13−02−02 あるセンセイ

アルジェリアの天然ガスプラントがイスラム過激派に襲われ、日揮社員の日本人10人が殺されて3週間、最近はニュースの報道も殆どなくなりました。
10人はどのように殺されたのかまだ詳しくは報道されず、助かった7人もかろうじて助かった人が殆どのようです。

このプラントは警備に問題があった事も指摘されていますが、いずれにせよ世界中で多くの日本人が危険な国・地域で働いている事を我々は十分に認識しておくべきだと思います。
報道番組でよく見かける何とかいう大学の先生が、「そういう軍隊とか銃によって守られなくてはならないところで働かせるなんて非常識だ。これが問題!」、とか叫んでいましたが現実を知らな過ぎます。

私の会社でもブラジルとかメキシコの工場は武装した警備員によって守られています。
公的な場所で言うとフランスのシャルルドゴール空港は自動小銃で武装した陸軍の兵士によって警備されているし、ベルギーのブラッセル空港の兵隊はサブマシンガンを持っています。

テロと言えば今から数年前、サウジアラビアにオハイオから出張を計画した時、オハイオ人のTというマネージャーがセキュリティー・ガードをつけてくれなきゃ行かないと言い出してずい分困った事がありました。

セキュリティーガードは1名につき1日3千ドル(当時で約30万円)くらいで最低2名は必要、1週間でその他の経費を含めると5万ドル(約500万円)以上だったと記憶しています。もちろんこんな費用は認められる訳なく、ボツ。
TMはセキュリティーガードなしで私と一緒にサウジアラビアに出張しました。

今回アルジェリアでは日本人が標的にされましたが、理由は何か。
やはり日本は身代金を要求した場合、拒否をしない、という点が大きかったのだと思います。また日本はイスラムに対して欧米とは違った考え方を持っているので、これを利用しようとしたのかも知れません。

今まで日本人はイスラム過激派などからは狙われる存在ではありませんでしたが、今やこの考えは変えなくてはならないのでしょう。

先週の水・木曜日は2週間前と同じく神奈川県伊勢原市にある取引先、金曜日は栃木に出張でした。伊勢原の取引先の案件は既に決着がついているものの、いろいろと後始末がありそれを片付けるために訪問、栃木はある会議への出席でした。

これらを終えた金曜日の夜、久しぶりに会う知り合いと最近定宿にしている目白のホテル近くの寿司屋で一杯。大いに話が弾みました。土曜日は都内で用事を済ませて午後2時前の”こだま”で名古屋まで。”ひかり”で行けば東京名古屋は1時間45分ですが”こだま”でも2時間半ちょっとで着きます。

別に急ぐ旅でもなし、こだまは席がうんと空いているし、たまにはこだまもいいんじゃない?という事で乗ってみました。東京、品川、新横浜までは乗る人が殆どでしたが案の定、一番混んだときでも乗車率は50%くらいでした。

最後に名古屋に着く寸前では、私の乗った14号車の乗客は何とたった4人!もう殆ど独占状態。お茶を飲みながら、風景を眺めながら、本を読みながらゆったりとした気分で名古屋に着きました。

名古屋から乗った近鉄特急、これも土曜日だからでしょうか乗車率は70%くらい、2席をひとりで使うことができゆったりです。
ところで通路を挟んだ左の席に座っている女性、間違いなくどこかで見た事があります。化粧もうまいし、着ている服も上質です。さて、誰だっけ、、、。
ン?左の襟に大きなバッジが見えます。バッジは紺色の丸いモールに金の菊花模様、、、。あれ〜、これって国会議員のバッジじゃないか、、、。
こんなベッピンさんの国会議員って誰だっけ、、、、エーッと、、、思い出せない、、、、ウーン、、、。

思い出しました!一時期週刊誌を賑わした、自民党の参議院議員"佐藤ゆかり"センセイに間違いありません。
でも何でこんなところにいるのだろう、、、。
私は佐藤センセイをちらちら見るので、佐藤センセイも気が付いたらし、く私の方を見ます。センセイは写真で見るよりかなり痩せています。声をかけようかどうしようか迷いましたが、とうとう声をかけませんでした。

そしてセンセイは何と私と同じ白子で降りました。
でも何でこんなところで、、、ひょっとしたら人違いかも、、、でも襟には議員バッチを付けていたし、、、。

自宅に帰って直ぐにPCを入れて佐藤センセイのツイッターを見つけ、それを読むと「明日は三重県の後援会のメンバーと打ち合わせをやる、、、」、となっていました。これで納得です。

やっぱり佐藤センセイでした。声をかけて政治の話でも聞けばよかったかな〜、、、。
それにしても佐藤センセイ、写真で拝見するとおり、実物もかなりのベッピンさんでした。
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