07−07−06 2回目大西部の旅を終えて
4泊5日の大西部の旅も無事終了、ラスベガスの宿に着いたのは6日の夜7時過ぎでした。今回の旅の特徴の一番目は、かなりハードなハイキングと言うか山登りというか、これが何度もあった事でした。

最初のハイキングは初日の夕方のブライスキャニオンでのハイキング、これは谷底まで2km近くの急な道を歩くもので、当然帰りは上り坂なので、結構きつかったです。

下はナバホ砂岩で、靴も服も何もかも真っ黄色になってしまいました。

ハイキングも春とか夏の気候のいい時でしたらいいのですが、気温が40度近くの中、湿気はないというものの、汗が吹き出て大変なものでした。

やはり一番のハイキングはアーチーズ国立公園でのデリケートケート・アーチまでの山登り。

これも40℃近くの中を片道2.5kmを歩いた事でした。

幸いだったのは半分以上の行程が足元が砂ではなく、岩だった事でした。
上に行くと道幅は3mくらい、片一方は絶壁でで反対側は何百mもの谷底、結構スリルがありました。アメリカ人観光客はかなりの人が上半身裸で歩いておりました。

ここで気が付いたのですが、白人は日焼けすると「赤人」、になり日本人の方がひょっとしたらよっぽど「白人」、に近い(?)という事です。特に女性はその傾向が強い、という改めて感じました。

アーチーズでの山登りでは目的地のデリケートアーチに着いた時は、それこそ汗まみれの砂まみれという感じでした。
旅行中は旅行会社の方で500mlのペットボトルを1日1本準備してくれましたが、これでは全くの不足なので、途中のスーパーなどで水を買って飲みました。

私達はこれに加え、小型のクーラーボックスを持参、これに氷を詰めてボトルを冷やしましたので、冷たい水が飲めました。

モニュメントバレーでは4WDに乗っての見学でしたが、ここでは4WD車の巻き上げる砂埃の凄かったの何のって、服から顔から帽子から何から何まで砂だらけになってしまいました。
でもあの駅馬車で有名なモニュメントバレー、頭の中で映画のシーンを思い浮かばせて、感激に浸っておりました。

これ以外に、グランドキャニオンでは夕日を見に行く為に往復1時間20分のハイキング、翌日は谷底へ少しだけ降りてみるというハイキングで約2時間というものもありました。

今回は40℃を超えるネバタ州、ユタ州、アリゾナ州の旅のちょっとハードな旅でした。
事前の案内では、「ハイキングがあります。」、くらいの表現でしたので、これらのハードな内容に対する準備がちょっぴ不足気味で、残念でした。
さて今回も昨年と同様こんな場所で、こんな人に!!という場面がありました。

1.アラバマの系列会社駐在員のHさん

Hさん自身は私は初対面でしたが、アラバマの現地法人の社長のMさんとはいろいろと仕事でお付き合いがあり、実は昨年の夏の1回目の大西部の旅で、S.ダコタのデビルズタワーでファミリーとばったり会っている方でした。
そして2年前のSF旅行では、やはり同じ同じ会社のKさんとヨセミテまでのバス旅行で同じになった、という不思議な巡り合わせでした。
つまり今年のHさんで3年連続で同じ会社の人と旅行が同じになったという次第でした。

Hさんご夫妻は日本からのご両親(77才と75才)との4人での参加で、高齢のご両親も全部のハイキング・山登りに参加され、本当にびっくりしました。

2.同じ会社の駐在員のKさん

2人目はグランドキャニオンで同じ会社のKさんファミリーとばったり。Kさんファミリーはご夫妻と子どもさん3人(女の子ばかり3人)の合計5人でした。
オハイオから何千キロも離れた所で会うなんて、これにも本当にびっくりしました。

後でKさんから教えて頂いたところによると、実はさらに翌日のアリゾナのセリグマンという町で私達を見掛けたそうです。(私は気が付きませんでした)
Kさんはレンタカーでの旅、私達はバスでのグループツアー、偶然とは言えこれも不思議な巡り合わせと言わざるを得ません。

3.同じ職場のMCさん(オハイオ人)

3人目はアーチーズ国立公園の近くのモアブという町に泊まった日に会った人です。夕食を食べようとホテルの近くのイタリアンレストランに入ったところ、何と隣の席に同じ職場のMCさん(アメリカ人)ファミリーとばったり。
一瞬間、私は誰だか判らないくらいびっくりしてしまいました。
Kさんファミリーは6人連れで、11日間をかけてユタ州、アリゾナ州一帯を回ると言っていました。

4.1週間前に私の家の4軒隣の家に来ていたXさん

4人目はPという会社のご夫妻(お名前を聞くのを忘れました)で、アラバマからお見えとの事。実はこのPという会社のオハイオ駐在員の方が私の家の4軒隣に住んでおり、この方の家に1週間前に来たととの事。

つまり私のお隣さんの家に来た全く知らない人が、1週間後に全く違う場所で5日間のグループツアーに参加して行動をしたという巡り合わせです。これにも私はしばし、「ウーン、、、、、」、でした。

5.グランドキャニオンで犬を連れていたオハイオ人

5人目はグランドキャニオンで夕日を見に行った時の事。一人のアメリカ人がいい犬を連れて散歩に来たので、「いい犬を連れていますね。」、と声を掛けてしばし雑談。
よく聞くとオハイオのアクロンから車で旅行中との事。カルフォルニアまで行ってそして帰る、という事でした。

やはりこんな遠くでオハイオ人と会うと嬉しいもの。オハイオの人口は1200万人ですからオハイオ人と会う確率は100人に4人、そんなに高い確率ではありません。
このオハイオ人、マリンコ(海兵隊)で沖縄にも3年間いた、と言っていました。
今回の旅ではいつもと違った事がもう一つありました。それは食事です。
普通の旅行では食事はレストランで摂り、食事は旅の楽しみの一つになる事が多いのですが、今回は全く関係なし、とにかく腹を一杯にする、という方針のツアーでした。

5泊4日の旅で合計の食事回数は13回(朝:4回、昼5回、夜4回でしたがレストランで食事をしたのは6回(朝1回、昼2回、夜3回)だけでした。

特に昼食5回のうち3回は、途中でスーパーに立ち寄り、ここで食べ物を買い込み、これをバスの中で食べる、というものでした。

アメリカのスーパーはどこに行っても、結構大きいサラダ・バーがあるし、出来合のお総菜も一杯売っています。
サンドイッチも好きな物を入れて、その場で作ってくれます。
最近はお寿司(主として、巻物)もどこのスーパーでも売っています。

バスの中は狭いのですが、膝の上に買ってきたものを乗せて、車窓から見える大西部の風景を楽しみながらこれらのものを食べるのもそんなに悪くはありませんでした。

朝食は軽く、簡単に済ませたいので今回は昼食を買うときに翌日の朝食も買っておき、これを食べました。
コーヒーは部屋で作れるようになってているし、冷蔵庫以外に電子レンジも備え付けになっているので、夕食も1回は部屋で済ませました。

レストランに入ると団体でもあるので、昼食でもやはり1時間ほど掛かってしまい、効率が悪くなってしまいます。このような方法も悪くないナー、と思いました。
日本流の観光旅行ですと、旅先で何かおいしいものを食べる、というのが楽しみの一つになりますが、大西部の旅、サンドイッチと鶏の唐揚げを頬張りながら、ワイルドな旅をした、という次第です。
2回目の大西部の旅を終えて帰ってきた一瞬の感想は、オハイオは何だか狭苦しい、でした。(ちょっと極端かも知れませんが)オハイオに来た12年前、オハイオって何と広々としているのだろう、と感激したものです。

ところがユタ州、アリゾナ州の広大な地域を見た直後、このオハイオが「狭苦しい」、と瞬間だけではありますが、感じたのですから不思議なものです。

それと今回は有名な映画、「駅馬車」、「インディー・ジョーンズ:最後の聖戦」、「猿の惑星」、「バック・ツー・ザ・フューチャー3」、その他の撮影が行われた場所を見ることができ、またまた感激をしました。

さて大西部の旅第3弾はどこにするかなー、、、やはりコロラド・テキサスかな、、、。
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