08−10−23 何かおかしい
日本に来て最初の数日は強烈な時差ぼけで、液体燃料を注入して11時頃寝ても3時前にはぱっちり目が覚めてしまいもう一睡もできなくなります。
これが判っているので睡眠薬を服用する事があるのですが、今回は手許になかったので仕方なく成田空港の薬局で睡眠導入剤なるものを1800円も出して買いましたが効果は全くありません。

ですから3時に起きて何をやるかと言いますと、お茶をとかコーヒーを飲みながらテレビをぼんやりと見る事になります。早朝でも報道・ニュース関連の番組が結構多くあります。

ニュースによると中国からの輸入食品への農薬混入事件が相変わらず続いており、盛んに報道されています。対応の方法は検査の強化で、今のところ混入問題の発生はPPMレベルですが、これに対して検査でどこまで見つける事ができるのか殆ど意味がないのではないか疑問を感じます。

というのは検査とは所詮抜き取り検査で全数検査ではありません。PPMレベルで起きている問題を抜き取り検査で発見できる確率は非常に低く、具体的にどこまで発見できるかその確率は簡単に計算できるのですがもちろんこれの報道はありません。。
大事な事は問題の根っこをどうやって解決するか、つまり農薬を混入させている現場(中国)でどう対策するかなのですがこれは全く報道されません。
というよりそもそも中国が農薬混入自体を明確に認めていないのですから問題の解決は困難です。
混入は誰かの故意によるものであるのは間違いないのですが日本側はナゼか何かに遠慮してはっきりと中国側にものを言いません。

そんな状態の中、相変わらず今までと同じように野菜とかはダラダラと輸入が続けられています。やらなくてはならないのはナゼ農薬を工場に持ち込むのか、これの原因を取り除く事なのです。
しかしこの原因はみんなが口にしない事から推測すると、対策が殆ど不可能である事に気付きます。

という事は“買わない”というのが対策になります。確かに検査という対応は混入させている側への精神的圧力にはなります。“検査してるぞ”、というプレッシャーです。でもそこまでです。

結局は中国の輸入野菜を食べている日本国民が犠牲になり続けるというパターンが続く事になります。

アメリカはテロと戦っています。イラク・アフガニスタンに大軍を派遣しており、日本もこれに歩調を合わせています。

アメリカの空港で行われている個人の荷物検査は、腹が立つレベルを超えています。完璧に犯罪人扱いです。あるアンケートでも世界中で入国時に一番不快感を覚える国はアメリカという結果が出ています。

いずれにせよ、爆発物等の持込を検査で防止しようとしているようです。これも小学生でも判るとおり、問題の解決ではありません。問題の解決とはナゼ爆発物を飛行機に持ち込もうとするのか、この理由(原因)を取り除くことです。
これをアメリカがどうやろうとしているのか、私にはよく見えません。

アメリカはイラク・アフガニスタンで戦争をしてこの理由を取り除くどころか、理由(原因)を増幅しているように見えます。但しアメリカが行っている検査の強化は中国の農薬混入と同じく、テロ側に対して精神的なプレッシャーを与えている効果はあると思います。
ある工業製品の製造ラインがあります。ここではある一定の確率で不良品が作られます。よって検査でこれを選別し、出荷される製品は良品だけにします、という話を時々聞くことがあります。
でも不良品が作られるのは、その理由(原因)があるからで、これを取り除くのが問題の解決で、優良企業はこれがとってもうまいのが共通点です。

ただこのような工業製品の不良は多くの場合、食品への農薬混入とか飛行機への爆発物持込と違って悪意の行為によって作られているのではない点が異なります。
(不良品を故意に作る、生産妨害の一種もないわけではありませんが。)

いずれにせよ中国の農薬問題も、テロとの戦いもこの原理原則をきちんと守った対応をして欲しいと思いますが、どのように問題の根っこの部分を取り除こうとしているのか、どのニュースを見ても私にはよく理解できません。

しかし最近は日本に来て時差ボケが何とか治まるまで1週間、そして日本のリズムに合った頃にアメリカに帰って、また激しい時差ボケが1週間、5〜6年前に比較するとかなり重症になってきております。
液体燃料を注入してもダメ、市販の睡眠道乳剤は全く効果なし、処方箋してもらった睡眠薬は翌日変なだるさが残るのであまり飲みたくない、、、、、何か良い方法はないでしょうか。、
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