11−06−15 香港に着きました
香港、これを聞いて頭の中に浮かぶものは何でしょうか。
それはそれぞれの年代とか興味の方向性とかで千差万別だと思いますが、私の場合は歴史を読む中での香港、という位置づけにあります。

”香港=100万ドルの夜景、ブランド品の買い物、旨い中華料理を食べるところ”、というのが一般的な香港のイメージのようですが、私の場合はは”歴史の中の香港”、という切り口のイメージががかなり強いように思います。

清王朝時代、イギリス植民地、日本統治、再びイギリス植民地、そして今の中国の特別行政区という世界の歴史の流れをモロに受けている地域、さてどんなところなのか?という事で興味がありました。
(香港を日本が統治していた事は、日本人は意外と知らない。)

オハイオから帰ってきて、バタバタして気が付いたら丸1年が経過、これを記念して(?)休みを取って前からちょっぴり気になっていた香港に行ってみる事にしました。

香港は飛行機で3時間半で行ける、ほんの近くにあります。
行くことを決心したら。インターネットでフライトをチョコチョコと予約し、ホテルもインターネットでチョコチョコ、手続きはそれぞれ1〜2分で終了です。

クレジットカードとPCさえあれば、世界中どこのホテルでも一瞬で予約できるとは便利な世の中になったものです。

日程は1回目の香港という事で、ちょっと短いとは思いましたが3泊4日。会社では1年に1回連続で5日間の休みをとってもいいという約束があるので、これを利用して行く事にしました。

香港までのフライトは朝10:15出発のキャセイパシフィックで、当日に自宅を出ても間に合う時間帯なのですが、あまりバタバタしたくないので前日に空港まで行ってホテルに泊り、のんびりとする事にしました。

そんな訳で出発の前日に自宅を出て空港に到着、空港をブラブラと見学、空港内のレストランで食事をした後、送迎デッキからの見事な夕焼けを見る事ができました。

出発当日、一番でチェックインしてやろうと7時20分頃にチェックインカウンターに行ったら、チェックインは7時45分からという事で、時間つぶしにDCのラウンジに入ってコーヒーを一杯。カード会社のラウンジに入ったのは初めてですが、結構大きなラウンジでした。

時間がきたのでチェックインをするとカウンターのお嬢さん、3席のシートの真ん中をブロックしてシートアサインをしてくれたので、3席を2人でゆったりと快適に香港までフライトをする事ができました。
キャセイパシフィックの飛行機に乗るのは初めてでしたが、これで一発で気に入っちゃいました。

香港と日本の時差は1時間あります。現地時間13:10に無事香港に到着。大きな大変きれいな空港で、ちょっとびっくり。入国審査、税関を通って到着ロビーに出ます。
ここで最初にやる事は香港ドルへの両替、これはデビットカードを使ってATMでやります。一瞬ローマ空港での悪夢が思い起こされましたが、無事香港ドルを入手。

後でわかった事ですが、香港も街中のあちこちにATMがあり、香港ドルキャッシュの入手は全く問題ありません。
(もっとも現金を使う機会は、非常に限られていますが。)

空港からホテルまでは途中の眺めがいいと言う事で、バスで行くことにしました。
空港の外に出ます。むっとする気温と湿気で、「香港に来たなー、、、」、と実感します。

バスの切符を買いに窓口に行くと、先客とカウンターのオバサンが言い争っていす。中国人の会話というのは普通に喋っていてもケンカしているみたいなのに、これが言い争いなると結構激しいやりとりに聞こえます。
こういうのを聞くと更に、「香港に来たなー、、、」、と実感します。

2階建てバスに乗って九龍にあるホテル・ニッコーに向かいます。2階建てバスに乗って45分くらい、17番目の停留所で降りようとしましたが、ちょっと遅れて19番目で降ります。降りた場所はネーサン・ロードのかなり南のところのようで、ホテルまではちょっと歩く必要がありました。

スーツケースをコロコロと引っ張って歩く初めての香港、インド系の人種が目立ったのが印象的でした。
さすが国際都市、それに若者が多い。日本では味わえない熱気があります。
益々、「香港に来たなー、、、」、と実感します。

ホテルにチェックインしたのが3時半頃、ロビーのカウンターに行くと14Fに行ってチェックインして下さいと言われたので、14Fのラウンジの中のデスクでチェックインして部屋のキーを受け取ります。

部屋に入ります。
オ、オーッ!!床まである大きな窓から香港島が目の前に見える、最高の眺めです!!
事前に頼んでおいたとおりの部屋をアサインしてくれていました。

天を突く高層マンションとオフィスビル、その向こうにはかの有名なビクトリアピークも見えます。
「香港に来たなー、、、」、その実感は最高潮に達します。

香港の面積は東京23区の2倍くらいしかなく、そこに700万人が住んでいる近代的な大都会。アジアの金融貿易の中心の一つでもあります。
20年くらい前には中に入ったら生きては帰れないと言われた魔窟、九龍城もありました。今は中国の特別行政区で一国二制度の矛盾を抱えた巨大都市です。

たった3泊4日ですが、さあ、初めての香港探訪の開始です。

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