05−05−18 再挑戦
4月の上旬に作った花壇、そして40本以上植えた花の苗は低温と霜にやられて、見事に全部枯れてしまいました。
でもそんな事でめげる私ではありません。
先週の日曜日、近所のホームセンターへ再度行って苗を調達。ホームセンターには4月に行った時とは比較にならないくらいの多くの人が花を買いに来ており、びっくりでした。

花の売り場は露天で、50mX50m以上の広さがあり、いろんな苗が売られていました。
私の住んでいるエリアのちょっとした家は、玄関付近に花壇を作りきれいな花を植えています。

日本と違うなーと感じるのは、日本では種を買ってきて、芽を出させ育てるのに対し、オハイオでは発芽させた苗を買ってきて、これを植える方が圧倒的に多いという点です。

もちろん袋に入った種も売られています。
しかもこれだけの広さの、花を売っている所が車で10分とか15分のところに3箇所とか4箇所、あるいはもっとあるのですから、花を買う人がいかに多いかと言えると思います。

我が家はささやかな花壇なので、全部で40本ほどの苗を買えば十分です。私は花の苗選びに一生懸命でしたが、カミさんはピーマンの苗を1本買っていました。

本当はナスの苗が欲しいのに、、、、と言っておりました。でもこれ、玄関先に植えるの?この日は苗以外に花壇の土に混ぜる肥料(袋にでっかく、苗が確実に2倍大きく育ちます!って書いてあったものですから。)も買ってきました。

家に帰り、さっそく作業開始です。あと2週間で6月、もういくらなんでも霜は降りないだろうと思いつつ、萎んでしまった苗を抜いて、土に肥料を混ぜ1時間ほどで新しい苗を植え終わりました。

さあ、これで後は毎日水をやって見守ればいい。月曜日の夕方、会社から帰って花壇を見てびっくり。何と、かわいい苗が何者かに食い荒らされているではありませんか。

想像していた事が起きたようです。というのは以前にもカミさんが玄関先に花の苗を植えたのですが、1週間もしないうちに食い荒らされてしまった経験があるのです。

我が家のバックヤードにはいろんな動物が現れます。その中でいつも見かけるのが、野ウサギとリスです。

この野ウサギ、ベランダのデッキの下にファミリィーで住んでいるようです。
花の柔らかい苗を食い荒らすのはこのウサギに違いありません。
やはり何らかの対策をしないと、このままでは野ウサギのえさになってしまいます。

一難去ってまた一難。さっそく会社でオハイオ人に聞いてみました。
「この前、家のフロントヤードに花壇を作って花を植えたのだけど、野ウサギに苗を食い荒らされる。何かいい対策ない?」

「じゃ、SHINの近くにいるウサギはすぐにこんなに大きく育ちますね。」というのが最初のオハイオ人の反応です。
先ずみんなが言う対策は、「SHIN、直ぐに銃を買ってきたら?」、と言ってライフルを撃つマネをします。もちろん冗談ですが、アメリカらしい回答です。

「コヨーテはウサギを食べるらしいから、いいですよ。Yさん、君の村にいるだろう?連れて来いよ。」
が2番目の対策。
3番目が、「イヤイヤ、SHINの庭にコヨーテは向かないよ。犬で十分さ。」でした。オイオイ真面目に考えてくれよ。私は本当に困っているのだから。

ここまで冗談を言って、
「確か花壇とかに動物を近づけないようにする何か撒くものがあったと思います。」、という答えが返ってきました。

これはホームセンターで売っているらしいので、昨日は仕事を早めに切り上げ、帰りにホームセンターに寄ってみました。
ありました!花壇、芝生への動物よけが!!その名もLIQUID FENCE(液体の柵)。

店員に聞くと、花壇の動物よけはこれしかないとの事。さっそくウキウキ、これを買いました。25ドル。ちょっと高いですが、そんな事は関係ありません。
せっかく植えた花がウサギのエサにならないためだったら、何だってします。家に帰って説明書を読んで、さっそく花壇にその液体を噴霧しました。

イヤー、臭いの何のって!松ヤニとウンチを混ぜて5倍くらい臭くした匂いです。そうかー、この強烈な匂いで動物を寄せ付けないのか、、、、、。
10分ほどで作業終了、直ぐに服は洗濯機に放り込み、私はシャワーを浴びました。それにしても臭い液体です。これを1週間ごと2−3回噴霧して、その後は1ヶ月ごとに撒けばいいと書いてありました。。

今日の朝、会社に行って私の机の上を見るとビニール袋に入ったDEER OFFと書いた大きなスプレーが置いてあります。

昨日の私の話を聞いたオハイオ人の1人のMさんが会社の帰りに買って、それを持ってきてくれたのです。
Mさんは自分の子供以外に黒人と東南アジアの子供を2人養子にして育てている典型的なオハイオ人で年齢は45歳くらいだと思います。

机の上に自分たちの子供2人とその養子2人の4人の子どもの写真が飾ってあります。
そのMさんに早速お礼を言って、代金の21ドルを払いました。

「SHIN、これでダメなら次は銃を買うしかありませんね。」
とMさんはウインクをしました。

しばらくすると今度はDさん
「SHIN、私の家内が言うには、玩具のゴムでできた蛇をいくつか花壇の横に置いておくといいらしいです。」
と別の対策を教えてくれました。
Dさんもやっぱり、「SHIN、最後は銃ですね。」、と言っていました。

ウサちゃん、頼むから私の花壇を荒らさないで下さい、、、、さもないと私はみんなの勧めに従って家の地下室に眠っている、7.7mmの軍用小銃に実包を込めて庭に持ち出さなくてはなりません。
そうなれば君たちファミリィーにとって悲しい出来事になってしまいますから、、、、。
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