12−08−04 夏だ〜
殺人的猛暑とは今の夏の暑さを言うのでしょうか。
昔はこんな暑さではなかったと記憶しています。50年近く前の小学生の頃、いえ、2人の娘が赤ん坊、幼児だった30年くらい前はこんな暑さではなかったと思います。

そこで気象庁のWEBでその頃の気温を調べてみました。
私は津に住んでおり、私の通っていた小学校の横は津地方気象台(昔は津測候所だったかな)で広い敷地に大きな無線のアンテナが張り巡らしてありました。WEBにはその津の記録が日単位で検索できるようになっていました。

やはり今とは全然違います。
7月、8月、9月、気温は33℃を越える日は稀です。大体が最高温度が30℃ちょっと、最低温度が25℃を越える日なんていうのも殆どありません。全体として2℃以上、3℃くらいは違う感じでした。

小学生、中学生の頃は夏休みは朝起きて、食事をして宿題とかを30分くらい(もっと少なかったかも知れません)やって9時前には水泳パンツをはいて海に向かって走っていました。
海で泳いだり、津港の横にある突堤の横に潜って魚を追いかけたりして遊ぶのです。

昼頃には一旦家に帰って昼食を食べて再び海へ。夕方に帰って、風呂に入って8時ちょっとにはコテンと寝ていました。
寝る時は蚊帳をつって寝るのですが、窓を開けて寝ていると明け方は寒かった記憶もあります。
ビデオゲームとかパソコンなんてなかったし、そもそもテレビを視たという記憶もあまりありません。

昼でも木陰に入ると涼しかったあの頃の夏。夏休みの1ヶ月間は半人半魚だったSHIN、毎日泳いだ海、津港の突堤、赤い灯台、それがこうやってHPを書きながら今、窓の外の遠くに見えます。
今朝も伊勢湾には多くの漁船、四日市港、名古屋港の沖には巨大なタンカー、コンテナ船、貨物船が見えます。

机に向かって座ると子どもの頃泳いだ伊勢湾が一望できます。このマンションを買った理由の一つはこの風景のせいかも知れません。
もう行くことはないだろうと思っていた京都の超有名電子部品メーカーX社に再度行ってきました。4回目です。
京都には名古屋まで出て新幹線で行くのが一番早いのですが、ナゼか会社の手配する切符は近鉄で大和八木経由です。これはこれで大和八木までの車窓からの風景がきれいなので私は気に入っています。

会社を訪問した理由はこの5月から取り組んでいるある案件について、対応が完了したと思っていたら再度問題が出てきたので対応の方向を再度確認する必要が出たからです。
私の会社はX社から直接部品を買っている訳ではなく、Y社から買っている部品に組み込まれている電子部品を作っているのがX社なのです。

これまで京都以外でも何度も会議をやって合計何十時間もの時間を費やしてきました。
電子部品の製造は非常に専門的で、またノウハウのカタマリです。

業種の違う我々が問題の中身・取り組みの詳細を聞いても、それの深いところまで理解して評価をするというのはこれらの会社の人達と同じレベルでできるとは思っていません。

しかし、問題解決というのは事実の把握、それに基づく原因の究明、、、等々のやりかた・プロセスはあらゆる部品領域で何十年の経験と知識を積んできたと言う自負があります。

それにもの作りという点では、X社とは製品の大きさは100万倍以上、機能も全く違いますが我々自身も設備・工程・検査・管理などについてのノウハウ・知識・経験を持っています。

これらは製造業という次元で見ると、実は基本の部分でびっくりするくらい共通するところがあります。専門メーカーとのこういう問題対策技術会議は、非常に興味深いものがあります。

今回あらためて感じたのはX社の技術者達はトップクラスの人も含めて非常に真面目で優秀であるという事でした。
ただ報告書は直接の取引があるY社が行っており、Y社はデーターの整理などがあまりうまくないため、本来は出ないはずの質問とかが頻発し、X社の技術者が答えるという混乱があり、困る時もありました。
この日は栃木から見えたAさんとX社の社長さんに会いました。社長さんは創業者から二代目のSWさんという方で、Aさんと私の方から今までの対応に関し、こちら側の要望を端的にお伝えしました。
SWさんは経営トップらしい言葉で話をされましたが、今回の件に関してどうしようとしているのか具体的な事を一切話してくれなかったのはちょっと物足りませんでした。

何はともあれ、この日は夕方4時ちょっと過ぎに会議は終わり、5時前の近鉄で鈴鹿に向かうことができました。
前の日の夜はあと2週間程で退職されるIMさんが栃木から来ており、夜中の11時くらいまで数人で送別会をやったので寝不足。
電車の中では殆どうとうとしておりましたが、時々目に入る車窓からの風景は目に染みる緑の山々で、実に夏らしい風景でした。

さて、あと1週間で夏休み!来週も頑張るぞ〜、、、。
inserted by FC2 system