15−07−12 息を呑む演技
昨夜に引き続き今夜もショーを観ます。
日中は特に予定はありませんが、カミさんがあるスーパーで買い物をしたいと言います。
場所はラスベガスの中心地から20kmくらい離れているとの事、今回は車を借りていないのでバスで行くしかありません。

そうか、、、昨夜帰ってからカミさん、何か一生懸命にIーPADで調べていたのはその店へのルートだったようです。

そんな訳でラスベガスに来てバスに乗って住宅地の方に行ってみるのも面白そうだな、という事で私も一緒に行くことにしまhした。。
朝はあまり人もいません

朝食を食べてホテルを出て南方向に歩きます。
既に気温は35℃近く、日差しも強いのですが湿気がありませんので不快感はありません。
NYNYの前にはブルックリン橋をイメージした大きなオブジェがあります。

トロピカーナAVに出てバス停を見たら丁度バスがきたところ、慌てて飛び乗りました。
乗り換え

バスに乗るときは前の扉から乗らなくてはなりません。慌てていたので真ん中の扉から乗ったら運転手が、「こっち、こっち」、手招きです。
つまり切符を買え、という訳。

目的地に行くには乗り換えが必要です。4kmくらい西のディケーターBLVDで降りて、道路を渡り北に向かうバスを待ちます。

停留所には名前が書いてありません。ここでいいのかな〜、、。
北に向かいます

待つこと20分、ようやくバスが来ました。
カミさんによると17個目の停留所だそうですが、停留所名はストリート名と同じである事がわかりました。

停車のボタンを押しても、「ピンポーン」、とか鳴らないし、適当に停留所をかっ飛ばして行くし、音声案内はないし、アメリカのバスって何だかようわからん!

停めてもらう時は運転手に向かって怒鳴るのが確実なようです。
目的のスーパー

次の停留所だな、と思って降りる準備をしていたら通り過ぎてしまいました。道路が工事中で停留所が塞がっていたのです。

お陰で2つも先の停留所で降ろされ、テクテクと歩くハメになってしまいました。

アメリカでテクテク歩く人が何を意味してどういう事なのか、アメリカ生活をちょっとでも経験のある人はよくわかりますよね?
MOCHIKOの店

カミさんは目的のものを何個か買って満足そうです。
カミさん曰く、「今度ラスベガスに来たら、車なしでもこの店に来れる」

喉が渇いたのでスーパー横の”MOCHIKO”、という看板のアジアン・ファーストフードの店に入って一休み。

MOCHIKO?
MACHIKO,”町子”、じゃないの?
バスのルートマップ

そこで東洋系?ポリネシア系?の店の女の子に聞いてみました。

「MOCHIKOっていうのは日本人の女の名前に似ているけど何か関係あるの?」

「この名前はハワイではよくある名前です。私は5年前にハワイから来ました」

彼女にとってはハワイに住む人の名前という事で、日本人の名前かどうかは関係ない事なのですね。
ナルホド、これがアメリカなのですね。

コーラを飲んでついでに”鶏飯”(実に鶏飯そのもの)を食べてみましたが、味はイマイチ。
これじゃ、店の将来はちょっと、、、、。

さてバスの料金ですが、1回券(乗り換えなし):2ドル、2時間券(乗り換は2時間以内無制限:3ドル、1日券:5ドル、15日券:34ドル、30券:65ドルとなっていました。
戻ってきました

帰りのバスを待つ間の暑かったこと。確実に40℃近くはあったと思います。

バスの運賃は乗った距離ではなく、時間で決める、これはシステムとしては非常に合理的だと思います。

時間にすると料金を払う方も、料金を受け取る側も非常にシンプルになるからです。
ラスベガスらしい風景?

ラスベガス・ストリップとトロピカルAVの交差点から東方向を見たところです。

この右手方向が空港の敷地で、街の中心街と空港は数キロしか離れていません。

空港は街にピッタリくっついている、というか街と空港はワン・パッケージという表現ができます。
MGM、1Fのレストラン

バス停から陸橋に上がり、そのままMGMに入って涼み、モンテカルロに帰ります。

MGM・1Fのカジノ手前にちょっと変わったレストランがあります。
ジャングルをイメージしているのか、何となくお化け屋敷の雰囲気でもあります。

MGM内の仕掛けは何もかも奇抜で大がかりです。
モンテカルロ正面?

普通のホテルは道路側が正面で、ここを入るとロビーとフロントデスクがあって、となりますがラスベガスでは違います。

ラスベガスは大通りに面した入り口を入ると直ぐにカジノのフロアーなのです。
ホテルのフロントデスクなどはこの裏側にあります。

またロビーにはソファーなどもありません。
ソファーで休むのではなく、その横のカジノで遊んでいって下さい、という事なのかな〜。
MGMのシアター

本日はKA(カー)を観ます。
KAは昨夜観たO(オー)と並んで最も人気のあるショーの1つです。

19:00開演なので少し早めに行って、シートに案内してもらいました。

圧倒されるような仕掛けと証明のシアターです。ここも2000名くらい入る感じです。。
KA(カー)を観終えて

イヤー、ド肝を抜かれるとはこの事です。
大がかりな仕掛け、それに出演者のアクロバチックな動き、大胆な演出、、、、。
1時間半のショーの間、瞬きも忘れてしまう程の迫力でした。

これだけ危険な事をやるのですから、ひょっとしたら事故も起きるのでは? と思っていたら過去に墜落・死亡事故があった、とカミさんが教えてくれました。

ショーにストーリーはあるという事でしたが、あまりよくわかりませんでした。

1時間半の間セリフ・ナレーションは一切なしですから、どこの国の誰が観てもその感動を伝えるようにできている、という事だと思います。

とにかく圧倒される1時間30分でした。
MGM前の陸橋からの眺め

昨夜ベラージオでO(オー)を観て今夜はMGMでKA(カー)、どちらがよかった? って必ず聞かれそうです。

それは子どもに、「お母さんとお父さんとどっちが好き?」、って聞く質問と同じではないかと思います。

つまり返事はどっちも好き、どっちも素晴らしい、どっちも同じ、でもお父さんとお母さんは違う、です。
モンテカルロの斜め前

敢えてイメージを言うなら、KA(カー)はお父さんです。
つまり全体的に男性的な力強さを感じるショーです。

これに対してO(オー)はお母さんです。
つまりダイナミックさは同じですがファンタジーな女性的な雰囲気を感じるショーです。

これでは分からない?
そうです、言葉では表現できません。
観るしかありません。
昨夜のO(オー)、それに今夜のKA(カー)、度肝を抜かれるとはこの事でしょう。今までブロードウエー・ミュージカルとか多くはありませんが幾つものショーを見た事があります。

この2つを見ると今まで私が見たのショーは”小学生の学芸会”、”村の納涼隠し芸大会”になってしまいます。
「ラスベガスのショー」、とはこういうものか、と心から納得しました。

ショーを見終えてホテルに帰ったのが21:30、今から食事もな〜、という事でテイクアウトのサラダとかちょっとしたものを買ってこの日は部屋で済ませる事にしました。
(もちろん私は液体燃料も購入)

ラスベガスの夜景を眺めながら3週間弱の旅行をぼんやりしながら振り返り、液体燃料を注入してベッドに入ったのであります。
今夜で今回の旅行最後のホテルでの眠りです。
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