10−03−27 1ヶ月経過

腰の手術から4週間弱が経過した今週の月曜日、私は手術後初めて会社に出勤をしてみました。日本であれば4週間と言えば、やっと病院から退院をするくらいの時期で、こちらのドクターからは半日くらいの出勤だったらOKという判断を2週間検診の時にもらってありました。

月曜日は午前中だけで帰るつもりでしたが、午後1時からある取引先の社長さんが交代するというので、この方と合うためのスケジュールが入れてあり、これが終わってから帰る予定でいました。
日本に帰るSさんという社長さんと新しい社長のDさん、日本の本社から出張して見えたYさん、それに担当の方2名の6名がお見えになりました。

担当のうちの1名はTさんという方で、2年前にサウジアラビア・UAEの出張で一緒に行った方です。Tさんも5年のオハイオ駐在を終え、日本に帰任するという事でした。
日本からお見えになっていたYさんは6月で定年延長2年の満期を迎え、会社を去ると言われてびっくり。

Yさんからは2月の上旬に”中国五千年:陳 舜臣著”上下2巻をプレゼントされており、「まだ読んでいないので読後感想文は必ずお送りします。」、と約束をしてお別れをしました。

Sさんとはある件でガンガンやり合った仲、Tさんとはサウジアラビアに一緒に行った仲、Yさんはお互いに切磋琢磨してあれこれもがいた仲、この3人がオハイオを去られるというのはちょっと寂しい思いがしました。

5人の方とのミーティングが終わったのが2時半、立っていても座っていても腰全体が熱を持って砕けるような感じになってしまい、そのまま帰宅、ベッドに倒れ込んでしまいました。
翌朝(火曜日)になってもこの感じは変わらず、この日は再度お休み。やっぱり4週間での出社は無理だったようです。

それでも1日休んだ後、水曜日木曜日と再び12時までの出勤を再開しました。会社までは約50km、30分程で着くのですが、セダンタイプの車のシートポジションは腰に負担がかかる事がわかり、通勤はカミさんの乗っているCRVでする事にしました。

木曜の夜10時頃、少し冷え込むので外を見ると何と真っ白。雪がガンガン降っているではありませんか。昨日まで日中は7〜9℃くらいまで気温が上がり、バックヤードの芝生もかなり緑になって来たと思っていたのに、真冬に逆戻りです。
夜中というか明け方というか、3時頃に起きて再度外を見ると雪は止んでいます。あっという間に5cm以上積もってしまいました。

金曜日の朝は余裕を持って6時半前に家を出ましたが案の定、雪かきは十分にされていません。それでもみんな70〜80km/hくらいでガンガン飛ばします。路面は雪かきはしてあっても塩が十分に撒かれていないところがあり、危険この上ありません。
会社までは結局1時間掛かって始業の07:30には間に合いましたが、途中で何件もの事故、それに急ブレーキをかけたため道路から何十mもすっ飛んでしまっている車を結構見掛けました。

この14年間を振り返ってみますと3月中旬以降、4月までの時期に必ず真冬の逆戻りがあります。オハイオに来た翌年の97年3月が最初の3月ですが、この時は激しいフリージングレインがあり、車が丸ごと1〜2cmの氷によってきれいに覆われてしまった事もありました。

これで恒例の3月の冬の揺り戻しも無事終わり(?)、後は少しずつ暖かくなるのを待つばかりです。
月曜日に久し振りに会社に行った時、昨年の11月に偶然にも私と同じ手術を受けた日本にいるUさんに電話をしてみました。

「Nさん、ダメですよ!出勤なんかしては。私は4週間過ぎて退院、そこから更に1週間自宅で静養してから会社に行ったんです。
私はボルト4本、Nさんはボルト8本でしょ?レベルが違いますよ。もう1〜2週間休んだ方がいいんじゃないですか?」

Uさんは4週間で半日出勤とは言え、会社に出ている私にこう言いました。
そうだよな、、、無理して回復が遅れたり、変な事になっても元も子もないよな、、、。

やはり一応の回復にはもう少し、そして完治にはドクターの言うように3ヶ月は最低でもかかるようです。
ま、焦らずゆっくりと、ですかね。
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