14−09−22 さあ、ボストンへ
NYからボストンは400kmくらい、行く方法は自分で車を運転して行く以外に3種類の方法があります。
それぞれ市内から市内の移動を仮定してみます。
先ず飛行機。空港に慣れていて、機内預け荷物がなければ一番早いと思います。

でも飛行機に乗っている時間は1時間ですがドア・ツー・ドアで3時間はかかります。費用も予約の方法によっては500ドルくらいはかかる時があります。タクシー代も100ドルはかかります。

次はAMTRAK(電車)を使う方法で実際に乗っている時間は3時間くらいで、駅まではやはりタクシーで行くことになります。費用は利もらいなーは便利です、それにお値打ち価格です200ドル(2万円)ちょっとです。

3番目はバスです。時間は4時間半くらいかかりますが’LIMO LINER”(略してLL)を使えばNYヒルトンからボストンヒルトン直通で、費用は160ドル(1.6万円)です。

さあ、どれにする?
2年前にNY/ボストンを往復した時は片道はAMTRAK、片道は高速バスを使いました。AMTRAKの旅も快適で車窓から見える海岸沿いの風景は実にきれいでした。

しかしスーツケースなどを持っての駅とホテルの間の移動はタクシーを使うとはいうものの結構面倒です。その点バスはホテルをうまく選ぶと少し歩くだけで済むので非常に楽です。

そこで今回は往復ともバスを使う事にしました。

LLは日本の大型観光バスより遙かに大きいのですが座席は27席しかありません。アメリカのバスですからあのでっかいアメリカ人が乗ってもゆったりできるようにシートは広くて快適です。

今回のNY⇒ボストン便はこの巨大なバスに乗客はたった8名で、車内はガラガラでした。
LLは車内で軽食とコーヒー、それにスナックが出ます。飲み物は多分言えばいくらでもお代わりできると思います。
DVDも見れ、スピードはちょっと遅いもののWIFIも使えます。

バスは他にも中国系の会社のバスが片道40ドルとかであるそうですが、これには乗るな、という噂です。
事故の話はまだありませんが、結構怖い思いをするそうです。

22日(月)にボストンに行って3泊した後、25日(木)には再びNYに戻るので、ボストンにはスーツケース1個と大きめの手提げカバンのみで残りのスーツケース2個は次に泊まるホテルであるNYヒルトンに預けました。

アメリカのホテルでチェックアウトの後に荷物を預けて後日チェックインをするというのは私は今回が初めてです。
荷物を預かってもらうには日本と違って1個につき1日3〜5ドル(300〜500円)の費用がかかります。
ですから2個を4日間預けると最低でも24ドル+TAXで30ドルくらい、つまり3000円が必要です。
日本人宿泊客も多いNYヒルトン
こういう大ホテルのクロークはホテルとは直接関係のない従業員がやっており、ホテルは場所を提供しているだけでドアボーイとかポーターと同じよううな扱いが普通です。

日本とか東南アジアでは超高級ホテルの事は知りませんが、普通のホテルでは宿泊客(予定も含む)の荷物預かりは無料ですよね。

NYヒルトンで何人もの日本人らしき若い女の子が、一杯荷物を預けていましたが、この仕組みを知っているのかな〜。

もうひとつ他の国と違うな〜と改めて思ったのが宿泊の部屋でのWIFIの使用についてです。
インターネットの使用は有料のところが殆どで、今回はNYシェラトンが1日15ドル(1500円)、ボストン・マリオットが13ドル(1300円)でした。

ホテルはこのようにインターネットへの接続が基本的に有料(無料のところもある)ですが、ロビーは無料なので必要な時にロビーに行って接続するという方法もあります。

また街中のあちこちのお店ではWIFIが使えるようになっているので、これを利用するのもいいと思います。
ちょっと驚いたのはNYでは地下鉄の駅の中が公衆WIFIが使えるようになっている事でした。

旅先でインターネットを頻繁に使う事が予想される旅行の場合は日本でポケットWIFIを借りて持っていくのがいいかも知れません。
でもアメリカ用のポケットWIFIはアジア向けのポケットWIFIよりかなり料金が高いので要注意です。

11:10出発予定のLL,実は予定通り出発できませんでした。
LLはNYヒルトン横の53STから出るのですが、53STは国連の地球温暖化対策サミットのお陰で道路両サイドは鉄柵が設置され、私服・制服の警官だらけ。
警備の警官に交渉するLLの係員
その中をパトカーに先導されたリムジンが入ってくるので、道路はタイのバンコック顔負けの状態なのであの超大型バスがホテル横に駐車なんかできません。
もう大変な状態で、こんなのがアメリカでもあるんだ〜、という感じです。

LLの乗り場には係の女性が1人だけ現れて乗客の予約を確認したもののバスが来ません。結局我々10名はNYヒルトンから7AVまで歩いてそこから乗る事になりました。

7AVも警備の警官でごった返しているのですが、係の女性は警備の警官と交渉をしてバスの停止を許してもらい、我々はそこから急いでバスに乗り込みました。

7AVまで歩いていく途中で私は係の女性に、「私は日本からの旅行者ですが、スゴいことになってますね。こんなのはしょっちゅうなの?」、と聞くと「時々あります」、との事。

「こりゃ、クレージーだね。東京以上の状態ですよ」、と言ったら彼女、荷物をバスのトランクに入れながら運転手に、「ホントに今日はクレージーね。あの日本人も言ってたわよ」、みたいな会話をしていました。

そんな訳で今日のLLは地球温暖化対策サミットのお陰で20分遅れでボストンに向けて出発しました。

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