07−04−28 初夏の香り
バージニア州の大学であった韓国人学生による銃の乱射事件、こちらでもかなりの話題になっています。私の家では日本のNHKのニュースも見れるようになっており、これの報道のトーンとこちらの報道のトーンの違いは明らかに違うのを感じます。
日本の報道はアメリカの銃の規制について重きを置いていますが、こちらの報道は今回の韓国人学生の過去の経歴(ストーカー事件とか精神病)から何故この問題を防げなかったのか?に相当なウエイトが置かれています。

もちろんアメリカもこの事件をきっかけに銃規制の話題は出ていますが、銃規制は60%の人が反対をしており、更に今回のような事件を再び引き起こさないためには「銃の所持規制をもっと緩和すべき。」と考える人が40%いるという報道がありました。

日本人の感覚から行くと理解が難しいのですが、先の「規制緩和を主張する40%」の意見から考えると銃の所持規制を強化すると、銃を持つものと持たない者(又は持てない者)の力の均衡が崩れて、持たないもの(又は持てない者)は何かあった時はただ殺されるだけの存在になる、という事なのでしょうか。

それともう一つ、アメリカで言っている銃規制とはあくまで拳銃についてであり、ライフル等の銃は最初から話の範囲に入っていないという点です。念のため。この辺、日本にいてはなかなk分かり難い事の一つです。
ちょっと話題があちこち飛びますが、最近気になっている事を一つ。
日本人駐在員は日本から現地に派遣された日本人。その宿命として日本と現地の板ばさみになる、というのがあります。そこで日本人駐在社員が日本と現地のコミュニケーションにどのように係わっているのか、私の経験から2つに分類をしてみました。

A.日本側代表の日本人として現地に駐在をして、主として日本の代弁者として自らをポジショニングして、現地人を説得しながら現地マネージメントをするタイプ。

B.現地側代表の日本人として現地に駐在をして、主として現地の代弁者として自らをポジショニングして日本側を説得しながら現地マネージメントをするタイプ。

Bはある程度自立したオペレーションができる現地法人等の場合に見られるのですが、Bでやっていると現地人スタッフから見るとその日本人は少なくとも「味方」になり、誤解を恐れずに言えば駐在勤務はある意味で楽になります。Aは現地人スタッフと対立的になる事がありますから時々緊張をします。

最近ちょっと気になるのは、「日本人は現地スタッフに好かれること。」、という事を優先する連中がいて、そして何を勘違いしているのか、上記Bのパターンで仕事をする事が重要であるという者が出てきた事です。
A、Bの仕事のやりかたと現地スタッフに好かれるのは、基本的に何の関係もなく、こういう言い方をする輩は困ったものです。

というより、そもそも現地スタッフに「好かれる」、という事を優先すること自体が大いに疑問があり、私から言わせるとロッ○○○・カッ○女史(アメリカにおける日系企業の日本人駐在員はアメリカ人の僕になるべし、と堂々と本を書いているオバサン弁護士、昔東京で日本の会社にいたらしい。)の手下の発言にしか聞こえないのですが、、、。
でも多くの人はA、Bをうまく組み合わせて業務をこなしているので、問題はありません。

狭義の技術領域では解は一つですが、広義の管理領域の場合は解はいくつもあるので、AでいくのかBでいくのか、それぞれの駐在員の姿勢を見ていると非常に興味深いものがあります。
今日の土曜日、午後の3時頃からフィットネスに行っていい汗をかいてきました。平日は仕事の関係で夜がうんと遅くなる事があるので自由に通えるという訳にはいきません。

そんな訳で土曜日は時間の制約もなく、今日も2時間近くもやってきました。フィットネスの帰り、非常にいいお天気で気温も20℃以上になっています。
私の家の近くのフリーウエー、毎日ここを使って通勤しています
あまりに気持ちよさそうなので、家に帰る前に近くのホテルの駐車場に車を止めて、外を散歩してみる事にしました。

オハイオにいると一般の道路をブラブラと歩くというの非常に稀です。
移動は全て車で、道路は全て車のためにのみ作られていますからダウンタウン等の一部のエリアを除き、歩道そのものがありません。

そのような中、私の家の近所で歩道がある数少ない道路がこのホテルの近くなのです。

フィットネスの帰りなので短パン・運動靴、非常に爽やかです。フリーウエーの上に差し掛かったので、フリーウエーを上から見る事ができます。
オハイオに来て11年、意外とこのようなアングルからフリーウエーを覗いた事がないのに気が付きました。

しかし上から見るフリーウエー、120km/hくらいで走る車って思ったよりスゴイスピードである事もわかりました。ウーン、このスピードで事故を起こしたらやはり一たまりもないなー、等と心の中で思ってしまいました。

今月の初旬はまだ0℃くらいの日がありましたが、今日の気温と雰囲気は日本の春とは全く違った感じで、どちらかと言えば初夏の肌触りです。今年もオハイオ最高の季節がすぐそこまでやってきました。
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