07−12−07 今日からお休み

1日の早朝のフライトでコロンバスを出てシカゴに向かい、2日の午後にシカゴから成田に到着しました。今回の日本行きの目的は半分は仕事で半分は休暇。
ですから緊張感はあるものの、同時にリラックス感もあるというちょっと複雑な気分です。

とはいうものの、シカゴを出た後は眼下に広がるカナダの大雪原を見ながら液体燃料を注入すると、緊張感<<リラックス感になってしまいます。

飛行機はほぼ満席。ですから客室乗務員かなり忙しくなります。
私がいつものとおりダラダラと液体燃料を注入していると、食べ物がまだ少し残っているトレーを何も言わずにサッと持っていかれてしまいました。

「あの漬け物まだ食べようとと思っていたのに、、、」、一瞬の出来事でオジサンとしては大いに不満が残ってしまいました。
一言声を掛けてくれてもいいのに。でもこの気持ちわかるでしょ?

それと機内で読んだJALの雑誌の記事に、「今の子どもに初めての海外はどこに行った?と聞くと、わからない、という返事が返ってくる事がある。」、というのがありました。

記憶に残らない程小さい頃から海外に行っている子が結構いるというのです。ヘー、という感じです。
ちなみに私の場合は32年前のグアム島が最初の「外地」です。

さて日本到着の翌日の3日の月曜から今日まで予定どおり仕事をしました。仕事は結構深刻な内容でしたが、日本の関係する皆さんに助けられて、ここまでの部分は終了する事ができました。

4日の夜は私の先輩のTさんの卒業式(退職)の宴があり、これに出席もしました。Tさん日本では一時期私の上司でもあった方で、一緒に机を並べて仕事をした事があります。
そして確か2001年だったと思いますがTさんはカナダの工場に転勤になりその後約7年間、再び北米の中でいろいろと深い関係で仕事をしたり、アドバイスをもらったりしてきました。

2週間後に卒業するにあたり、1月ほど前にカナダから日本に戻られたのでした。Tさん、長い間ご苦労様でした。

昨日は朝8時から、何とオハイオと緊急のTV会議。スクリーンに映るオハイオの連中の姿を見ながら、「いつもはあの中にオレも映っているのか〜。」、と何だか妙な気分でした。

TV会議が終わったあと東京に向かうために宇都宮の駅に戻り、ここで昼食です。
「さーて、何を食べようか。」、これを考える瞬間というのは私の場合、先程のTV会議より頭を使います。結局オーソドックスなところでトンカツに決めました。

時間は11時30分ちょっと前、まだ店内にお客は疎らです。
私が席について注文をとってもらった直後、アメリカ人だかイギリス人だかの白人3名と日本人1名のグループが入ってきて席に座りました。見るとはなしにどうやって注文するか観察をしました。

先ず、その日本人がメニューの写真を見せながら一つ一つ説明をしています。
ちょっと距離があるので全部は聞こえませんが、なかなうまい英語です。3人のガイジンはその説明を聞きながらいろいろと質問をしているようです。

3〜4分も説明をしていたでしょうか、やがてそれぞれ何を食べるか決まったようです。そこで日本人ウエイトレスを呼んで注文をしようとしました。

ところが3人の白人、そのウエートレスに向かって、またいろいろと質問を開始したのです。連れの日本人はそれぞれの質問と答えを日英に訳しています。3人の白人はメニューの写真を指さしながら時々大きな声で笑っています。

3人はやっと最終判断に至ったのでしょう、ウエートレスはその席から離れていきました。この間ウエートレスはこの客に3分くらい釘付けでした。

私はお店のテーブルの数と、ウエートレスの数を数えました。テーブルは4人掛けが14個で最大56人、ウエートレスは何と3人で、レジもこの3人でこなしています。
何が言いたいかと言うと、こういうお店は呑気なガイジン相手に1人のウエートレスが、注文だけで3分も張り付くことはできないのです。

この間、何が起きてていたか、それはその現場を見ていない人でも容易に想像ができるというものです。残りの2人のウエートレスは店内を駆け足状態で動きまわり、既に20人くらいになっていたお客は注文を待たされたり、配膳を待たされたりしているのでした。

トンカツ食うぐらいでグチャグチャ質問するなって言いたくなってしまいました。トンカツは、配る方も食う方も、テキパキやらなくてはいけないのです、日本では!
食う方は、額に青筋立てて食らいつき、配る方は額に汗を滲ませ走るのです。分かるかい、君たち!

日本のこういうレストランは、入り口に実物と同じに作られた見本(模型?)がウインドーに並べられおり、店内のメニューはカラーの美しい写真付きです。
という事は多くの客は席に座る時には既に何を食べるか決定済み、という訳です。ちなみに私がこの日に注文決定に要した時間は約5秒でした。

それにしても日本のウエートレスって本当によく動きます。改めて感心しちゃいました。オハイオで白人又は黒人に同じような事やらせたらどうなるか。多分パニックで数分で動作停止になると思います。

スーパーのレジ、レストランのウエイトレス、飛行機のスッチー、今までの経験から言いますとこれらが東洋人の場合、白人等に比べて仕事の効率が1.5〜2倍くらい違う感じです。

さーて、トンカツでお腹も一杯になったし、外のお天気は真っ青な日本晴れだし、仕事はまだ少し残っているとはいうものの、もう気分は既に休暇モードです。

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