15−12−24 宮崎から阿蘇
鹿子島に2泊の後、大隅半島の鹿屋で1泊。
鹿屋のホテルはそれなりのホテルに泊まったのですがまず最初に案内された部屋は禁煙ルームを予約してあるにも係わらずタバコの匂いが残っているというお粗末な部屋。

「禁煙ルームを御願いしているのですが、この部屋は明らかにタバコを吸った匂いが残ってますよ。この部屋を禁煙ルームで提供するのですか?」

と少々嫌味に言うと即部屋を交換。
部屋を移ると今度は煖房の効きが悪い。
再度フロントに電話して再び部屋を変えてもらいやっと落ち着きました。

スーツケースは鹿子島市のホテルから鹿屋の次に泊まる宮崎のホテルに宅急便で送って鹿屋にはリュックサック1個で移動。

翌日にオハイオで一緒に仕事をやった関連会社のMUさんが迎えに来てくれ宮崎まで行きました。

生憎この日は天気が悪く、鹿屋から宮崎までの風光明媚な風景を十分に楽しむ事ができませんでしたが日南市にある鵜戸神宮だけ寄ってお詣りをしてきました。

鵜戸神宮というのは名前は知っていたのですが、本殿が岩窟の中にあります。
岩窟を出たところの崖下に亀石(だったかな?)というのがあってその上に直径1.5mくらいの縄の囲いが作ってあり、そこに100円で5個の運玉を買って、上から投げます。

運玉が縄の囲いの中に入れば願いが叶うという事らしいのですが、私は1個目が見事に入ってMUさんもびっくり。何かいい事あるかな〜、、、。

本殿から駐車場の往復は何百段もの石の階段を上がったり下りたり結構大変なのですが、帰りは雨が降って来てとうとう階段で転んでしまいました。

私は腰の手術をやっていて骨盤と脊椎にボルトが8本埋め込んであり、これをモロに打撲したのですが幸いに何もありませんでした。
さっきの運玉が命中した幸運をここで使ったのかも知れません。

鵜戸神宮本殿の岩窟からは日向灘が一望でき、天気が良ければ絶景だったのですがこの日はちょっと残念でした。

この日は宮崎市の北端にある佐土原というところのホテルに1泊、夜はMUさん以外にYAさん、INさんと私を入れて合計4人で久し振りに宴会をやりました。
YAさんと会ったのは何年ぶりだろう、、、。1次会を終え2次会へ。

ここでISさんを電話で呼び出して久し振りに日付が変わるまでワイワイとやりました。
2次会のスナックを出たのは確か01:30頃でした、と思います。
翌日は宮崎から阿蘇までMUさんの車で行きました。
ホテルを10:00前に出発、途中でNGさんをピックアップして先ず高千穂峡まで。

高千穂峡も私にとっては初めての所で大変美しい峡谷でした。観光客は疎らでしたが、半分以上は外国人観光客で、中国語をしゃべっているのは殆どが台湾人観光客でした。

台湾人は大声でワイワイやらないし、マナーもいいので周りに迷惑を掛ける事は少ないのですが、もしこれが中国人だったらと思うとゾッとします。

今回は私はひとり旅ですが昨日はMUさんと、今日はNGさんを加えて3人連れ、全く気のおけない仲間なので気楽さを損なうことはありません。

昨夜は遅かったので少し寝不足ですが気分は全く爽やか、これはMUさんも同じらしく楽しくリラックスして飲むと翌日に残らないというのは度々経験する事です。

昼食に入ったレストランには客が殆どいなくてガラガラ。食事の後遊歩道をブラブラ歩いてみましたが、ここは季節・時間帯をきちんと選べば写真スポットの宝庫だと感じました。

高千穂峡を後にして向かったのは阿蘇外輪山。ここに来るのは何年ぶりだろう、というか高校生の時に修学旅行で来て以来です。
この頃から少しずつ天気が悪くなってきて太陽が陰り視界もあまりよくありません。

それでも火口までのロープウエーのある土産物屋まで行ってみました。
ここは火口から1kmくらいしか離れていません。

9月の噴火の時は土産物屋で働いていたオバサンの話によると噴火した瞬間は全然わからなかったと言っていました。

駐車場は火山灰がかなり積もっており、ロープウエーは現在はストップしていました。
お店には"火山灰アイスクリーム"というのが売られていたのでこれを食べてみました。
なるほど、アイスクリームは火山灰の灰色をしています。

口に入れる前にしげしげと眺めているとオバサンは、「イエ、この灰色は胡麻で色付けしているのですよ、ご心配なく」、と教えてくれました。

他に火山灰卵とか、「是非食ってみたい!」、とかあまり思わないキャラクターの食べ物がいろいろと置いてありました。

この日はMUさんが内牧温泉に宿を予約してくれてあり、3人はここに向かいました。
旅館に着くと結構な数の客がロビー付近をウロウロしています。子供も多い。
「何でこんなに客が多いのだろう?」、とMUさんにそれとはなしに尋ねると、「今日はクリスマスイブですからね」、という返事。

ナルホド、多分そういう事なのでしょう、親は子ども達と一緒に来て温泉に入って、そして何かおいしいものを食べるのだな〜、と家族連れを眺めていました。

温泉は家族用の露天風呂を割り当ててもらい3人でゆっくりと浸りました。
食事はバイキング形式で大変な賑わいでそこそこの品揃えがあり、それなりに楽しめました。

液体燃料はMUさんも私も昨夜の件があるのであまり注入できませんでしたが、それでもビールと日本酒を少し頂きました。

NGさんは液体燃料に関してはあまり執着心のない方なので、これくらいのペースでちょうどよかったのかも知れません。

バイキングの食事は2時間と時間が決まっておりましたが、1時間もしないうちに子ども達は満腹〜、という顔で歩き回っておりました。

私の子供の頃はバイキングなんて食べ方ができるところはどこにもなく、成人してから"焼き肉の食べ放題"、とかいう店ができたりして話題になりました。

こういう小さい頃から"食べ放題"、という食事に慣らされてしまう子供というのが果たして食に対する習慣というか考え方が正常に育つのかな〜。

現代日本は”飽食の時代”になっています。
つまり誰でもいつでもお腹一杯食べることができる世の中、何千年の日本の歴史の中でこういう時代を迎えたのは、ここ何十年前からです。
こういうのがこれから先もずっと続くのかな〜、子ども達を眺めながら考えていました。

夜は3人で枕を並べて寝ましたがNGさんの歯ぎしりはなかなかのものでした。
MUさんによると私も夜中に大きな声で寝言を言っていたそうですが。
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