11−07−03 12年が過ぎました
311の地震と津波によって福島原発は放射線漏れを起こす大事故になりました。これによって関東・東北の電力供給能力は大きく下がり、加えて全国の原発のいくつかが停止、及び整備後の運転再開見送りという処置がとられる事になりました。
(”熱物に懲りてなますを吹く状態”、という人もいますが)

日本の全発電量の30%を担っている原発の大半が停止状態にあるという事で、夏の電力供給が逼迫しています。これに対し自動車業界は7月から9月一杯を平日である木金を休日にし、土日を稼働日にする事を決定しました。

つまり電力需要の平準化に寄与する、というものです。そして6月30(木)7月1日(金)が休みになり、7月2日(土)、3日(日)が稼働日として、この対応がスタートしました。

平日であった木金を休む事は何の抵抗もありません。休みはいつでもウエルカム、です。
ところがそれまでずっと休日であった土日に出勤をするというのは何だか変な感じがするという、身勝手な体質になっている事に気が付きました。

土曜日の朝、7時ちょっと過ぎに自宅を出るのは変わりません。でも道路がガラガラです。会社までは20分もかからないで到着してしまいました。
朝食はテレビを見ながら食べますが、おかしいな〜、いつもの番組がなかなか始まらない。アッ、今日は土曜日だったんだ〜、などと改めて確認をさせられたりしました。

会社が終わって帰宅途中の道路、今度はそんなにすいているという感じはありません。土曜日の夕方5時半過ぎというのは、買い物などを終えて帰宅する車などで道路は混む事を忘れていました。

それと逼迫している電力供給対策で気になるのは街中にあふれる自動販売機です。自動販売機は全国で約600万台あるそうです。
これの消費電力はざっと170万KW、福島第一原発1号機の発電能力が46万KWだそうですから、自動販売機の数を半分にすれは原発2基分に相当する電力の節減になります。

では自動販売機が世の中から半分消えたらどうなるか、、、何も起きないと思います。
街中にある自動販売機の削減、これこそ国が非常事態宣言をして強権を発動すべき事だと思うのですが。
できないだろうな〜、今の政府の連中では。
木金が休みというのはメリットがない訳ではありません。
その一つが通院などの時間的制約が少なくなる点です。そんな訳で金曜日に歯医者の予約をして行ってきました。
歯医者に行った理由は奥歯の根っこが鈍い痛みを感じるようになったからです。

行ったのがGという大きな歯科医院。例の院内に音楽が鳴り響き、窓口も歯科衛生士もみんな居酒屋、寿司屋のノリの医院です。

予約時間の12:00にドアーを開けて入ります。天井がものすごく高い、大きな待合室に入ります。相変わらず、院内はズンチャカ、ズンチャカかなりのボリュームで音楽が流れています。
今日は金切り声をあげるボーカルなんかも流しています。

待合室の大きなテレビはかなりのボリュームです。しばらくすると、「Nさ〜ん、Nさ〜ん、」、と衛生士に呼ばれて診察室に入ります。

私: 「ところでひとつ申し上げていいですか。この音楽ですが、ちょっとボリュームが大きいと思うのですが、患者さんから苦情はありませんか。」

歯科衛生士さん: 「いえ、特にそのような苦情はありません。」

私: 「音楽こんなに大きな音で流すのは何か理由があるのですか。」

歯科衛生士さん: 「はい。この音楽はここのウリだと思うのです。例えば歯を削る、ジージーいうあの音を打ち消すという効果もありますしね。」

私: 「そうですか、私は逆にイライラすると思うのですが。すみませんがボリュームを少し絞ってもらえませんか。」

歯科衛生士さん: 「ハイ。」


という訳でボリュームを絞ってもらいました。(衛生士さんの言う、「音楽はここのウリ」、という表現が何となく違和感を覚えた。)

奥歯の根っこの痛みはレントゲンで精密検査をやったのですが全く問題なし、但し歯茎が少し痛んで出血しているとの事で、これのせいで少し痛みを感じたのかも知れない、という事でした。
ドクターはレントゲン写真を拡大したり、最初に撮ったものと比較をしたりして丁寧に説明をしてくれました。音楽のボリュームもかなり絞ってくれました。この音楽、今風の飛び跳ねるようなリズムの曲ではなく、イージーリスニング・ミュージックか何かを流してくれたらいいのに、、、。

この医院、診察は丁寧でいいところなんですがね〜。
7月1日、このホームページにリンクしてある掲示板が急に使えなくなりました。このプロバイダーの無料掲示板は、ホームページを作り始めた時からなので、かれこれ12年になります。

サービス中止の理由は利用者の激減による、とありました。そしてサービスを中止するのは1年前に通知した、利用中の方は既に対応済のことと思います、とありました。ウソ〜、そんな通知受け取っていないよ〜。

でも今更文句を言ったってサービスは打ち切られ、質問も一切受け付けない、とあります。仕方ありません、どこか他で掲示板を作らなくてはなりません。

そこで1年ちょっと前からホームページの作成で使っている、FC2の掲示板サービスを利用する事にしました。
掲示板の作成(カスタマイズ)は10分で終了、リンクも半自動でやってくれ再び掲示板が使えるようになりました。テンプレートを使ってカスタマイズすればもっとカッコいい掲示板ができるのでしょうが、ま、これで良しとします。

しかし考えてみればこのホームページ、始めたのが1999年7月ですから、これで丸12年が経った事になります。トピックの合計は600以上、写真は2500枚近くの規模になりました。
オハイオ駐在の最初の3年間の記録がないのが残念ですが、残りの11年間はカバーできました。

今読み返してみるとかなりメチャクチャな文章もあるし、はっきり言ってまともな日本語になっていないところがかなりあります。
でも素人ですから仕方ありません。写真もヘタです。(カメラのせいかな?)

それにホームページ自体のデザインが野暮ったい、デザイン変更に対する柔軟性も低い作り方がしてある、etc。
時間ができたらもっとスマートで見やすいホームページにバージョンアップしたいと思っています。

でも自分達の生活の記録としては、これでいいかなと思っています。写真を見て、文を読むとそれをきっかけに次々と思い出が蘇ってきます。今となっては私達の貴重な記録になっています。
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