15−07−05 再度SFへ
SLCは大変治安がいいところです。黒人などがいないわけではありませんが、確かに街を歩いて見た感じも、あのアメリカで感じる独特のピンとした緊張感が殆どありません。
アメリカでは、”治安=貧富の差”、つまり低所得者の多いところは治安が悪い、低所得者の犯罪率は高い、と考えて間違いないと思います。

ですからアメリカではどこに行って大事なのはそういう場所に行かない、それらしき人がいたら避ける、というのが基本中の基本です。
車を運転していても汚い車とか、ちょっと変なデコレーションをしている車が近くに来たら離れるとかの注意は常識です。

もちろん例外はいくらでもあるのですが、どうも日本人はどこに行っても無防備だな〜、と思うことがあります。若い女の子の格好も無防備です。ああいう格好はアメリカ、イヤ外国ではダメです。

ま、それはともかくSLCがアメリカの都市であるにもかかわらず”治安がいい”。というのはナゼカ、教育に熱心な州というのが一つの大きな理由のようです。
教育をすれば雇用に結びつく、雇用は貧困を克服する、貧困の人が減れば犯罪が減る、どうも話を聞くとこういう理屈のようです。

それユタ州は非常に国際的で、外国語を話すアメリカ人が最も多い州でもあるそうです。
普通のアメリカ人はまともな外国語教育を受けていない、というのが殆どの州ですからこれも大きな特徴だと思います。

アメリカ人は外国語の教育を受けていないので外国語を勉強するというのがどんなに大変な事か理解できていない人が多く、英語ができないのは”知恵遅れ”、とさえ思っている人もいるくらいです。
ですから彼らが英語が通じない南米とかに行ったときの狼狽え方は見ていても滑稽なくらいの時があります。
SLCの路面電車(TRAX)

なかなかしゃれたデザインの路面電車です。
どこまでなのかわかりませんでしたが、市内は無料です。

これを使えば車がなくても市内の移動は何とかなりそうな感じです。

駅の間隔は500m〜700mくらいで10分〜15間隔で運転されています。
空港までTRAXに乗ってみました

ホテルから空港はホテルのシャトル利用もできたのですが物珍しさもあってTRAXに乗ってみました。

空港までは有料なので2ドル50セントで切符を買って乗車、社内はゆったりできれいです。
空港の駅に着くと改札も何もありません。そのまま空港ののロビーに出ました。

TRAX、ただ乗りもできます。
SF(サンフランシスコ)空港

SLCからSFまでは約2時間のフライトです。
飛行機の中では通路の隣にインド人系の小さな子供を連れた家族が6人乗っており、とにかくうるさかった。

白人の若い夫婦と席の事でもめていましたが、インド人の厚かましさに白人が負けてしまいました。

SF到着後のインド人家族の席はゴミ箱状態でした。
ホテル到着

空港から中心街にあるホテルまでタクシーでチップ込みで55ドルです。

ヒスパニック系の運ちゃんは英語があまりできず、片言の日本語をしゃべりました。
聞くと静岡に何年かいた、と言っていました。

こんな英語で運転手大丈夫なのかな〜、とこちらが心配になりました。

ホテルはユニオンスクエアから1ブロック離れたところにあるヒルトンです。
部屋からの景色

部屋は33Fのベイビュー。
予約は確かシティービュー、そこでホテルに言う前にエージェントのHISに電話をかけると、日本のサイトでの申し込みについてはこちらは責任は持てない、という返事。

いろいろやりとりをしましたが、まあ結局はこの部屋に落ち着くことにしました。
日本レストラン(1)

かれこれ1週間以上、10日近く日本食を食べていないので日本食レストランに行ってみる事にしました。

地図を見るとホテルから歩いて5分くらいのところに幾つもの日本食レストランがあります。

その中のひとつ、”SUSHI BOAT”に入ってみました。
日本レストラン(2)

何で”SUSHI BOAT”なのか、入ってみて直ぐにわかりました。

店の中央はぐるっと川があって、そこを船が回る、船の上には寿司が載っている、つまり何の事はない、”回転寿司”なのです。

カウンター席の周りはテーブル席になっており、そこに案内してもらいました。。
日本レストラン(3)

揚げ出し豆腐、イカの丸焼き、8貫の握り寿司、てんぷらの盛り合わせ、これにビール一杯と日本酒2合でチップ込みで80ドル。
こんなもんかな〜、という感じです。

日本と違うのはそれどれの盛が桁違いに多いことです。寿司を除いて大体1品は日本の2倍はあります。

この店、味がよかったので2回行きました。
日本レストラン(4)

従業員は多くの日本レストランと同じく、全員日本語はできません。韓国人のようです。

この日の客に日本人はいなかったように思います。

カウンタの中で寿司を握っていた従業員、写真を撮ってもいいか?と言ったら気持ちよく撮らせてくれました。
感じのいい青年でした。
ホテルの前の通り

食事を終えて外に出ます。21:00ちょっと前ですがまだ空には明るさが残っています。

ヒルトンホテルの横はホテルニッコーです。
ロビーに入ってみましたが日本人をチラホラ見かけました。

この付近はホテル、レストラン、土産物屋、更に5〜10分歩くとブランドショップ、デパートもある一番賑やかなところです。
ホテルに帰ってきました

ロビーにはまだ結構な人がいます。

この季節、SFのホテル代はバカ高で、エッと驚く値段です。
このホテルでも今の時期はタワーのちょっといい部屋ですと1泊1部屋で軽く500〜700ドルするみたいです。

ホテルは申し込みの時期とかエージェントの使い方によって値段は大きく変わります。
アメリカ人は半年〜1年位前から予約するのが普通です。
駐車料金

最初の1時間が12ドル(約1500円)で、その後20分ごとに4ドル(約500円)です。

24時間の場合、ホテル宿泊客はバレットで52ドル(6300円)、セルフで47ドル(5600円)です。

随分前ですがワシントンDCでもこれくらいでしたから、ま、こんな感じなんでしょうね。
部屋からの夜の眺め

街の明かりは中心街ですが疎らです。
遠くに見えるベイに何席もの大きな貨物船、コンテナ船が停泊しています。

日本の私のマンションから見える、四日市港・名古屋港に入出港するタンカー、LPG船、自動車運搬船は見えません。

さて景色を見てビールでも飲みながらメールでもチェックしますかね、、、。
ホテルの部屋の件でHISの担当者の対応は酷かった。

・ 日本のサイトへの申し込みはこちらでは責任を持てない。
・ 私が企画をした訳ではないので細かいことは知らない知らない。
・ シティービューよりベイビューの方が上、あなたはダウングレードを希望するのか?
・ 書いてある事と実際が違うというのはクレームとして日本に連絡しておく


こういう返事を担当者は早口でしゃべりまくりました。今回は初めて日本のエージェント(HIS)のWEBを使ってホテルを申し込んでみました。
現地の窓口は全くあてになる代物ではありませんでした。

HISの現地窓口担当者は、「ダウングレードを望むのか」、と言ったので私はその時は、「そうか〜」、と思ったのですがこれはウソでした。
このホテルの場合は”シティービュー”の方が良い眺めである事が後でわかりました。

こういう場合ホテルに直接交渉する手もあったのですが、エージェントが示した条件が本当にそのホテルと契約されているのか確かめるのはホテル側が面倒なので嫌がり、結果として、「そんな条件はありません」、で押されてしまうのが目に見えていましたので、やりませんでした。

アメリカのホテルは何かしらのトラブルが起きます。私はニューヨーク・ヒルトンで4泊した時に4回部屋を変えた事があります。
この時のホテルとの交渉は疲れました。

ま、こういうのも旅の中の経験の一つと言えばそれまでですがね、、、。
HISはこれが最初で最後のお付き合いですね、私は。
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