11−01−24 偶然の再会
オハイオから帰ってきて半年ちょっと、この間飛行機に乗る出張も個人旅行もないのでフライトマイレッジの増加はありません。
そんな訳でマイレッジの事は殆ど忘れていたのですが、先日何とはなしに自分の持つフライトマイレッジをネットで確認すると、何と数万マイルが今年の4月で切れることになっているではありませんか。

そう言えば帰国直後にチェックした時、来年の4月までに期限が切れるマイレッジがある事に気が付いていたのを思い出しました。
その時はハワイに行きたいと思って予約を入れようとしたのですが、殆どのフライトが空席待ちになっていて予約を入れる事ができず、そのままにしてあったのです。
このまま放っておくとせかくのマイレッジがパーになってしまいます。

フライトをあれこれ見ていると東南アジア方面は結構な空席があります。ベトナムとかカンボジアなど行ってみたいところは最低4泊5日くらいのスケジュールになってしまい、今度は休みをとるのがちょっと大変。
そこで決めたのが台湾・台北、これなら何とかいけそうです。

・3泊4日で割と余裕のあるスケジュールが組める。台北までのフライト時間は3時間ちょっと、出発日でも12:20には台北に到着するので、初日から十分な時間が使える。

・台湾はかつては日本の統治下にあり何となく親しみを感じる国で、アジア旅行初心者にとっては手頃(?)な国に思えた。

・知り合いで東南アジア駐在20年の経験がある、STさんが台北の隣の板橋市に滞在している。

と言うわけでさっそくネットからマイレッジ特典のチケットを申し込みました。
JALは大分前からインターネットによる申し込みのキャンペーンをやっていてこれを使うと通常マイルの80%でチケットがとれるので、ちょと贅沢だけどビジネスで申し込んじゃいました。

ホテルも何人かの人に聞いたりして、最後は例の海外旅行のバイブル、「地球の歩き方」、を見てホテル・ロイヤル・台北というところに決め、これもインターネットから申し込みました。
申し込むに当たってはいろいろなサイトで値段を調べました。同じ日で同じ内容なのに値段が全然違うのには驚かされました。
飛行機とホテルの予約が終わればあとは台北での観光をどうするか、これもネットで探して台北1日観光と九分の半日観光を予約しました。
それと過去の経験から、どこへ行っても意外と手間取るのが空港からホテルまでの交通手段です。到着するのは桃園空港でここから台北市内までは40kmほどあります。

方法としてはバス・電車・タクシーといろいろあるのですが、STさんのアドバイスでホテルのシャトルバスを利用する事にしました。これはホテルに直接電話をかけて申し込みましたが、ちょっと焦ったのはネットでの電話番号が間違っていた事で、何度電話をしても番号が違いますというメッセージが流れます。

結局STさんに電話をかけて確認をしたら、私の持っている番号は一桁多いとのこと。番号を見ると台北の市外局番は2、次の番号も2で始まっているのでヤマカンでこの2をとばして掛けたら見事につながりました。バンザイ!

電話に出た係りの女性は早口でもなく、ていねいな英語をしゃべってくれました。
「ところでどうやってシャトルバスを探すのですか。」
「イミグレーションの後の出口のところで、名前を書いたサインを持った男がいますから探してください。それが運転手です。」
ナルホド。

フライトは1月28日セントレア09:50出発なので、当日自宅を出ても間に合わない事はないのですが、朝にバタバタするのもイヤなので空港のホテルに前泊、これもインターネットで予約、ついでに津からの高速艇も予約。それぞれ5分程度で完了です。

ネットって本当に便利です。あらためて感心してしまいました。
先週の土曜日、元オハイオ駐在のOBが集まって食事会をやりました。集まったのは60才から(確か)70才の6人で、何らかの形で仕事をやっている人が3人、完全リタイアが3人という顔ぶれでした。皆さんそれぞれお元気で、楽しいひと時を過ごす事ができました。

終わった後バスに乗って自宅に帰ろうと思い、千鳥足で駅前まで歩いて行ったのですが、何となくラーメンが食べたくなり駅横のラーメン屋に入りました。食事会とはいうものの、液体燃料注入が中心だったのでお腹に何か入れたかったのです。

店に入って口直しのビールを注文したところで突然カウンターの隣の女性から、「Nさん!」、と言われてびっくり。
ナ、ナ、ナ、何と、この女性は24年前の職場で同じだったOEさんです。
私が今の工場から本社に転勤する前は私の斜め前に座っており、いろいろと私をサポートしてくれたのでした。

転勤の時はお世話になったお礼にカミさんに大きな人形を作ってもらい、これをプレゼントしたのですが、これもちゃんと覚えていてくれました。
OEさんは会社のある運動チームの選手でもあり、スポーツウーマン独特の明るい性格と飲みっぷりは、全く昔のままでした。

ラーメンを食べたあと、ハイボールを飲みながらOEさんと昔話に花を咲かせていると3人のオジサンが入ってきて、その中のひとりが、大声で「Nさん!!」。
じっとその人の顔をみると何と、何と、入社した頃に隣の職場にいたKMさんではありませんか。KMさんは少し太っただけで昔の面影そのままです。KMさんとはあちこちに遊びに行ったり、飲んだり楽しい思い出が一杯の人でした。

たまたま入ったラーメン屋で昔の職場の仲間2人と会うなんて、これば何という偶然!しかも2人とも只の知り合いというレベルではなく仕事上、そして遊び仲間で深い関係にあった人たちです。
OEさんとは24年ぶり、KMさんとは多分27〜8年ぶりだったと思います。みんな私の事を覚えていてくれて本当に嬉しく思いました。

そんな訳でこの日はラーメン屋で2次会をやってしまい、バスではなく結局タクシーで家まで帰ることになりました。
イヤ〜、本当にびっくりした土曜の夜でした。。
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