１２−１２−１２　のんびりと過ごしました

今年も気が付いたら師走、早いものです。このスピードは一体何なんだろう。 例えば中学生の頃の１年ってすごく長かった。人間が時間の長さを感じる度合いは、例えばその人に残された時間に対する割合で違うそうです。 例えば人生８０年として、１５才の少年は残りの時間が６５年でそれに対して１年の流れ、これが６０才になると残りが２０年でこれに対して１年の流れ、６０才の人は１５才の少年に比べて時間の流れる早さを３倍に感じるそうです。 そんな事をぼんやり考えながら机の前に座り、窓から外を見ると私が生まれた松阪の街、そして育った津の街が遠くに見えます。 津までは直線で２０ｋｍくらいありますが１０倍の双眼鏡で覗くと２ｋｍまで近付く事になり、建物の形が手に取るように見えます。 私はＰＣを使うために机の前に座ったこの位置からの伊勢湾の眺めは大いに気に入っています。 さてその師走、１６日に行われる衆議院選挙で街中には選挙ポスターが貼られ、選挙カーが走り回っています。 交通量の多い交差点では信号待ちする車に対して候補者などが並んでペコペコお辞儀をしていたりします。 今回の選挙ではオバサン知事が急に出てきたり、民主党を見限った連中が右往左往してあちこちのミニ政党へ流れたり、要するに政治家としての政策は全く関心のない　"議員になる"　のが目的の、有象無象の連中が就活をしている、という雰囲気の選挙です。 みんな原発、増税、ＴＰＰの３つを主な争点にしているように見えますがはっきり言って各党、何がどう違うのか４つの政党以外はよくわかりません。要するにみんな口で言っているほどこれらの事を真剣に考えている訳ではないのでしょう。選挙のために口に出しているだけ、のような感じですね、恐らく。。

今日は１２年１２月１２日です。２０００年以降、０１年０１月０１日からこれまで年月日が３つ揃う日は１１回ありましたがこれで最後で、次は１００年後です。 そんな訳で記念すべき”１２−１２−１２”の今日の１日をここに記録しておくことにします。（実は日記の記事の数も今日で５５５となっています） 今日は会社を休んで休養日とする。 朝食はトースト、レタス・キュウリ・トマトのサラダと目玉焼き、コーヒーとグレープジュース、トマトジュース。一服してからＰＣで調べものをして昼前に南玉垣の空き家にしてある別宅に行く。 距離にして住んでいるマンションから６００ｍくらいしか離れていないのでカミさんは運動のためとか言って歩き、私は車で行く。 別宅の隣は新築工事をやっており、２週間前に基礎工事をやっていたと思っていたら既に棟上げが済んでいる。プレハブ住宅の工事は早い。 家の窓を開けて空気の入れ換えをして小物を持って帰る。今年は庭の夏みかんが豊作、１本の木で４０個以上の実がぶら下がっている。 その後ショッピングモールに買い物に行く。 まず軽く昼食、フードコートで肉入りラーメンとミニカツ丼のセットを食べる。 食事後電気屋に行って電気カミソリの替え刃を探したが欲しいタイプがない。 本屋に寄る。 "写真構図のルールブック"という写真撮影のガイドブックを買う。１６００円。 写真の出来映えの７０％は構図で決まると思っているが、我流ではもはや限界。 この本は大いに参考になりそうである。 その後食品売り場で買い物。７０ｃｍくらいの天然の鰤（ぶり）が丸ごと１尾１０００円で売っている。 刺身、切り身なんでも捌くとのこと。 ２人では食べきれないので残念ながら横目で見ながらパス。 マンションに帰って裏のホームセンターへ行って再度電気カミソリの替え刃を探すがやはりない。仕方ないのでインターネットで探すと簡単に見つかる。しかも定価の６０％で送料は無料。ネットショッピングは本当に便利である。 午後３時、ソファーに寝転がって買ってきた本を早速読むがしばらくすると眠くなって５時頃まで寝てしまう。目が覚めて今日が１２年１２月１２日である事に気が付き、コンビニに新聞を買いに行く。私は日本に帰って２年、新聞はとっていない。必要な都度、買うことにしている。 娘にも電話をかけてどこかの駅で切符を買うように頼む。 今日は快晴で最高気温は８℃まで上がった。夕焼けがきれいだったので写真を撮る。 夕食は大根・大豆・ひりようずの煮物、ホウレンソウのおしたし、鰤（ブリ）・鮪（マグロ）・イカの刺身、それにしらすおろしを肴にして一杯。〆に漬け物でご飯を少々。 食事の後は寝るまで本を読む。（迫り来る日中冷戦の時代：ＰＨＰ新書：中西輝政） １２−１２−１２は何の変哲もない、平凡な１日だった。

１２−１２−１２の主要なニュース ■　北朝鮮が弾道ミサイルを午前１０時前に発射。昨日までの報道では、ミサイルは噴射装置の分解修理を行っており、当面は発射はないという事であったが見事発射されてフィリピン沖まで飛んでいった。どうなっているのか。 これで日本も韓国も北朝鮮のミサイル発射の事前探知能力はゼロである事が見事に証明された。アメリカは発射が行われる事を知っていたのであろうが、日本・韓国には知らせなかったのではないか。こういう事態に日本・韓国がどこまで対処できるか、それを観察したフシがある。 ■　ノーベル生理学・医学賞を受けた山中教授の授賞式の様子、晩餐会の様子が盛んに報道される。それよりも山中教授という人は今の日本人が耳を傾けなくてはならない事を一杯言っている。 「アメリカでは研究者とか科学者になるのは子ども達の最も憧れる仕事の一つであるが日本では違う。日本の子ども達はサッカー選手とかのスポーツ選手に憧れるが、アメリカのようになって欲しい。そのために（国として）やる事がいろいろあると思う。」 そのとおりだと思う。 ■　尼崎事件の角田被告が留置所で自殺。留置所には角田被告以外に２人がいたというが気が付かなかったらしい。 そうであればどういう方法で自殺したのか。首にＴシャツを巻いて５０ｃｍ横で寝ている他の人に気付かれないように死ぬ事が本当にできるとは思えない。 この事件は警察は再三の訴えにも係わらず捜査を開始しなかった、そしてダラダラした捜査の挙げ句、やっと捕まえた犯人は留置所で自殺されてしまった。何という事か。 この凶悪な犯罪に対し警察は捜査をヤル気がなかったのか、或いはヤル能力がもはやないのか？ 私の住んでいるマンションの真下に交番があり、そこには４人の警官が勤務しています。彼等の一部始終が手に取るようにわかります。いつかこの交番について書いてみたいと思います。