16−04−10 モード切り替えです
さてここのところ1ヶ月以上HPの更新が滞っていました。別に病気をしたわけでもなく、HPを止めようと思った訳でもありません。

自分の身辺に再び(と言うべきでしょうか)大きな変化が出てそちらの方にあれこれ時間と神経を使っていたので、HPを更新するという精神的な余裕がちょっとなくなっていたようです。

会社を完全に辞めて2年8ヶ月、毎日のんびりと過ごしてきました。読書をしたり、友人達と会ったり一杯やったり、真空管式のラジオをいじくったり。

そしてたまに部屋の掃除をしたり(そんなの10分で終わってしまいますけど)、ネットサーフィンをしたり、OB会のハイキングに行ったり、たまにおいしいものを食べにレストランに行ったり、実にゆったりとした定年後人生を送っていました。

健康状態もマズマズ(自分ではそう思っていますが)で、起床後の体操と1日おきの5kmのウオーキング・ジョギングも継続していました。
自宅マンションの自分の部屋で机の前に座ると目の前に見える伊勢湾の風景も気に入っていました。

生活そのものにあまり不安もなく、誰に束縛される訳でもなく、ゆったりした時間の流れの中に身を置いている、、、快適な生活を今まで続ける事ができていました。
2月にタイを訪問、帰国してしばらく経った頃ある方から、「時間があったら会社に来ませんか。昨年の10月に出版した2冊目の著書も渡したい」、という内容のメールが届きました。
この方は1年くらい前にあるセミナーでお会いした四日市市にあるある会社の社長さんで、その後会社を見せて頂いた事もありました。

ああ、私の事をよく覚えていてくれたのだ、と思いつつ日程調整を行い、3月の上旬に会社を訪問させて頂きました。
そこからの出来事はここでは省略、結局私はこの会社に御世話になる事になりました。

再度仕事を続ける事に関して今更この歳で、という気持がしない訳ではありませんでしたが統計資料を見ると私の世代でも3人に1人以上は仕事をしている事がわかりました。

そう言えば通勤時間帯に電車などに乗ると私と同世代、或いは少し上の世代の勤め人風の人は普通に見掛けるし、様々な現場でも働いてみえる方を見掛けます。

今はそういう世の中なのです。仕事をする理由は様々でしょうがサラリーマンの場合、会社を定年(今のところ60才が一番多い)になってそのままリタイアするというのは今の日本では半数くらいです。

私の場合は定年後3年間同じ会社で再雇用そしてリタイア、2年半ブラブラして再度"現役復帰"という事になりました。

今度の仕事の中味はちょっと変則・特殊(?)なので今のところフルタイムではありません。会社は四日市市にあり1週間に3日程度の出勤になっています。
通勤距離は24Km程度なのですが朝は激しい渋滞で1時間半程かかります。

帰宅は他の社員の方より早めにするので渋滞は少なく40分程度になります。下の娘は四日市駅近くの高校に行ってますので同じ方向ですが、あまりの渋滞に最近は電車で通っているようです。

それはともかくこの桜のシーズン、私は新入社員になりました。。
私が御世話になる新しい会社の規模は100人程度、フィリピンとインドネシアに現地法人があります。今回早速フィリピンの現地法人に社長、常務と出かけてきました。

フィリピンマニラまではセントレア空港から4時間で着きます。飛行機に乗って食事をして一服すればマニラです。
台北の3時間には及びませんが、昨年の10月に行ったホーチミン、今年2月に行ったバンコックの6時間ちょっとに比べると大変近い感じです。

フィリピンの現地法人の規模は日本と同じくらいで100人ちょっと、マニラ郊外の大きな工業団地の中にあります。

フィリピンという国は私にとって初めての国です。会社に行って最初の印象は従業員がみんな明るくて人懐っこい事です。

日本の海外現地法人であっても知らない日本人が来た場合でも概ね無視、というのが普通です。
特に白人の国の現地法人の場合は間違いなく露骨に知らん顔です。
でもここは違いました.

日本の社長と一緒に来た、という事もあるかも知れませんが雰囲気がいいのです。聞いてはいましたが少々びっくりでした。

私はここの現地法人と深く関係のある仕事をする事になるので、全社員に挨拶をしましたがアメリカとはまた違うノリを感じました。
しかし英語で多くの人の前で挨拶するのは5年ぶり、少々緊張しました。

日本の親会社の社長、フィリピンの現地法人の社長、常務と私の3人で一応の仕事を2日間こなし、3泊4日のフィリピン出張を終えました。
朝食以外は全て日本食、もちろん観光は一切なし、フィリピン人と話をしたの会社の中だけ、という限られた行動でしたがフィリピンという国の空気を吸うことができました。

さて、これからどういう事になるやら。
退職ブラブラモードから再び現役モードに切り替えたところであります。
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