07−06−30 再び大西部へ
昨年の夏休み、イエローストーンへの6泊7日の旅行をして感激、今年の夏休みも迷わずアメリカ大自然の旅を選びました。行き先はユタ州とアリゾナ州の荒野に広がるグランドサークル、アメリカの最も荒々しい、そして厳しさをむき出しにしている地域です。

行き方は車を使って自分で運転をするという方法と、グループルアー(パックツアー)に参加の2つがあるのですが私は迷わずグループツアーを選びました。

時間的に余裕があり(例えば10日とか2週間とか)かつ事前の調査に十分に時間が割けるという場合を除き、グループツアーがいい事は昨年の経験からも教えられていたからです。

ツアーの出発は7月1日の早朝、ラスベガスから。という事は前日にラスベガスまで行っておかなくてはなりません。

ツアーの終わりも5日目の夕方遅くラスベガスで解散。
ですからツアーの前後で合計2泊、つまり合計6泊7日になってしまうという次第です。

ラスベガスに2泊。
ここで誰もが頭に浮かべるのは、、ひょっとしたら一攫千金を狙えるかも知れない、という事です。
イヤイヤ、博才のない私達がそんな大それた夢を描いても仕方ないとは思いつつ、でもひょっとしたら、、、と心の中で思いつつ早朝にコロンバス空港まで。

7月4日の独立記念日の週となる来週、この土曜日から休みを取る人も多いようで、コロンバス空港もかなりの混雑です。

チェックインはコンピューターでセルフチェックイン、1分以内で終了です。本当に便利になったものです。
が、手荷物検査でスーツケースを開けられてしまいました。

原因は電気カミソリです。この電気カミソリ、今までに3回以上引っかかっています。
TSAのオッサン・アンチャン、オバサン・ネエチャン連中は電気カミソリというものを知らないとしか思えません。

コロンバス空港からはラスベガス直行便が出ています。
いつもはこれを横目で見ながら他のフライトに乗っているのですが、今日はこれに乗ってラスベガス一攫千金の旅へ。
あっ、間違い!!アメリカ西部大自然の旅への出発でした。今回の旅は若干の雑念が入っていて困りました。
飛行機は満席でしたが、隣はお行儀のいい白人の男性で快適にラスベガスに到着。時間は朝10時20分です。コロンバスの出発が9時で、4時間少しのフライト、時差が3時間ですからこういう具合になります。

飛行機を降りてゲートに。ラスベガス空港はギャンブルの街の空港らしく、空港もスロットマシンのオンパレードです。カミさんは早速マシーンに突進、10ドルほどを寄付しておりました。

スロットマシンはゲートだけでなく、貨物室預けの荷物を受け取る大きな回転テーブルのあるエリア、その他あちこちにあって、最初は少しびっくりします。

空港からホテルまではタクシーで10分ちょっと、15ドルの料金で到着です。

ラスベガスの気温は午前11時前で既に40℃になっており、吹く風は熱風です。
でも空気が極端に乾燥しているため、汗が噴き出るという事はありません。

ホテルはモンテカルロという巨大なホテル。客室数は恐らく数千室はあると思います。

とにかくラスベガスのホテルの部屋数は全米NO1で13万だか14万室あると言いますから桁違いです。確かMGMなんかは一つのホテルで5000室以上の客室を持っていると聞いています。

40℃の熱風と、ギンギラギンのホテル群に圧倒されながらホテルに到着。時間的にはチェックインをするには早すぎるのですが、チェックインをしてくれました。
但しまだ清掃中なので30分だけ待ってくれと言われましたけど。

部屋はマアマア。荷物を置いて、さーて、これで明日の朝まで特に予定はありません。
ギャンブルをやるのもよし、夜はショーを見るのもよし、寝るのもよし、非常に開放的な気分になってしまいました。

やはり最初にやったのは気になるカジノの見学です。ウーン、なかなかスゴイ規模です。

食事をホテルのバイキングで済ませて、スロットマシンを少しやって、メインストリートをブラブラしようと外に出ると、熱風地獄。時間からいくと42〜43℃はある感じです。

ところが夕方になっても気温が下がる気配はなく、止むなく熱風の中を外に出てみました。
メインの THE STRIP は観光客でごった返しており、隣のホテル・ベラージオまで歩くだけが精一杯で、ベラージオに着いた途端その中に飛び込んでしまう始末。

ショーを見たり、あちこちの探索はツアーが終わってからのお楽しみにしようという事で食事を済ませ、翌日から必要な水とか小間物を買い込んで早々にホテルに引き上げる事にしました。

そんな訳で、明日から足掛け5日の大西部の旅、期待に胸を膨らませてベッドに潜り込んだのでありました。
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