15−03−04 この先どうなる?
2014年になってからドル円レートは円安が加速、1ドル⇒110円以下になり、昨年末には1ドル⇒120円になりました。マスコミは円安は輸入原材料費のアップにつながり、国民生活を苦しくする、というような報道をしていました。

数ヶ月前のあるテレビ番組でコーヒー豆の値段が"円安"でアップしたので、今まで350円だったコーヒーを400円に値上げせざるを得なくなった、という喫茶店について報道していました。
「イヤー、豆の値上がりはどうしようもありません、本当に痛いです、お客さんに申し訳ありません」
と喫茶店の店主はインタビューに答えていました。

そして円安はアベノミクスが誘導したものであり、アベノミクスは庶民の日常生活に寄与しているのか疑問である、と締めくくっていました。
コーヒー豆の高騰は以前から話題になっており、「今更何を」、という気持ちでしたが、この報道は非常に意図的かつ悪質であると思いました。

喫茶店で出すブレンドコーヒー1杯のコーヒー豆の値段は3年くらい前で大体25〜30円くらいなのでで、為替だけの影響では値上げ分の50円にはなりません。せいぜい5〜10円程度です。
でも報道ではコーヒーの値上げは為替の変化による原材料の値上がり、とコメントしていました。

実はコーヒー豆の国際相場は円安になる前の2年ほど前から上がり始めていました。
理由はブラジル・ベトナムなどの原産地でのコーヒー豆の不作、それにコーヒー豆の需要の急増によるもです。国際相場はここ2年程で30〜80%上がっています。(品種によって違う)

需要の増加については中国での消費が爆発的に増えているのがその一番の理由です。つまり中国人がお茶の代わりにコーヒーを飲むようになったという事でしょうか。

そのコーヒー、この4月からインスタントコーヒーなどが一斉に約20%値上がりするというメーカの発表がありました。
値上げの理由はメーカによるとコーヒ豆の国際市場価格の高騰、及び為替の影響となっています。

私は1日に大きなマグカップで2杯、多いときは3杯のコーヒーを飲みます。飲むのはちょっと高めのインスタントコーヒーです。
先日その瓶が空っぽになりました。そこで代わりに台北だったか香港に行ったときに買った中国茶を久し振りに飲んでみました。

飲んでわかったのはオシッコの頻度がエライ上がる事でした。カミさんに聞くとお茶はまだどっさりあるとの事、そこで私はコーヒーの代わりにしばらくこの中国茶を飲んでみる事にしました。

中国人はお支那茶から珈琲へ、、、SHINは珈琲から支那茶へ、、、、。
最近のニュースで"外国旅行者が増加し、これらの人達の買い物によってデパートなどの売り上げが増加している、というのが頻繁に報道されてます。
そしてこれらの"外国人旅行者の買い物"は日本の経済に大いに貢献しており、"外国人旅行者"は今後も増え続ける見込なのでデパートなどはその対応をはかっていく、というコメントがついていました。

ところで外国人旅行者ってどこの国の人?
テレビを見ていると、「増える"外国人旅行者"」、というコメントで観光地などのシーンでは先ず白人(大体が若い女性)の旅行者が画面に出てきます。
そして次に東洋人、通常必ず若い男女が出てきます。

これに続いてデパートで買い物をしている"外国人旅行者"の姿が映し出されます。ここでは全部東洋人で、観光地とは違って若い連中と言うよりオバサン、オジサンが主です。
殆ど中国人(大陸人)のようです。

私は服装・髪型・歩き方・雰囲気等で男も女も中国人(大陸人)と他の国の人をかなりの確率で見分ける特殊技能(そうでもないか!)を持っています。
最近は若い連中の識別は非常に難しくなっていますが(と言うか、殆ど不可能になってしまった)、オジサン・オバサンについては未だ60〜70%くらいの確率で当てます。

それはともかくデパートの買い物客に対するコメントは、「中国人、台湾人、それに東南アジアの人達が買い物をしています、、、」です。
私の見たところ画面に映し出される客の殆どは大陸の連中と見受けました。
コメントは、「中国人の観光客がどっと押し寄せ、買い物をしています」、とはナゼか言いません

観光地では"白人"を中心に映す、買い物場面では大陸人しか写っていないのにコメントは、「中国から、台湾から、東南アジアから、、、」、と言う。

デパートが品物に貼り付けた商品名なども全部"簡体字"で、台湾の人が絶対に使わない文字で書いてあります。(下には一応英語で書いてありましたが)
まるで中国人以外は客にしていないという雰囲気です。
でもナゼかコメントは、「中国人(支那人)が買い物をしている」、という事をはっきりと報道しません。不思議です。

ちなみに観光庁の統計によると1人当たりの買い物の金額比率は大陸人に対して台湾の人は40%以下、アメリカ人は25%以下です。
またアメリカ人の買い物金額の3分の1は”民芸品等”ですが中国人が買う民芸品等は買い物金額全体の2%程度です。
バンコックに避寒中の先輩のSTさんから現地ニュースのコピーが送られてきました。

ワット・ロンクン(白竜寺:チエンラーイ県に位置する仏教寺院)では中国以外からの観光客用新しいトイレを建設していることを明らかにした。

ワット・ロンクンは1990年代後半から建設が開始された新しい寺院で、その外観から"ホワイト・テンプル"と呼ばれ観光名所となっている。

ここには最近、中国人観光客も大勢訪問しており観光マナーが問題となっている。
2月3日にはトイレの利用方法が文明的でないとの理由で、中国人観光客の入場が一時規制される事態となった。
その後トイレを利用する際にはガイドが同伴するとの条件で中国人観光客の入場が再開されていた。

今回ワット・ロンクンの関係者は、中国人観光客を引き続き歓迎すると共に、その他地域からの観光客の不満を解消するため、新たに中国以外の地域からの観光客専用のトイレを建設する方針を明らかにした。


そう言えばずいぶん前ですが北京のアウディーの販売店に行ってそこのトイレに入ったら、便器にウ○コがいっぱいこびり付いていたのを思い出すな〜。
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