09−12−18 バタバタしています

日本から帰ってきて、あれこれとやっているうちにあっという間に2週間が経ってしまいました。12月も半ば、駐在員の間でも今年の冬はどこへ旅行をしようか、なんて話が出ています。
私達も昨年の冬はメキシコに行って大いに満足をしましたが、今年は近場でお茶を濁すという事になりそうです。

先週土曜日の12日は日帰りでデトロイト、今週も水曜日の朝にコロンバスを出発してデトロイト3泊です。デトロイトまでは330km、普通に走れば3時間30分、途中で休憩を入れても4時間になる事はありません。

金曜の早朝に自宅を出てナビの指示に従ってデトロイトに向かいます。
私は一人で運転する時は水とちょっとしたスナック菓子を準備します。やはり運転中に喉が渇くのと、口を動かすと眠気が来ないからです。

トイレ休憩はデトロイトくらいの距離ですと、0回かせいぜい1回です。
lこの日休憩をしたのは丁度中間地点のオハイオ州からミシガン州に入る手前のトレドという町の手前で休憩しました。

ここの休憩所で気が付いたのが”リメンバー・パールハーバー”という看板!
あっ、間違いでした、”パールハーバー・メモリアル・ハイウエー”でした。

アメリカのインターステーツ・ハイウエーはXXXメモリアル・ハイウエーという名前が付いているのは前にも見掛けた事がありますが、一瞬ぎょっとしました。

”インターステーツ・ハイウエー”というのは直訳すると”州間高速道路”、とでも言えばいいのだと思いますが、後で調べたらアイゼンハワー大統領が1956年に建設を命じ、延べ全長69000kmの建設が終わったのが1990年だそうです。
この日デトロイトに行くのに使ったIー75も北はミシガン州の北の端のカナダとの国境から南はアトランタを通って、マイアミまで続いている全長2900kmの高速道路です。

日本では高速道路1000円が話題を呼んでいますが、アメリカではこれらの高速道路は一部を除いて無料です。例外の有料道路も2ドルとか3ドルで料金は日本に比べると比較になりません。

デトロイトでの会議は3日間に及びましたが、結論は数ヶ月前に予測していたとおりとなりました。
細かい技術的な事は専門家連中がいろいろとこれからもやっていく訳ですが、我々としてはこの結論を簡潔にまとめて、某政党の防衛大臣(サルにも劣る、と週刊誌に書かれたあの有名な方)でもわかるような説明資料を作るという作業が残りましたが、まあこれは何とかなるでしょう。
しかしここまで振り回されながらも、いろいろ対応して頂いた取引先には頭が下がります。

この会議には以前お隣に住んでいて、アパートに引っ越して行ったR&DのSさんも出席しており、食事の時にいろいろとお話をしました。Sさんも約10年のオハイオ生活を終え、来年の1月に日本に帰任されると仰っていました。
私が朝の新聞を取りに行ってロックアウトされ、助けて頂いた事もよく覚えてみえました。

Sさんが隣から引っ越した理由は大家のインド人が大家として何もやってくれない、何かが故障しても修理をしてくれないとかで嫌気がさして、やむを得ず出て行ったのでした。
インド人の大家で苦労している人を私は他にも知っており、いろんな面でインド人と付き合っていくのは非常に難しいようです。

この出張中の話題の一つは日本の調査捕鯨に対するシーシェパードという実質的な海賊船の反対活動がありました。公海上でのこのような行為は許されるべきではありません。

公海上で航海、捕鯨操業に危険な”物理的妨害”行為をする訳ですから、これにはやはり物理的が、妨害”排除”をするのが正当だと思います。
鯨反対国はこのシーシェパードの行動をを実質的に支持しています我が国の政府は何の発言も、何の行動も起こそうとはしません。

逆の立場で何かの理由で、日本がオーストラリアやオランダの船に対し同じような事をやったら何が起きるか、多分オーストラリア海軍の艦艇が出てきて大砲をぶっ放し、東京のオーストラリア大使は日本政府に対して恫喝をすると思います。
反対国の大きな理由は当初は”鯨絶滅”に対する危機感からでした。それが調査の結果、鯨はどんどん増えて問題のないレベルになっている事がわかった瞬間、今度は”鯨は高等動物論”を持ち出しています。

ニュースを聞く度にイライラする今日この頃です。

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