２年前の夏、約１月間の日本出張があり、オハイオに残ったカミさんは私の代わりに毎週の芝刈りをしなくてはなりませんでした。
私が使っていた芝刈り機は４馬力の自走式のかなり大型の芝刈り機。カミさんか使うにはちょっと無理な大きさです。

こでカミさん専用にもう１台３．５馬力の手押し式の芝刈り機を買いました。これで私は夏でも安心して出張ができるようになりました。以前は２週間も家を開けて帰って来ると、先ず芝刈り。２０ｃｍ以上伸びてしまった芝を刈るのは容易ではありません。
ガソリン給油も１回やって２時間はたっぷりと掛かります。これが日本出張帰りだったりするともう完全にダウンしてしまいます。
だって２０時間の飛行機の旅で（実際に飛行機に乗っているのは合計１４時間くらいですが）クタクタになっている状態での重労働ですから。

今回も１週間でしたが日本に行って帰ってきたら、フロントヤードの芝生は短く刈ってありました。ところがバックヤードは５分の１くらい刈って、後は刈ってありません。
カミさん曰く、「芝刈り機が途中で壊れて、刈れなくなった。」

そんな訳で、昨日はちょっと早く会社から帰ってきて芝刈り機の修理をしました。調子が悪くなっているのはエンジンとかの心臓部ではなく、車輪のボルトが緩んでいるだけで簡単に治りました。

「さあ、これで大丈夫。また使えるようになったからね。」、とカミさんに言うと、

「随分早く修理をしてくれたのね。修理をしないと芝刈りを自分でやらなくてはならないから、こんなに急いで修理をしたのでしょ？普段頼んだ事は絶対に直ぐにやらない人なのにねー。でもありがと。」

とドキッとする発言。図星なので私は一瞬言葉が詰まってしまいました。「そ、そ、そんな事ないよ。やはりこういうものは早く修理しないとね。」
オレって正直なんだなー、下心があるところをグサッと言われると直ぐ顔とか言葉で反応しちゃうんだから。

日本出張からの帰りの飛行機の中でのアナウンス、シカゴの気温は６℃。
日本にいた１週間、日中は気温は２５℃以上で、ちょっと動くと汗が出できました。（時に最近の体重増加により汗かきになったみたいです。）これじゃまだ冬と同じだなーと思ってシカゴに到着後外に出てみると、本当に寒い。

日曜に帰ってきて月曜から出社、まだまだ時差ぼけで朝の４時頃にはぱっちりと目が覚め、もう寝る事ができません。で、仕方なく起きて寝室を抜け出して、１階へ。
キッチンに行き、コーヒを作り、新聞を取りに外へ出ます。もう寒いの何のって、ダーッと走って芝生の上に投げてある新聞を掴んで、また家に飛び込みます。外気温は０℃近く、飛び出した格好は下はパジャマ、上は半袖のシャツ１枚です。マジ、寒いです。吐く息も白くなっていましたっけ。

ダイニングルームで新聞を読んだり、２階に上がって自分の部屋でＰＣでメールを書いたりしているとやがて外が明るくなってきました。あれ？芝生の上は真っ白です。
さすがに雪ではなく、霜で白くなっているのですが、これにもびっくりです。この寒さで心配なのは、３週間前に作った花壇に植えた花の苗の事。

５０本近くの花の苗はウサギに食われることなく（我が家のテラスのデッキの下には野ウサギのファミリーが住んでいます。）生き延びているように見えますが、苗は植えた時と殆ど同じ大きさで、成長しているという感じがしません。
オハイオに来て９回目の春ですが、５月になってもこの気温、初めての経験です。