集団的自衛権について政府がこれを行使する事を決定したということで、テレビも新聞もネットも盛り上がっています。
内容としては概ね否定的で、阿部政権が強引に決めた、許せない、日本は戦争への道をまっしぐら、というような内容が目立ちます。
各界の有識者と言われる人達をはじめ、訳のわからないタレントまでも日本は間違った道を再び歩み始めたとか叫んでいます。
マスコミの言うように本当に日本人の多くは今回の決定に反対をしているのか、本当にマスコミが伝える"国民の声"というのが客観的な内容になっているのか、私は大いに疑問を感じています。
今回の件は日本が世界の中で責任を果たす、普通の国になるための第一歩をやっと踏み出した、というのが私の理解です。
中国の顔色を覗い、中国の立場で報道をする日本のマスコミと政治家・知識人には怒りを覚えている日本人は一杯いるのですが、意見を言う機会をマスコミが封じていると私は感じておます。
一体"世論”、なるものを作っているのは誰だ、私はいつもこれを考えているのですが、ずっとずっと糸を手繰っていくと最後に行きつくのはアメリカである、というのが今の結論です。
太平洋戦争でアメリカと戦った日本を二度とアメリカに歯向かう事のない国にする、というのが占領をした連合国(アメリカ)の目的であったのは誰も疑いません。
それを出発点にして今の日本は出来上がっており、代表的なものが現行憲法であり教育制度であり社会制度で、全てアメリカの占領下でアメリカが作ったものです。
日本は侵略国家であったと朝から晩まで教え込み、日本の伝統を根底から腐らせ、家族制度をブチ壊し、何十年もの年月をかけてやっとそういう国に仕上げた、というのが今の日本の姿である、と思っています。
戦争反対、原発反対と叫んでいる日本人を見て一番ニコニコしているのは誰か、という見方で考えると全く別の見方ができるのですが、この見方を多くの日本人は既にできなくなっている、というか巧みに操作をされています。
私より15才も20才も年上の人でそれなりの教育を受けた人に意外と反日、反戦思想の持ち主が多い事に驚ききます。
みんな日本弱体化政策の中を、真面目にきちんと突き進んできた人たちです。悲しい成果です。
アメリカもここまで成功するとは思っていなかったのではないでしょうか。
日本に対しては何をすればどうなるか、どこを突けばいいのか、どうやって操ればいいか、反日・反戦日本人を育てた経験を含めて、最も研究をしているのはアメリカと中国でしょう。
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