08−07−05 楽しかったヨーロッパ旅行

あっと言う間に終わったドイツ、スイス、フランスの駆け足旅行。アメリカはある表現をすると、何もかもでかくて広いのですが、ドイツもスイスもフランスもこれに比べるとこじんまりしています。
そしてアメリカと比較した場合の最大の違いは歴史を感じることができる点で、極端な言い方をすると近代都市であっても中世以降の建物文化が違和感なく入り組んでおり、更にそれらが全く違和感がない事が大きな特徴と言えると思います。

日本のようなギンギラギンの看板は非常に少ないし、社会資本も整備されているので特定の場所を除くと、町中が非常にきれいに感じます。(特にドイツ)
日本で言うと京都とか奈良のような厳しい規制が国の中にあるのだと思います。

今回の旅行はグループツアーでの参加でしたが、グループツアーというのは最初の2日くらいはみんなちょっとよそよそしいものです。

ところが3日目くらいから急速にうちとけ始め、4〜5日目くらいになると親しく口を聞ける人も結構できたりしますが、そんな雰囲気になってきたところでツアーは終わりになるというパターンでした。

グループツアーの利点は、極めて効率よく限られた時間内であちこちを訪れる事ができる点と、日本語によるガイドが付く点だと思います。

逆にちょっと物足りない点は、過去の経験から言うと食事がツアーに組み込まれている場合、一般的に少々貧弱である事です。
それと効率よく廻れる利点の裏返しになるのですが、もう少しここはゆっくり見たいナーと思ってもスケジュールが決まっているので後ろ髪を引かれる思いになる事がある点です。

いずれにせよアメリカから私とカミさん、日本からは2人の娘がフランクフルトでドッキングして7泊8日の旅の後、パリでそれぞれまたアメリカと日本に帰るというパターンでしかも非常に限られた時間しかないという状況でしたので、グループツアーは便利に思えました。

今回の旅は3カ国のハイライト中のハイライトのみを駆け足で廻りました。という事は誰もが行くいわゆる「有名な所」、を訪れたのですが、どこへ行っても観光客で溢れていました。
日本人、韓国人、中国人と言った東洋人、イタリア人、スペイン人(私はイタリア語とスペイン語の違いが耳ではよくわかりませんが)とか地元の国の人達、それにアメリカ人等で極端に言えばごったがえしておりました。

そのような中でもyたはりアメリカ人だけは一目瞭然で、男も女も短パン・スニーカー姿を見掛ければまず間違いなくアメリカ人でした。(特に白色の酢にカーを履いている確率がうんと高い。)

旅行中に気が付いた点ですが、今回はバスの移動時間がかなり多くありました。するとこの移動時間は皆さん多くの人は寝込んでしまいます。寝込むと窓のカーテンを閉めてしまう人がいるのです。
バスの移動中の最大の楽しみは窓からの風景を見る事なのですが、そんな事お構いなしにカーテンを閉めてしまうのです。

また寝込まなくても女性は日焼けを嫌って太陽が窓から入るとカーテンを閉めてしまう人が結構いるのです。
きれいな田園風景があっても、きれいな街並みが見えていても、何が見えていても太陽が窓から入ると、サッとカーテンを閉めてしまうのです。これには少々参りました。

バス旅行をしていて、カーテンを閉めてしまうなんて、一体何をしに来ているのだろうと思ってしまいました。

それとトイレ事情もヨーロッパはアメリカとも日本とも異なります。ちょっと用を足そうと思って、デパートに入っても一般客が利用できるトイレは普通はありません。
公衆トイレもありません。トイレはレストランとかで利用するか、有料トイレを使うのが普通です。

日本はどこへ行ってもトイレで困ることは先ずありません。それこそどこにでもあります。どこでも清潔なトイレが簡単に利用できる日本は大した国です。
但し日本はヨーロッパ、アメリカに比べると街にゴミ箱というのものを殆ど見掛けません。街中を歩いていても駅とかバス停に行っても簡単に見つける事ができません。これには困ります。

ヨーロッパ:トイレはレストラン、有料トイレを利用する。つまりおしっこをするにはお金がかかる。でもゴミ箱はあちこちに設置されている。但しドイツは4種類にきちっと分かれており、分類して捨てなくてはならない。

アメリカ:トイレはスーパーとかデパートとか、ガソリンスタンドとか、どこでも利用できる。ゴミ箱は茶色とか灰色のでっかいのが設置されている。金属、ガラス、紙類、生ゴミ、プラスチック、普通は何でも放り込んでいい。

日本:トイレはちょっとした店、駅、それに公衆トイレが発達している。ところがゴミ箱というものが町中にはない。探しても見つからない。相当に高級なホテルのロビーにさえない。とにかくない、のである。

日本西方の某国:トイレもない、ゴミ箱も見掛けなかった。

旅行中、こんな事をふと思い出しておりました。

ヨーロッパ旅行、日本に帰ってからでは遠いし億劫になって行かないかも知れない、という事も考えていたので思い切って行ってみました。
でも結局は日本から行くのとあまり変わらない時間が掛かる事がわかりました。違いは自分の家から空港までの距離で、今の家からは車で20分で空港まで行けるので、この違いは大きいかも知れません。

今回の旅行も大したトラブル・事故もなく終わり、十分に楽しむ事ができました。
唯一のトラブルはドイツで買ったかなり高級なワインの栓抜きを、帰りのドゴール空港の手荷物検査で引っかかってしまい、見事に没収されてしまった事くらいでした。

これは貨物室預けの荷物の中に入れなくてはと思っていたのですが、つい忘れてしまったのです。迂闊でした。
検査員の若い女の子も申し訳なさそうに、「これダメなんですけど、、、」、という感じでの没収でした。

ワインの栓抜き、実はこれ20数年前のドイツ出張でも購入したのですが、カミさんが引っ越しの中でどこかに紛失してしまったので、行く前から購入を予定していたものでした。

それが今度は検査で今度は没収されてしまい、私の手元から離れてしまいました。
(空港の荷物検査で物を没収されたのは、911直後に爪切りを没収された以外今まで全くなかったのですが。)

ドイツはゾーリンゲンのワインの栓抜き、どうも私の手の中から逃げていく運命にある物らしい。という事は3度目の正直、ワインの栓抜きを買うために再度ドイツへ行かなくてならない、という事ですかねー。これでもう一回ドイツに行く理由が見つかりました。

さ〜て、いつ行くかナー、、、、、。

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