14−01−01 変えてはいけないこと

新年が明けました。西暦2014年、平成26年、皇紀2674年が始まりました。

先ず昨年の事ですが、昨年は私にとって大きな変化がありました。
7月に会社を辞めてやっと”自由人”になれました。
定年直前にオハイオから帰国、その後再雇用で同じ会社に残りましたが2年目頃から全ての自分の時間は自分のために自分で使う生活をしたいと考えるようになり、辞める決心をしました。

また海外で14年間ダイナミックに仕事をやってきた身にとって日本の会社はズバリ、別会社に感じました。社員はびっくりするくらい内向きで積極性がないように感じました。ある種の失望を感じました。
これは以前にアメリカから帰国した人から話として聞いていたのですが、やっとその意味がわかりました。

一般的に定年後も再雇用で働く理由は経済的な要素が大きいと言われていますが、つつましくやれば何とかなるメドも立ちました。当たり前の事ですが、やはり現役時代に退職後の事を頭に入れて貯蓄をしておく、というのが非常に大切だという事を実感しています。

そして仕事を辞めて5ヶ月が過ぎました。ズバリ、快適、充実、爽やかな生活を送る事ができています。
5ヶ月前に新しい生活を始めるに当たって決めた事がありました。それは時間の有効活用、ボーっと何もしない時間を極力少なくするというものです。

まず基本は朝は05:30〜0545頃に起きて、07:00までには朝の行事(体操、洗面、食事、トイレ、その他)を全て終わらせる、就寝は22:00(少なくとも22:30まで)とする、です。

これは大成功でした。
07:00から何でも始める事ができるからです。
就寝の22:00は、これを守らないと早起きができませんので自然とこうなりました。

次に3分の1理論の実践です。時間の使い方を体を使う(1/3)、頭を使う(1/3)、道楽(1/3)を目安にするというものです。

"体を使う"は毎日の朝の体操、それにジョギング・ウオーキングです。最初の頃は7kmのジョギング・ウオーキングを毎日やっていましたが、2日やって1日休みの繰り返しにしました。
途中の公園で10分くらいの柔軟体操を入れますので、時間は全部で1時間ちょっとです。

ウオーキングは朝やるという方が多いのですが、私は夕方にやっています。日没1時間前に出て、日没直後に帰ってくる、というパターンです。真冬の今でも帰って来たときは全身汗でびっしょりです。気持ちいいですよ〜、、、。

"頭を使う"は先ず古文の勉強を始めました。理由は郷土史を勉強したいのですが、これを勉強する上で古文書が読めないと自分が主体的になって勉強が進まない、というアドバイスを受けたからです。
古文の読解は、少し時間を掛ければ何とかなるという感触を得ました。

問題は"くずし字"の読みとりです。これは覚えようとすればするほど、闇の中に入っていくような感じがしています。
まずは"かな"のマスターを目標にやっています。最初の頃、明治初頭の小学校国語の教科書さえ読めなかったのにはショックでしたが少し読めるようになってきました。

これを07:00から08:00〜08:30頃までやっています。
仕事をやっていた時で言えば、"仕事を始める時間には一仕事(お勉強)が終わっている"、という感じなので何かすごく得をしたような気分になります。

毎日の生活で決めてあるのはこれくらいで、あとは自由にやります。外に出掛けるのは基本的に月曜から金曜までの平日としています。
どこに行っても混むということがなく、快適です。これは退職者の特権ですね。

それともうひとつ大きく変えたのが食事です。昼食を一日のメインにして夕食を軽くするという食べ方です。昼食をメインにしてゆっくりと食べる、これもなかなかいいものです。

夕食はジョギング・ウオーキングから帰ってきて一風呂浴びて、一杯やるだけなので簡単なつまみがあれば十分で、ご飯とかの炭水化物はほとんど摂りません。最初の頃は物足りなかったのですが、1ヶ月くらいで慣れました。

夕食は様々な理由で外食する事もあるので、その時は昼食を意識的にグンと減らします。
という訳で基本的な生活パターンは”仕事・サラリーマン型”から”自由人型”への変更が完了しました。
今年は上の娘夫婦が来ないのでカミさんと下の娘の3人でこじんまりと元日のお祝いをしました。

上の娘夫婦は茨城県に住んでおり、11日には連れ合いの会社の都合で引っ越しをしなくてはならないとかで、いろいろと忙しく来れないとの事でした。
娘は20日には大事な試験もあるようで、どうも正月どころではなさそうな感じでした。

お正月は結婚以来2回を除いて毎年カミさんの作ってくれるおせち料理を頂いてお祝いをします。
今年も30日、31日の大晦日を使っているものおせち料理を作ってくれました。下の娘も作り方を覚えなくてはとか言っていたのですが、30日はどこかにの家にお呼ばれをして出掛けてしまい、今年もできずでした。

おせち料理は全部で15種類、相当な量を作るので正月の3日間毎日食べても十分にあります。
カミさんとか娘達は、「毎日は飽きる」、とか言いますが私は飽きません。

おせち料理とは、ズバリ全部"酒の肴"であります。つまり液体燃料注入を前提とした料理であり、これを私が嫌うハズがありません。

私はダラダラとおせち料理を頂きながらチビリチビリと液体燃料を注入するので、お祝い膳は時間がかかります。

カミさんと娘はお雑煮も食べ終わりそろそろ後かたづけを始めたいらしいのですが、私がいつまでも神聖な注入作業を続けているのであからさまに片付けを始める事ができません。

でもさすがの私も1時間半くらい経った頃、神聖な作業を終えます。カミさんも娘も少々迷惑な事でしょうが、これも我が家の正月のパターンですから仕方ありません。

このパターンだけは仕事をやっていた時、そして自由人になって初めてのこのお正月も変化はありません。
世の中には変えていいものと、変えてはいけないものがあるのです。


新しい年が始まりました、、、さあ、"自由人”をエンジョイして生きていきます。
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