06−04−30 日曜の朝のドライブ
日曜の朝、ちょっと用事があって8時前に家を出てATHENS(アッセンズ)というところに行ってみました。
ATHENSというのはコロンバスの南東150kmくらいのところにある小さな町です。用事とは何の事はない、アンティックラジオのフレアマーケットを見に行くためです。

平日ですと通勤ラッシュは7時前から始まり、コロンバス周辺のフリーウエーはかなりの混雑になりますが日曜の朝は別です。
住民は日曜の午前中は教会に行ったり、家でゆっくりと過ごしたりで外にあまり出歩きません。

アメリカでは日曜の朝が最も静かな時です。
そんな訳で、運転する私もアクセルをついつい踏みがちで気が付くと、80MPH(130Km/h)以上になっています。
アブナイ、アブナイ。

目的地のATHENSという町はギリシャの首都のアテネ(日本語読み)と同じで、きっとギリシャ人の移民が多いところなのでしょう。

アメリカの地名は昔からの住んでいるネイティブアメリカン(インディアン)が使っていた地名、それに移民の国ですからそれぞれの故郷の地名をつけた2つがあります。

オハイオにもベルリンとかリマとかダブリンとか数え切れない程のヨーロッパの地名があります。さて往復3時間かけた割にはATHENSのフレアマーケットは不作で、ちょっとがっかり。
久日ぶりに州南部まで来ましたが、オハイオ州というのはどこに行っても町の多くは荒れた感じがしない、きちんとした印象が強い州だとつくづく思います。

フレアマーケットが不作だったので、途中のネルソンビル(NELSONVILLE)という町で鉄道の機関車が置いてあるところに寄ってみる事にしました。
これは町の中心部に近いところにディーゼル機関車がデンと居座っており、以前から横を通る度に何だろうと気になっていたのです。

車を降りて機関車の方に向かいます。
あれ?小さな駅が機関車の裏にあります。駅の中に入ってみてわかりました。この機関車は観光用に土日に2回、25〜30km程の鉄道を実際に走っているのです。

機関車を外から見て、そして客車の中にも入ってみました。どこかで見たような機関車と客車です。さて、どこで見たのかなー、、、、。

あっ、そうか!そうです。1年以上前に日本に行った時に見た、「ポーラエクスプレス」、という映画に出てくる機関車にそっくりなのです。

この映画はトム・ハンクスが何人もの役をこなしており、ある少年がクリスマスイブの夜に家の前に現れた子どもだけが見える、そして子どもだけが乗れる列車に乗ってサンタクロースの町に旅をするという内容です。

駅の雰囲気は1930年頃のアメリカの田舎町の駅の雰囲気を残しており、待合室には当事の駅で使われた品物とか、時刻等も展示されております。
切符売り場には何かイジワルそうなおばさんがブスッとして立っています。待合室のベンチには午後1時発の列車に乗り込む2人連れと機関車の運転手のおじさんなど、全部で5人しかおりません。

今までに何度も横を通り過ぎて眺めていた機関車が、観光用の実際に動く機関車であるなんて気が付きませんでした。
秋の紅葉の季節になったらこの列車に乗って、景色を堪能するのもいいかも知れません。

何しろ30km程の鉄道を1時間半以上かけてゆっくりと走るのですから、本当にオハイオらしい観光のようです。

20分ほど機関車と駅の周りをグルグルと見学をして、再びコロンバスに向かって出発。昼近くになっているので日曜と言えども段々車の数も増えています。
それでも65〜70mph(110km/hくらい)でオートクルーズを入れて走れますからのんびりしたものです。

そうそう、今日は1週間分の食料の買出しをしなくっちゃ、という事でそのまま日本食材を売っているスーパーへ。
普段私はこのような買い物をした事があまりないので、何をどう買えばいいのか迷ってしまいますが液体燃料は忘れません。
でも高いなー、750mlの麦焼酎が25ドル、3000円ですからねー。日本の大手酒造メーカのアメリカで作っている日本酒1.5リッターが10ドル、シカゴで買えば5ドル、つまり750mlの麦焼酎1本で、4升の日本酒が買える計算になるのですが、ダイエット中の身、日本酒は少し控えております。

レジで清算をしようとすると、「午後1時まではこの焼酎は売ることができません。」、とレジのオネエさんが言います。
そうかー、そうだった、日曜の午前中は酒類の販売は法律で禁止されているのです。

時計を見ると12時45分。「少し待ちますか?それとも後で来ますか?」
「じゃ、いいです。」

焼酎1本のために15分待つのも面倒だし、確かまだ封を切っていない瓶が1本あったし、、、。
という事でこの日は買いませんでした。

そう言えば随分前にベルギーに行った時、田舎町の小さなホテルで日曜の朝、ビールを注文したらバーの女性が、「あの鐘の音が聞こえませんか?」、とちょっときつい顔をしながらビールのグラスを持ってきた事がありましたっけ。

つまり今日は日曜、みんな教会に行っているのにあなた達は朝からビール?!って事を言いたかったのでしょう。
でも私達3人の日本人はそんな事はお構いなしに昨夜の飲み過ぎを癒すために、日曜の朝からビールをゴクゴク飲んだのでありました。

ダイエットののその後の経緯です。

・週5日の禁酒は止めました。理由はストレスを溜めてまでやりたくないからです。今は気の向くままに飲んでいます。但し、日本酒はぐっと控えめに、です。ですから禁酒は前と同じ週2日のペースです。

・フィットネスは平日3回、土日1回の週4回を目標、仕事が8時前に終わった時は極力行っています。5〜6kmほど走って大汗をかき、各種筋トレ、ダンベル等をやっています。時間としては1回につき合計1時間15分〜30分くらいでしょうか。

・夕食時は基本的に炭水化物の摂取は止めております。つまりご飯類、麺類、パンとかは余程の事が無い限り、一切食べてないようにしました。慣れてしまえばどうという事ありません。

さて、結果は、、、、、体重の減少はもちろんありますが(具体的な数値は後日発表)、やはり1週間に20km以上のランニングの効果は大きく、足腰が見違えるように強くなったのが自覚できております。
腰痛もダンベルを利用した柔軟体操のお陰で調子は上々です。
ある方のアドバイスで腰を痛めない腹筋も25回X2〜3セット追加するようにしたところ、身体全体の瞬発力が回復しました。

これも効果テキメンと言った感じです。逆に言うと今まで、それ程運動不足であったという事かも知れません。ランニングの後の筋トレ・ダンベルと休まずにやる時の汗の量は半端ではありません。
しかしサウナ等によるものではない、運動による汗の爽快感は何とも言えません。今やこの爽快感が楽しみでやっているようなものです。
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