07−05−26 久し振りの3連休
今週は3連休、つまり月曜日がメモリアルデーで旗日です。昨日の午後は会社でも半休で帰る連中が多く、午後には事務所が閑散としてしまうという感じになってしまいました。
私もちょっと早く仕事を切り上げ、フィットネスで汗を流して帰宅、ビールを煽りました。

私の斜め前の家、今年の初めまで日本人のOさんという人が住んでいましたが、日本に帰られたので空き家になっておりました。ここに1月ちょっと前に新たな住人が引っ越してきました。小さな子どものいるインド人の家族です。
これで我がコート十数世帯にインド人が2家族になりました。
インド人は確実にあちこちで増えている感じで、会社でもよく見掛けるようになりました。

その家に夕方から車が何台も来て、家の周りは車だらけになりました。
親戚なのか友人友人なのかよくjわかりませんが、子ども連れの人もおりました。

このような人が集まった場合、その人達がどいうい連中なのか、隣人としては気になるところですが、先ず最初の判断材料としてはどんな車に乗っているか、これで大凡の判断はつきます。

古いアメ車とかピックアップトラックとかが中心なのか、それともそれ以外なのか。乗用車、しかも新しい日本車が中心だったりするとかなり安心します。

それとやはり集まった人達の外観、服装です。
この辺から判断するとそんなに用心しなくてはならない連中ではなさそうです。

という事はここの住人も先ずは安心してもよさそうな家族、という事が言えそうです。
今日集まった人達はやはり全員インド人でした。

夜中にパトカーが来たり、車から家めがけて物を投げられたりする連中が隣人になるのはイヤですからね。そのような連中が来たら、家を売って出て行くしかありません。
アメリカの郵便代金がまた値上げになりました。今まで封書が39セントだったのが2セント値上がりして今度は41セント(50円弱)になりました。日本は80円?85円?だったと思いますが、これに比べればまだ安いと言えます。

電話とかインターネットメールが発達して、私信として郵便を使うというのは極端に減りました。私は手紙を書くというのはインターネットメールが使えない人だけになってしまい、1年に何回も出すという事はありません。

ところがこの封書、私の場合私信以外に1月に必ず5通程度は出す必要があります。それは毎月の公共料金とかの支払いの為にです。

アメリカはこのような水道料金とか電気代、電話代と言った支払いは銀行口座からの自動引き落しではなく、請求書が自宅に送られてきて、これに対してパーソナルチェック(個人小切手)を送り返して支払う、といういう方法がとられています。

最近はインターネット上でクレジットカードで決済ができるようになりパーソナルチェックは減ってきましたが、私がオハイオに来た当時は全ての支払いをパーソナルチェックでやっておりました。

パーソナルチェックというのは支払金額と支払先をボールペンで記入して、自分のサインを入れるだけで非常に簡単に発行できます。但し普通の個人がこれで支払いを受けた場合は、実際の入金までには支払い元の確認とかの手続きに1週間〜10日くらいかかる事があるので遅れるのが普通です。

封書等を出す場合は日本では郵便ポストに入れるのが一般的で、アメリカでは自宅の郵便受けに入れて郵便受けに必ずついている赤い小さな棒を立てておくと郵便配達人が持って行ってくれます。

但し、この棒が立っているという事は差し出す郵便物がある、とう事をみんなに知らせる事にもなり、パーソナルチェックの入った封書を狙った泥棒が増えたので、最近は郵便物は郵便局に持っていくか、ポストに投函する人が増えたとの事です。

パーソナルチェックは全く関係のない人(支払先とは異なる人)が銀行に持って行っても、支払いを受ける事は不可能ですが、口座番号、口座の名義人氏名、住所などが印刷されているので、この情報を盗み出すのが目的だとの事です。

このボールペンで宛先と金額とサインを入れたパーソナルチェック、この11年間で1500枚以上発行していますが、私の場合まだ一度も支払いミスとかの事故はありません。アメリカの七不思議の一つと思っています。

41セントへの値上がりは5月14日からで、私はそれ以降も39セントの切手を貼って3〜4通封書を出していますが、まだ1通も戻ってきていません。アメリカは大らかです。
毎週土曜日配達の新聞、これには「週間NY生活」(NY生活プレス社)、という20ページ少々のタブロイド判の週間新聞が一緒に入ってきます。これにはNYを中心とした日本人に便利ないろいろな情報・記事が載っています。

私がこの新聞の中で楽しみにしているのはこういう記事と共に、児童生徒の作文のページです。
いつも小学校の2年生くらいから高校1年生くらいまでの児童生徒が5〜6人、アメリカ生活についての感想や学校の事を600〜800文字程度で綴ってあります。
州の範囲は中西部より東で、時々オハイオの児童生徒の作文も載ります。以下、今週の作文の中からです。

小学校2年生(NJ、米国生まれ)日本に行っておじいちゃん、おばあちゃんに親切にしてもらって嬉しかったこと、公園で遊んだのが一番楽しかったこと。アメリカにない遊び道具がいっぱいあったこと。また早く日本に行きたいこと。

小学校2年生(TN、渡米5年)日本語補習校の楽しみは、実はお母さんのお弁当であること。現地校に日本のお弁当を持っていったら「気持ち悪い」とか言われて悲しかったこと。

小学校2年生(NY、渡米約4年)ピアスを開けたこと。少し痛かったけど、みんなからカワイイと言われて嬉しかったこと。でもお兄ちゃんからはヤクザみたいだから止めなさい、と大反対されたこと。

中学校1年生(IN、渡米6年)アメリカに来て6年なので現地校でも不愉快な事はないが、やはり土曜日の日本語補習校は息抜きになっていること。補習校は日本の勉強の場でもあるが、友達と仲良くしていくという勉強をする場所でもあること。

日本の公園で遊んだのが楽しかった子の作文ですが、実はアメリカでは日本のような子ども達がワイワイ遊べる公園を見掛けることは非常に稀です。危険すぎます。第一、「子どもだけで歩いて行って遊べる場所」、はアメリカでは先ずないと考えていいと思います。

お弁当の子どもですが、日本のお弁当は作った人(お母さん、奥さん)の心が伝わって来るのが最大の特徴です。お弁当を食べる時はお母さん、奥さんの顔が心に浮かびます。アメリカのお弁当は夕べの残り物をタッパウエアーに放り込んで来るのが普通ですから、愛情とは関係ありません。
この子はお弁当を食べる時、味もさることながら、きっとお母さんの愛情を食べているから嬉しいのだと思います。

ピアスとヤクザの関係はちょっとコメントしようがありません。もしそうだとすると日本は4分の1くらいの国民がヤクザの国という事になります。でも、なかなか硬派のお兄ちゃんです。エライ!

補習校は息抜きである、そして同じような子が集まるから慰め合ったり、励まし合ったりする、と書いています。つまり現地校ではいろいろな意味で緊張状態にあるのだろうと想像します。数百文字の中から補習校をどんなに楽しみにしているか、よく伝わってきます。

以上、3連休を家でボーっと過ごしながら、今週の子どもの作文をを読んだ感想でした。
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