13−06−21 挨拶養育

この前の休日の夕方、久しぶりに近所をジョギングしてみました。ジョギングは目標として1週間に2回と決めていたのですが守れず、もう何ヶ月もやっていないという状態で言行不一致の最たるものになっていました。

コースは2つ決めてありAコースの6km、Bコースの3km、この日は奮発してAコースとしました。マンションの玄関前で準備体操をみっちりとやり、まず鈴鹿高専の正門を目指してスタートです。鈴鹿高専の手前に東旭が丘小学校があります。

いつも思うのですが、今は生徒とか先生以外は学校の運動場などに勝手に入る事ができません。理由は教室に入ったり、学校内を荒らしたりとかの不祥事を防ぐという事らしく、かなり昔からそのようになっているらしい。できれば運動場に入ってぐるっとい一周走って、鉄棒にぶら下がってみたいのですができません。

学校を通り過ぎようとすると校門のところに大きな垂れ幕があります。”あさはみんなげんきにあいさつをしましょう”ときれいな字で書いてあり、周りには子どもの絵とか、花の絵が描いてあります。
字は先生が、絵は児童が描いたのでしょうか。

挨拶か、、、。
そう言えば先日会社でも朝の挨拶運動をやっていたな〜、、、。
小学校で児童に朝学校に来たらお互いに挨拶しましょうね、先生に挨拶しましょうね、というのは生活指導の一環として何となくわかります。

しかし大人の、しかも平均年齢が40才を越えたオッサン・オバサンの集団である会社で”あいさつ運動”とは一体どういう事なのか、かなり違和感を覚えておりました。。

会社では毎朝大きな声で、「おはようございま〜す!」、と言って事務所に入ってくるのは安全担当の管理職のMさんだけで、あとは3人に1人くらいが小さな声で、「おはようございます」、というくらいです。
つまり殆どの人は挨拶をしません。

先日も会社のモラル委員会(よく考えると非常に不思議な名前の委員会です)が'朝のあいさつ運動'というのをPRし、この瞬間だけは挨拶をする社員が増えました。
しかし1週間もすると元の木阿弥、やはり3人に1人の状態に戻ってしまいました。

挨拶といえばマンションの住人でもエレベーターなどで同じになったり、エントランスで顔を合わせたりすると挨拶をするのが普通だと思うのですが、するのは大体2人に1人くらいです。
挨拶をするとプイと横を向いたり、中には私の挨拶に対して睨み返してくる人もいます。(挨拶に対して無言で睨み返してくる人は3人います)

朝のあいさつ、オハイオではどうだったか、極めて自然にお互いに行なわれていました。アメリカでは声を出す挨拶と同時にアイコンタクトが非常に重要であるのが住んでみると直ぐにわかります。
知らない人でも目と目が合えば0.3秒くらいの瞬間、目であいさつをするのです。

アイコンタクトは日本人は慣れるまでに少し時間がかかるというか、最後までできない人もいます。アイコンタクトをする時は同時に表情を作ります。日本人にはない習慣なので意識して練習しないとできるようになれません。
そして声を出す、それも単純な'Good morning'ではなく名前を言います。
Good morning, Tom.」、とか「Good morning, Mike.」、とか言うのが普通です。

更に隣の席のなどの人は「Good morning, Shin. How are you?」、 くらいの言い方をする人もいます。こう言われると、「Fine,Thanks. How are you?」、 と”you” のところをちょっと強く言って相手に返します。
私の挨拶に対して、「Thank you for asking me,Shin. How are you?」、 とか言う人もいました。

朝会社に着いて駐車場からオフィスの自分のデスクに行くまでに毎日、これを何人かの人とスムーズにポンポンと交わすのができるようになるには、私は3年くらいかかりました。
日本人は何故あいさつをしないか、アメリカ人はなぜあんなにあいさつをするのか、私は以前にその背景・理由を結構真剣に考察した事があります。アメリカに住んで最初に経験する、日本との違いと感じたからです。

それなりの学者先生が、「日本人はせっかちなのでそういう事は省きたがる」とか言っているのを聞いたことがありますが、そういうトンチンカンな理由ではないと思っています。
挨拶の日米比較について、実はかなり深い世界で、掘り下げると軽く一冊の本が書けるのではないかと思うほどです。

例えば日本では新しい場所に引越しをすると引越しをした方が近所に対してあいさつに廻る、アメリカでは先に住んでいる人が新しく来た人にあいさつに行く、何故か?
(これは「大草原の小さな家」の最初の方で、心温まるストーリーとして実に見事に描かれています)
とかとか、、、。

ま、難しい事は抜きにして日本人、特に現代日本人はあいさつはしない民族になってしまった、日本人は小学校の時からオッサン・オバサンになっても、いやジイサン・バアサンになっても、「朝は元気に挨拶をしましょう!!」、と挨拶運動・教育をやっている。
50過ぎたオッサンが、「あいさつ運動」、とかいうプラカード持って、出勤してくるこれも50過ぎたオッサン・オバサン社員に「あいさつをしましょう!」、という姿はやはり異常だと思うのですが。

<最近気に入ったジョーク:その1>

日本と韓国の小学生がそれぞれ同じ内容の作文を書いた。過去のわだかまりを捨て、日本と韓国がもっと仲良くなれたらいいと思います、という内容の作文だった。

日本の小学生は先生に、「そんな日が早く来るといいですね」、と褒められ、
韓国の小学生は危険思想の持ち主として折檻を受け、親は監視対象となった。

(韓国というところは中国でも結構です。アメリカとかドイツに置き換えてもジョークにはなりません、念のため。)


<最近気に入ったジョーク:2>

「 私の国では日本を褒めると袋叩きに合います。 」
−あなたはどこの国の人ですか?−
「 韓国です。 」

「 私の国でも日本を褒めると袋叩きに合います。 」
−あなたはどこの国の人ですか?−
「 中国です。 」

「 私の国でも日本を褒めると袋叩きに合います。 」
−あなたはどこの国の人ですか?−
「 日本です。 」
inserted by FC2 system