08−04−25 UAEにて

サウジでの仕事は予定どおり終了し、昨日の午後のフライトでジェッダからUAEのドバイにやってきました。ジェッダの空港は大変な混みようで、秩序というものが全く感じられません。
ちょっとびっくりしたのは多くの人がポリタンクに入った水を荷物で持っていることで、これはメッカに行ったイスラム教徒がメッカの水をお土産に家に持っていくものだそうです。

空港で何かトラブルがあってはいけないということで、取引先のラドワンさんが空港まで来て我々のサポートをしてくれました。案の定、TAさんがお土産で買ったガラスの置物が荷物検査で引っかかり、ちょっと気をもみましたが大きな問題にならず済みました。

ボーディングパスをもらってから飛行機に乗るまでかなり厳重な検査がありましたが5人は無事サウジ航空のドバイ行きに乗る事ができました。
何かほっとした気分になったのはやはりサウジが我々の住む世界とはかなり異なるところで少し緊張していたせいだったからでしょうか。

飛行機に乗ってフライトアテンダントを見ると、顔を隠していない女性がいて、何だか新鮮な気分でした。でも彼女達はサウジアラビア人ではなく、全員外国からの出稼ぎだそうです。フライトアテンダントの被っている帽子には、昔南方に行った日本の兵隊さんが首筋が日焼けするのを防ぐために帽子に付けた日除けのようなものを付けており、一風変わったものでした。

隣に座ったのは白人の年配の女性で、席に座ると直ぐに着ていた黒い服を脱いで折りたたんでバックにしまい込んだので機内を見回すと、同じような事を他にも2人の女性がやっていました。

ドバイには2時間ちょっとで夜の7時半頃に到着、近代的で巨大な空港にびっくり。空港では女性も普通に働いており、白人の姿も多く見かけます。
タクシーでホテルまで30分程でネオンに輝く高層ビルの群れにはウーン、と唸るだけ。とにかくスゴイ大都会です。新宿の副都心が田舎に見える!?

ホテルにチェックイン、予約はITさんがやっておいてくれた海沿いのHABTOOR GRAND RESORT & SPA というホテル。これもなかなかのホテルで、随分高そう。(オハイオの6倍くらいの値段でした。)

ドバイに来たら真っ先にする事、それは液体燃料の注入です。オハイオ人のTさんはハードロックカフェに行ってTシャツを買うんだ、という事でそっちの方に行ってしまいましたので、私達日本人グループはITさんの運転する車で日本レストランにまっしぐらです。ドバイには日本人が2000人近く住んでおり、日本レストランも結構あるようです。

日本レストランに突入して、久し振り(と言ってもたった3日振りですけど)にビールをゴクゴク。その後日本酒・焼酎を飲んでかなり酔っ払いました。マグロの刺身を頼もうとしたらインド洋のマグロとスペイン沖のマグロのどっちにしますか、って言われたので迷わず両方を頼みました。

ドバイ到着の翌日は気の進まない報告があったり、UAEの販売会社に行ってミーティングをやったりして夕方までには全ての予定を終了してほっと一息する事ができました。
ドバイは大都会で世界中のモノで溢れており、日本からの観光客も結構いるそうです。

ホテルのベランダからの眺め

ホテルはペルシャ湾を見下ろすなかなかのロケーションでした。
この海沿いのホテル群は最近人気のあるところだそうで、このホテルに泊まった理由は駐在員のITさんのアパートに近いという理由からでした。

UAEはアパート代もかなり高く、そこそこのアパートですと1年契約が日本円で400万円とか450万円とかするそうです。
やっと液体燃料の注入です

ジェッダからドバイのサウジ航空のフライトでは国際線にもかかわらず、液体燃料のサービスはありませんでした。
我々4人の日本人は日本レストランに突入、麦燃料を頂きました。
この写真はたしか1杯目の注入を完了、2杯目の注入が始まったところです。3人とも目の焦点が定まっておらず、一種の恍惚状態にあります。
ドバイの摩天楼−1

写真では見たことがありますが、やはり実物の迫力はスゴイの一言に尽きます。
世界中の高層建築機材の25%がドバイにきているという事です。

建築現場での作業者を見ていると、殆どがインド・パキスタン系の人達で、ホテルの従業員は東南アジア系の人が目立ちました。
UAEは人口の70%が外国人労働者だそうです。
ドバイの摩天楼−2

このビルは現在世界中が注目しているビルで、現在まだ建築中ですが、すでに500mの高さに達しています。
最終的にどれだけの高さになるのか、まだ公表はされておらず、いろいろな方面からの予想では900mくらいになるのではないか、と言われています。

このような高層ビルは一体何mまで建てる事ができるのか、現在の技術では1500mくらいの高さは可能だそうです。
市内の道路

ここは片側6車線の立派な道路です。スピードは大体130km〜140kmくらいで流れておりますが、サウジよりは運転マナーはひどくありませんので、乗っていても不安を感じません。

空気は澄み切っているという感じではなく、どんよりと曇っています。これはやはり砂塵のせいで、何だか健康には悪い感じです。事実、1日行動しただけで、身体が砂埃っぽくなってしまいました。
砂漠の中のスキー場

これには腰を抜かしました。巨大な人工スキー場があるのです。中で滑っている人達をガラス窓越しに見えるようになっていましたので眺めましたが、何とも不思議な感じがしました。

夏には40℃以上になるUAE、でもこの中ではスキーウエアーと毛糸の帽子を被ってスキーを楽しんでいる人がウジャウジャいるのです。
砂漠の中のゴルフ場

仕事の予定を全て終了、少し時間が余ったのでここに寄って、クラブでビールを1杯頂きました。(私は2杯注入)
ここも従業員は全部フィリピン人と見受けました。

このゴルフ場の横には大きな川が流れており、砂漠のど真ん中に作られた人口都市に自分がいる事を忘れてしまいます。
ショッピングセンター

昼食を食べるために立ち寄った3階建ての巨大なショッピングセンター。
フードコートはアメリカのショッピングセンターのものと全く同じでした。
ここには各種ブランドショップ、お土産屋さん、その他何でも揃っている感じでした。

こお土産を買う機会がなかったので、ここで買いましたが殆ど値引きをしてくれませんでしたが最後にドルのキャッシュを見せたところ10%くらいの値引きをしてくれました。
ドバイ空港の免税店

空港内にはこのような免税店コーナーが何カ所もあるようで、ここも結構賑わっておりました。
私はサウジリアルの使い残しがあったので、ここでも少しお土産を買いました。

ドバイは貴金属が有名で、金のネックレスとかブレスレットとか結構数多く置いてありました。
買うときは目方を量って、その時の相場で値段が決まるという方法でした。

空港はとにかく非常にきれいでした。

ドバイからのフライトは夜中の11時30分発、ここからアトランタまで15時間です。疲れていたので、機内での夕食は食べずに爆睡。何と8時間近くも寝てしまいました。飛行機の中で8時間も寝たのは初めてではないかと思います。
コロンバスまではアトランタから更に1時間半の待ち合わせの後、2時間のフライトでした。

ドバイは非常に限られた時間での訪問でしたが、イスラム教の国とは言えサウジアラビアと比較すると大変開放的な国のイメージを受けました。写真撮影も特別な対象以外(イスラム教徒の女性とか)は割と自由のようで、液体燃料の注入もできます。
仕事の方はいろいろと宿題もあり頭の痛いところではありますが、いずれにせよ貴重な経験をする事ができました。

さーて、今度はいつ行く事ができるかな〜、、、、。

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