06−12−02 禁煙法の成立
ここのところ会社では11月の半ばからいろいろな事が重なって、結構忙しい毎日を過ごしています。
一方オハイオ人達はクリスマス気分でウキウキ・ルンルン状態で、こんな連中を何とか動かして業務をこなしていかなくてはなりませんからストレスが溜まります。

そして忙しい中ではありますが、周りの皆さん、そしてAさんには申し訳ないのですが、どうしてもプライベートで日本に行かなくてはならない用事があって今月半ばに休みを取るため、これの影響が出ないようにしておく段取りもプレッシャーになっております。

12月に入ってからの気候は、やはり本格的に寒くなってきました。昨日はマイナス1℃でおまけにすごい強風、夜は雪もパラついていました。来週には最低温度がマイナス8℃になるという予報が出ています。
今日は土曜日、買出しの日です。冷蔵庫にはまだかなりの食料品があるので、今日はそんなにたくさんの食料を買う必要はありません。で、とりあえず日本食材のスーパーに行く事にしました。

その前に途中で洗濯屋に立ち寄り、洗濯物を出してきました。この洗濯屋は初めてのところです。
今までは近所の洗濯屋をずっと使っていたのですが、仕上げがイマイチなのと、先日白のシャツを黄色く仕上げてきたのでクレームをつけたところ、店員の態度が悪かったので店を変えたのです。
今日入った洗濯屋は東洋人(日本人ではありませんでした)の経営する店で店員の感じもよかったので、仕上げの質がよければここに決めようと思います。

日本のスーパーでは生鮮食料品と、ちょっと迷いましたが思い切って新潟からの輸入品の「純米吟醸酒」を買っちゃいました。
この吟醸酒は透明の一升瓶に入っていて、いつも飲んでる日本酒が何本も買える値段です。

レジのオバさん、「キレイな瓶のお酒ですね。」、なんて全然トンチンカンな事言ってました。
でもこれを飲むと、普通のお酒が飲めないカラダになっちゃうのですネー、それがちょっと心配ですケド。

その後2年位前にできた巨大な食料品の専門店にワインを買いに行きました。
この店をどう表現すればいいのか、ちょっと難しいのですが、日本のデパ地下の食品コーナーを30倍くらいの規模にしたという感じでしょうか。

会社で日本人駐在社員のNさんが、「SHINさん、あそこのワインセラーは結構スゴイですよ。何でもあるって感じです。」、という事を数日前に聞いていたので、前から探していたポルトガルのワインを買いに行ったのです。
でも目的のワインは残念ながらありませんでした。

ここのワインセラーは200ドルとかの高級ワインも結構置いてあり、オハイオでこんなの買う人がいるのかなー、と少し疑問に思った次第です。

また日本の吟醸酒が「スペシャル・ワイン」の棚に並べられてあり、700ml瓶が20ドルとか25ドルで売られておりましたので、「おっ、今日オレが買った1升瓶、結構お値打ちで買ったんだー。」、とか、結構みみっちい計算をしてしまった次第であります。
日本ではあちこちの県レベルで歩きタバコ禁止条例が施行されているようですが、ここオハイオでもとうとう公共の場所での禁煙の法律が11月7日のオハイオ州民の直接投票によって賛成多数で成立しました。
施行は12月7日(多分部分的な施行と思うのですが)からで、建物の中ではタバコが一切吸えなくなりました。

法律では禁煙の対象を、公共の場所でかつ建物の中となっています。建物の定義はかなり広く、屋根があるだけで建物とみなすようです。つまりタバコを吸えるのは何もない青空の下と、個人の家とか敷地内だけになります。

会社の中での喫煙場所としては、屋外の指定場所に喫煙場所を設置する事は可能ですが、私の会社には1万人近くの現場の従業員がおり、10分の作業休憩時間でそこまで行って吸って戻るというのが不可能なため、全社員を公平に処するという観点から、会社の全ての敷地内を禁煙にするという方向で決まりました。
つまり会社にいる間は全社員、タバコは吸えない、という事になりました。

会社内全てが禁煙という事は建物の中は無論、敷地内に駐車してある個人の車の中も禁煙対象になります。
私はこの決定を聞いて、「2年半前に禁煙して、よかったなー。」と、つくづく思いました。
自分の意志ではなく、外的な理由で禁煙をしなくてはならないというのは結構キツイという事を、スモーカーであった私はよく理解できるからです。

昨日会社で会議を始める前の雑談で、この禁煙法の事が話題になりました。
その後オハイオ人達は私の2年半前の禁煙と最近のフィットネスに励んでいる事を話題にして、「SHINは健康ですね。」、とほめてくれました。

会議が終わって出席者の名前をホワイトボードに書くときにDさんが私を「SHIN・シュワルツネッガー」、って書いて一同大笑いになりました。
つまりSHINは禁煙で健康になって、フィットネスで筋肉マンになる、って事をジョークにしたのでしょうか。

日本人駐在社員の喫煙率は大体25%〜30%くらいで、オハイオ人に比べると断然高い率です。私の職場には約100名のオハイオ人がおり、私の知る限り会社でタバコを吸うのは2人だけです。(会社以外で吸っているのはもっと多いと思いますが。)
現在、公共の場所での禁煙法が施行されている州は全米で17州あるそうです。

タバコは1箱4ドル前後(店によって違う)なので以前の私でしたら1ヶ月30箱〜40箱、つまり1ヶ月に120ドル〜160ドルのお金が必要だった事になります。
今日買った1升50ドルの純米吟醸酒、これに比べりゃ安いものです、、、、。
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