09−11−18 長い1日

ここの半年ほど日本に行く用事がなく、ご無沙汰しておりましたが今日から10日ちょっとの日本行きです。用件はプライベートでしたが、上司であるAさんに相談の結果、仕事も少しやってくる事になりました。

コロンバスからシカゴのフライトは朝8時前の出発なので、6時ちょっと前に空港に着くように家を出ました。
AAのカウンターでシカゴ、成田、セントレアというフライトのチェックインを済ませます。AAのカウンターの職員は親切で感じがよく、私は気に入っています。

この日は貨物室預けの荷物として段ボールの箱が一つありましたが、X線チェックで箱をオープンされる事なくパス。
理由はよくわかりませんが段ボールの箱を貨物室に預けると、X線検査のところでほぼ100%箱を開けられ、中の物をひっくり返されます。
今朝は係のオバサンがおしゃべりに夢中で、X線のモニタースクリーンを全く見ておりませんでした。これでは何のためのX線検査なのか、全く意味がありません。(さすがアメリカです。)

コロンバスからシカゴまでは1時間のフライト、うとうとしていたらドーンと着陸のショックで目が覚めました。到着した3番ターミナルから5番ターミナルまでモノレールに乗って移動。

5番ターミナルは国際線ターミナルなので、搭乗ゲート入り口の横に両替窓口があります。ここでドル/円のレートを見てびっくり。

売りが77.46です。つまり1ドルを渡しても77円しかくれないという事です。逆に買いは100円ちょっと。へー、という感じです。

実際の為替レートは84円前後で、こういう円高で日本に行った時は、円のカードを使うか、ドルのカードを使うか迷うところです。

シカゴから成田までのフライトは今までの機体であるBー747がB−777という新しい機体に変更されていました。
やはり新しい飛行機は何となく気持ちのいいもので、何よりもエンタテイメントの液晶スクリーンがグンと大きくなったのが気に入りました。

シカゴから成田までは13時間ちょっとという長いフライトなので、どうやって時間を過ごすか少々苦労します。
でも食事をして映画を観て、液体燃料を注入して、音楽を聴きながら本を読んで、シートをフラットにして寝て、これを繰り返しているうちに成田に着きました。

成田からセントレアまでのフライトが国際線の場合、出国手続きはセントレアでやればよかったのですが、今回は国内線になので一旦出国手続きを済ませなくてはなりません。

ところが飛行機は成田到着前に房総沖で空中待機させられ、20分遅れでゲートイン。乗り継ぎまで50分しかありません。かなり焦りました。マジで国内線ゲートまで走っちゃいました。
飛行機にはギリギリで飛び乗ったものの滑走路横で待機させられ、離陸が15分遅れてしまいました。

結局セントレアに着いたのは17:20。今度はセントレアから津までの高速艇の予約に遅れそうになってしまいました。高速艇の出航は18:00です。それまでに貨物室預けの荷物を受け取って、これを宅急便で送って、レンタルの携帯電話を借りて、高速艇の港にたどり着かなくてはなりません。

宅急便は予めオハイオから送り先などを知らせてあり、受付窓口に持って行くだけなのですが、受け取り窓口と発送窓口が2Fと3Fに分かれており、これを間違えてしまいました。
「ここは受け取り窓口で、発送窓口ではありません。」
エーッ!

という事で3Fから2Fの発送窓口に向かって大急ぎで行って、発送を済ませました。
残り時間は15分を切っています。レンタルの携帯電話の受け取り場所は3Fの一番端っこ!つまり再び3Fロビーへ。ここまでは殆ど駆け足状態。
カウンターにたどり着き、インターネット予約の画面コピーを渡したら、そんな予約は入っていないとの事。
再度、エーッ!

そこで別の係員が現れて、「これはウチではありません。QLライナーさんです。」
「じゃ、どこに行けばいいのですか。」
「このフロアーのずっと奥の隅っこです。」
再々度、エーッ!

また走ります。セントレア空港のロビーは成田ほどではありませんが、これが結構広いのです。
「高速艇に乗り遅れそうなので、急いでお願いします、、、」
受付のお嬢さんは額に汗をかいている私を見て少々びっくりしている様子です。「お使いになるのは初めてじゃないですよね。返却は成田ですね、、、。」

手続きを終え、受け取った携帯電話をポケットに入れて、「じゃ、高速艇乗り場まで走って行きま〜す。」、なんて訳のわからない挨拶をして、再びスーツケースをゴロゴロと転がしながら乗り場まで駆け足です。

間に合いました!切符を買って高速艇に乗り込んだのが5時58分、入り口近くの席に座ると同時に高速艇は出航。これに乗れないと次は1時間後になってしまうのでした。

しかし、こんなに空港内を走り回ったのは初めての経験です。
でもフィットネスに通ってトレーニングしてあるせいか、走っても息が乱れてゼイゼイするとか、足がもつれるとか、そういう事は全くありません。
「やっぱり、体は鍛えておくべきだなー、、、。」、大いに感じ入った次第でした。

高速艇の中から下の娘に電話をして津の港まで迎えに来てもらおうとしましたが留守電になっており、応答なしです。
津に着いたらタクシーでホテルに向かうか、、、、。

セントレアから高速艇は伊勢湾を横切って津の港までは40分、やっと我が故郷にたどり着きました。
あれ?誰か手を振っているではありませんか。留守電に入れておいた私のメッセージを聞いて、下の娘が迎えに来てくれていたのでした。

コロンバスの家を出て約23時間、やっとホテルにたどり着きました。長〜い1日でした。

inserted by FC2 system