14−02−26 赤道に向かって

仕事を辞めてからやってみたいことのひとつに避寒、つまり冬の寒い間はどこか暖かい所で過ごす、というのがありました。暖かいところというと日本国内では沖縄方面、海外では台湾以南の国という事になります。

私の25年来のお付き合いを頂いている先輩(会社とは関係ない方です)のSTさんは毎年1月から4月までタイ国のバンコック(BKK)に行って避寒をされています。

以前から一度バンコックに様子を見に来たら、と言われていましたので仕事を辞めたこの冬にさっそくバンコックに行く計画をしていました。
ところがバンコックでは反政府デモが発生、デモ隊と政府側の警官隊・軍と睨み合い、とうとう爆弾が投げ込まれたりして死傷者が出る事態になってしまいました。

こうなってはこの時期に行くのはちょっとマズイ、という事でSTさんのところに行くのは延期にしてバンコック行きは諦めておりました。

STさんはと言うと予定どおり1月からバンコックに行っており、「当地では確かにデモはあるが限られた地域だけで、そこに行かなければ問題なし」、というメールをもらっておりました。

どうしようかな、、、と考えながらネットで飛行機のチケットをそれとはなしに検索していると名古屋/バンコックの台湾・チャイナ・エアー(CI)のビジネスクラスが11万円ちょっとで売り出されているではありませんか。

これは安い!、という事で気が付いたらポチっとボタンを押してCIのチケットを予約しておりました。

ま、せっかくバンコックに行くのだからシンガポールにも行ってみようということでバンコック/シンガポールのチケットもポチっと予約。

ホテルは最初の2泊だけSTさんにお願いをして、残りはネットで予約、シンガポールのホテルもどこがいいかよくわかんないけどまあまあ人気のあるホテルをポチッ。

エイ、ついでにバンコックとシンガポールの1日観光もポチッ。
という訳で全部インターネットで予約が完了したのが出発の1週間前、世の中便利になったものです。。

そんな訳で急に決めたバンコック、シンガポールの9泊10日の旅、荷物の準備は出発の前日、とにかくぶらっと行ってみるか〜という感じでの出発です。

バンコックにはSTさんご夫妻がいるし、それにシンガポールにはオハイオにいた時に知り合い、その後付き合い頂いているKSさんが駐在しており彼にも連絡済みだし、やはりこういう知り合いが旅先にいると心強いものです。

CIのフライトはセントレア空港から台北まで行き、台北で乗り換えてバンコックまでというコースです。
私はCIに乗るのは初めてでCIは台北を中心に日本・東南アジア各国、更に北米・ヨーロッパまでの路線も持っている大きな航空会社です。

セントレアでは前泊して翌日の09:50テイクオフで台北に向かいます。
飛行機はビジネス席が36席しかありませんが、大体半分くらい座席は埋まっています。
食事はビジネスと言っても非常に質素です、グラスは水に非ず、米の汁です
機種はA330でシートシェルタイプではなくJALで言えば2000年頃のタイプですが、全く問題なし。要するに座席が広ければいいんです、私は。

食事はと言うとセントレア→台北、台北→バンコックでそれぞれ普通に出ますから合計2回、結構お腹一杯。

その前にセントレアではホテルとラウンジでちょっとお腹に入れているので、台北→バンコック間で出された食事の時は、「、、、、」、という感じになっていました。

が、完食!

それに旅に出ると私は液体燃料注入制限をオフ、つまりフリーにします。

セントレアのラウンジで旅の前祝いで乾杯! 飛行機の中でセントレアの離陸に乾杯! 更に台北のラウンジで台北到着に乾杯!

次に台北からバンコックの飛行機の中で台北の離陸に乾杯! というスケジュールをこなさなくてはなりません。
このスケジュールの遂行に関しては最近はカミさんもあまり文句を言わなくなりました。

チャイナ・エアーのCAはJALのようなオバサンCAは1人(多分チーフ)しかいません。あとは全部お嬢さん(多分)又はお嬢さんの面影を十分に残した方々ばかりであります。

機内は清潔です。
清潔と言えばバリグ・ブラジル航空に乗った時はひどかったナ〜、、、いつから落ちているかわかんないようなゴミが座席横に落ちていたりして、、、今でもそうかな〜、、、。

等うつろになった頭でぼんやりと考えていると機内アナウンスです。間もなくバンコックに到着、バンコックは晴、気温は30℃、との事です。

イミグレーション・カードも書いたし座席を元に戻して外を見ると地上がみえます。飛行機はちょっとハードランディングに近い形で無事着陸です。タイ・バンコックに無事到着しました!!
到着ゲートからイミグレーションまではかなり遠く、動く歩道を乗り継いでやっと到着です。
入国審査は何も聞かないでポンとスタンプを押しておしまい。タイはビザ無しでも30日間は滞在できます。

荷物を受け取って税関検査を素通りして出ます。
外国に着いて最初にやる事は両替です。私は普通はATMでその国のお金を引き出しますが今回はまず銀行窓口で両替をしてみます。

STさんのアドバイスでは空港での両替は最小限にしておくのがいい、という事だったので1万円だけ試しに窓口で両替を行いました。
1万円札を出すと3000バーツ弱が返ってきます。ま。こんなもんかな、という感じです。

ATMがあったので今度はデビットカードでバーツを引き出してみます。

ン?何?手数料を150バーツ頂きます、というメッセージが画面に出ます。今まで各国の空港でATMを使ったのですが手数料を取られたことってあったかな〜、、、。

ま、いいやという事で試しに1000バーツを引き出してみました。当たり前ですが、ちゃんと1000バーツがニョロっと出てきました。

(ホテルに行ってインターネットで口座をチェックしたら非常にいいレートでしたので手数料を考えるとたくさん両替したするといいようです)

よしよし、これで現金がなくなったらATMを使えばいいのだな。
次にバンコック市内のホテルまでのリムジンを手配します。

1200バーツ(3600円)です。本当はエアポートライナーを使ってホテルまで行こうと計画していましたが、バンコック初心者は一旦はリムジンで来なさい、というSTさんのアドバイスがあったのでこれに従いました。

STさんからは空港に着いたら携帯に連絡を下さい、という事だったのですが思い出した時にはリムジンに乗ったあとで止むなくそのまま市内のホテルに向かいました。

バンコック・スクインビッドのありストンホテルに着いたのは19:30頃、ホテルのロビーのソファーにはSTさんご夫妻が私達の到着を待ってみえました。

「携帯に連絡しなくってスミマセンでした。今到着しました。よろしくお願いしま〜す!」

旅行日記:タイはこちらです。
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