエアです。
ここはミュージカルの劇場が集中しています。
また世界中の観光客が集まるので世界の交差点と言われています。

ここはカウントダウンでも有名で、2006年のカウントダウンはここで迎えました。
但し、実際に何万人もの人ごみの中でカウントダウンを迎えたのはカミさんと上の娘だけで、私はここを見下ろすホテルの窓から液体燃料を注入していました。
6.5AVE

NYは碁盤の目のように通りが整然としています。
アメリカの住所は一般的に日本の住所表示に比べて格段にわかりやすいのですが、NYは特にわかり易い。

では通りの間に新しい通りができたらどうなるか。
ここは6AVEと7AVEの間にできた通りで何と6と1/2AVEとなっていました。

アメリカでは碁盤の目の通りをどんどん細かくしていくというのは基本的にやらないみたいなので、これは例外ですね。
ホテルにたどり着きました

6AVE/53STのホテルにやっとたどり着きました。
地下鉄と歩きをうまく組み合わせて動くと結構あちこちにいけるものです。

あれ、ホテル前の屋台に長い行列ができています。
余程の人気の屋台なのでしょう。
ちなみに屋台とは英語で”food truck”と言います。

屋台はいろいろな国の食べ物がありますが、見ていると何となく中近東系の食べ物が多いような気がします。私はまだ食べたことがないので、今度食べてみたいと思います。
ビレッジ・バンガード(1)

今まで行きたい、行きたいと思っていっていなかったのがジャズのライブを聴きにいく事でした。
やっと今回行くことができました。

ここは1935年に開店したグリニッジビレッジの有名なライブハウスです。
ここでは多くの有名なジャズスターが演奏をした、ジャズ界の名門クラブだそうです。

ここに入る前に近くのレストランで食事をしましたが、高い割にはイマイチだったな〜。
ビレッジ・バンガード(2)

演奏はステージと客席の距離がなく、なかなかの迫力です。
曲は残念ながらスタンダードをやってくれなかったのでジャズに詳しくない私にとっては少々残念だったのですが、それでも十分に楽しめました。

この日はジャズにしてはビックバンド(名前は忘れました)で12人くらいの編成でした。

これからオレもジャズのCD集めるかな〜、、、。
朝飯(1)

朝食はホテルのレストランではなく、外のレストランに行って食べます。
4回のうち2回は同じレストランに行きましたが、ここはごらんのとおり半端じゃないボリューム。
(デカさはパンとかフォーク、ナイフと比較)

特大のオムレツは卵3個にハムがどっさり入っています。
ここのウエートレスのオバちゃん、愛想がよくて2回目行った時はちゃんと覚えていてくれました。
朝飯(2)

こういう大衆レストランは至る所にあり、朝食メニューを出すところが多くあります。
ニューヨークの朝は日本と同じように遅く、店が客で埋まるのは8時半〜9時頃です。

大衆レストランで夕食を摂るのも悪くはなく、味は暗いレストランと何ら変わりません。
違うのは店の明るさだけと私は思っています。
日本人夫婦?

3日目はカミさんと別行動。カミさんは買い物がしたいというし、私は1日美術館に入り浸りたかったからです。

美術館には1日だけしかありませんので躊躇なくメトロポリタンに行くことにしました。

地下鉄を降りて前を歩く夫婦、間違いなく日本人の雰囲気です。
が、違いました。ラテン系の夫婦でした。
オレの目も曇ってきたかな?
メトロポリタン美術館(1)

入場券を買う列に並びますが、列はそれほど長くはありません。
でも並んだ列が悪かった。とにかく動作がのろい!
ナゼか?客とのおしゃべりに夢中で、手が動いていません。

客の方も、「いいネクタイしてるね」なんて切符売りの男のネクタイを褒めたりしています。

日本でこんな事やっていたら客から罵声を浴びるのでしょうがここはアメリカ、みんなのんびりとやっていました。
メトロポリタン美術館(2)

正面入り口を入っていつものとおり左ウイングのギリシャ・ローマ美術からゆっくりと見学を始めます。

館内は小学生、中学生の集団あちこちにいます。
修学旅行で遠くから来ているのか、それとも近在から来ているのかわかりませんが、みんなわりとおとなしく説明者の話に聞き入っていました。

もっと見学者が多いのかと思いましたが、それほど多くはありません。ラッキーです。
メトロポリタン美術館(3)

見事な甲冑もいつものとおりです。甲冑ってどれくらいの重量があるのか具体的に知らなかったのに気がつき説明を読んでみました。

軽そうなもので20Kg前後、この写真のようなものは30kg以上、40kgというのもありました。
防御力の強化に合わせて攻撃武器も発達して、いわゆる矛盾の関係の世界であったようです。

しかし体にぴったり合ったこのような甲冑は裕福な貴族しか持てなかった、と説明にありました。
メトロポリタン美術館(3)

メトリポリタン美術館には日本の美術品のコレクションも数多くあります。

これは日本の武士の鎧です。
ヨーロッパの同時代の甲冑と比較すると、日本のそれは防御用というより、美術品に近い造りであるのがよくわかります。

他に室町時代の屏風などもあり、これらがどのようにアメリカに流出していったのか、興味のあるところです。
メトロポリタン美術館(4)

美術館に入ったのが9時半頃、夕方5時までを目安に主要なところを廻る予定でしたが、彫刻・装飾美術品などをさっと見たところで午後2時半。

ありゃ〜、、、絵画を見る時間が殆どなくなってしまいました。
時間を気にしながらの見学なんてやらないほうがマシ、とは言え駆け足で絵画を見て廻りました。
メトロポリタン美術館(5)

午後4時、さすがに疲れてきました。1室ごとに休みながら見て廻ります。

気がついたら入館以来、食事も水も飲まないでずっと見学を続けています。
カフェテリアに行って何か飲み物でも、と思いましたがあと1時間くらいは我慢ができそうです。

という訳でこの日は朝の7時半頃に朝食を摂ってから夕方の5時まで飲まず食わずの状態で美術館の中にいました。
メトロポリタン美術館(6)

メトロポリタン美術館は全部見るには3日はかかると言われますが、そのとおりです。
この日一日で全体の4分の1くらいを見学する事ができましたので、私のペースの場合は4日は必要という事になります。

仕事を辞めて自由になったらもう一度来て、ゆっくり見てやるぞ、、、そんな事を思いつつ美術館を後にしました。
セントラルパークの南端

4日目の朝、NYはこの日まで、昼前のバスでボストンに向かいます。
荷物をスーツケースに詰めて、出発までの時間コロンバスサークルからセントラルパークに入り南端の小路を散歩してきました。

平日の朝9時前のセントラルパークは人影も少なく、散歩には絶好でした。
出勤前のメールチェック?

5AVE/58ST付近、この時間帯はオフィスに出勤する人が目立ちます。
アメリカ人は携帯端末を使ってメールを発信する人は稀です。

指が大きいので、小さいキーからテキストを打ち込むのはやりにくいからという人がいますが、私はそれに加えてアメリカ人はうんと不器用人が多いので操作自体がうまくできない、という理由があると思っています。
道路の王様

そうです、スクールバスです。
でもよく見ると一般に見かめるスクールバスとは重要な部分が違います。

そうです、あの”STOP”の標識が取り付けられていません。
普通のスクールバスは停車すると赤い”STOP”サインが出て、他の車はこのバスの追い越しができないばかりか、反対車線の車も停止しなくてはなりません。

しかしニューヨークの5AVEをスクールバスが走っているんだ、、、ちょっと意外でした。
巨人2人

5AVEを54STに向かって歩いていると大男、大女に出会いました。男性は多分2m近く、女性は1m90近くはありそうです。

こういう大きな人間を見るのはアメリカにいてもそんなんい多くはありません。

一番左に写っているのがカミさんで1m65cmですからこの2人の大きさがわかるというものです。
ユニクロ

確か5AVE/55STにありました。
以前はなかったので、最近(多分1〜2年前くらい?)にできたのではないかと思います。

私はユニクロって何となく安物を売る店、というイメージがあったのですが最近はブランドとして定着したという感じですね。

中を見てみたいと思ったのですが、開店前の時間帯だったのでダメでした。
さあ、ボストンに向かいます

Limo Liner というバスでニューヨーク・ヒルトンからボストン・ヒルトンの間を1日2往復しています。
ホテル間の直行バスですから非常に便利です。

飛行機でいくとボストンまで実際のフライト時間は1時間くらいですが空港に行く手間、煩雑な荷物検査、待ち時間などを考慮するとバスもそんなに悪くはないと思います。

11時15分になりました。ボストンまで4時間のバスの旅です。
到着した翌日の1日観光ではニューヨークに来て3年目という30才くらいの女の子と一緒でした。観光が目的ではなくその会社の観光ガイドになるためにツアーに同行して、自己研修をしていると言っておりました。
何としてもニューヨークで住みたい、ニューヨークで仕事をしたい、と言っていました。

ジャズのライブを聞きに行った時に21才だったかの若者と一緒になりました。彼は音楽関係の仕事をしたい、それでニューヨークに来ていろいろと経験を積んでいると言っていました。ニューヨークには2〜3ヶ月くらい滞在すると言っていました。

私たちにとってのニューヨークは、オハイオ駐在中に訪れた観光地の一つでした。
でもこの2人にとってのニューヨークは私たちとは全く違います。2人とも目的を持ってニューヨークに来て、そして夢を持ってニューヨークに来ているのです。
ガンバレよ、と言いたくなりました。

たった4泊のニューヨーク、これでは物足りません。仕事を辞めたらニューヨークに長期滞在だ〜!!何?カミさんは来ない?じゃオレ一人でも来るよ。
と、私も夢を膨らませております。
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