05−04−09 花壇を作ってみました

私の家は買ってから既に丸8年、9年目に入っています。買った頃の写真を見ると、大きな違いの一つに庭の木の成長があります。前のオーナーはフロントヤード(玄関側の庭)に木を2本植えており、それぞれものすごく大きくなっているのがよくわかります。
すごい大木になっちゃいました
家にかなりくっついて植えられていた木は、昨年の秋強い風が吹いた時に大きく裂けて、お隣のガレージの前まで倒れ込んでしまい、丁度駐車してあった車のルーフを直撃、大ダメージを与えてしまいました。
この木は10m以上の高さになっており、根本の幹の直系も30cmくらいにはなっていましたから。

この木よりも大きくなってしまったのがフロントヤードの真ん中に植えてあったメイプルリーフの木。
これは根本の幹の直径は40cmくらいで、屋根をはるかに越える高さになっておりました。

メイプルリーフなので、秋になると大量の落葉があり、これの掃除も大変な仕事になっていました。

ここまで大きくなる前に、この2本の木は切ってしまいたかったのですが、なかなか実行に移すことができませんでしたが、倒れた木がお隣の車を直撃したのをきっかけに、とうとう切ることにしました。

と言ってもこれだけの大木、自分できる訳にも行かず、業者に頼んで切ってもらいました。切った後は芝生もボロボロ、かなりヒドイ状態になっており何とかしなくてはと思っておりましたが、春到来の今日、切り倒した木の根っこの部分に花壇を作る事を決意、約1日掛かりで、やっと完成をさせました。、

カミさんによると、この2本の大木を業者は20分くらいで切っていったそうです。幹を切り倒すのは電気ノコギリでイッキに切ったのでしょうが、問題は根っこをどうするかです。
これは地中10cm−20cmくらいのところまでを何と粉砕して粉々にして処理をして地表からその姿を消してしまったそうです。
園芸用品は安くて豊富です
ですから20cmも掘ってみると、根っこはしっかりと残っており、表面だけが何とか平らになっているという状態です。
もちろんこれだけの手荒い事をやっていったので、芝生はボロボロになってしまいましたけど。

10メーター以上の木を、どかんと倒して、根っこは機械で粉砕、いかにもアメリカらしいやりかたです。

これができるのも前の家の庭まで15m以上あるのと、作業のじゃまになる電線がないためだと思います。電線・電話線は地下配線なので、電柱もありません。

土曜日の今日、まず朝昼兼用の食事を中華レストランのバイキング(アメリカではBuffet:バッフェと言います)で済ませて、シャベルとか、花壇の囲いにするブロックとか、砂を買いに行きます。

オハイオ人は広い庭をきれいに手入れして花壇にする人も多く、これをするための道具、材料は非常に豊富です。私も普段は入ったことのない店に入って、いろいろと見学です。
カミサンは玄関先に花を植えたりしていたので、よく知っており、カミさんに案内されて、「へー」とか、「なるほど」、とか結構楽しんじゃいました。
慣れない仕事に苦戦しています
花壇に使う土もいろんな種類が売っており、私はどれを買えばいいのかちんぷんかんぷんです。ここはカミさんの言うとおりに買うだけです。

花を買うのは花壇が完成してからにして、一旦家に帰って作業開始です。
実際に作業を開始してみると、これが以外と大変なのです。

大木を切ったその真上に花壇を作るのですから、粉砕した根っこの切れ端が一杯あって、これをきれいにしなければなりません。

最近肉体労働をあまりしていない私にとってはかなりの重労働です。
カミさんも地面から20cmくらいまでの深さに残っている根っこを、地面を掘り返して切っていくという大変な作業になってしまいました。

それでも作業開始4時間後には何とかできあがりました。初めてにしてはマズマズの出来だなー、と自画自賛しきりです。普段やったことのない仕事、イテテ、腰が痛い、、、、、、。

花壇が出来上がったところで、作業中の格好のまま車に乗って今度はここに植える花を買いに行きます。
花壇の大きさは直径2m程の円形の小さなものなのですが、どんな花を咲かせるかあれこれ考えるって意外と楽しいものです。
花の苗を植えて、やっと完成です
アメリカ人がどんな花を買っていくか横目で見ながら、花壇用と玄関先に植える分を含めて50本ほどの苗を買いました。

高校生か大学の1、2年生くらいの一見不良少年ぽい2人連れの男の子が一生懸命にいろんな花を選んで買っていましたが、その顔つきと手に持った花のアンマッチさに思わず見とれてしまいました。

フワフワの土を少しだけ硬くして、シャベルで穴を作り、そこに1本づつ花の苗を植えていきます。1ヶ月後くらいにはどうかきれいな花が咲きますように、、、、、、。

花を植えていると、先ず2軒隣のインド人の奥さんが来てニコニコしながら、「新しい花壇ですか?」、と言ってきました。
ここには10才くらいの女の子のいて、いつも自転車でコートの中を走り回っています。

しばらくすると、今度はMさんの奥さんが来て挨拶をされました。奥さんはオハイオに来てまだ半年あまりだそうで、いろいろと慣れない事もありますが、と言いつつ既にオハイオ生活をエンジョイされている様子でした。
「主人は家に居たことがなく、母子家庭みたいなもんです。日本に居たときもそうでしたけど。」ともおっしゃって見えました。
残った苗は玄関先に植えました
Mさん、実は取引先の方で、会社で会ったとき、「あのー、同じコートのNさんですよね。」と言われて私がびっくりしたという方です。私は全然知りませんでした。

苗を植え終わって水をやっていると、Mさんのお子さんが、「どうしてお花にお水をやるの?」と言いながらじっと私を見ていました。

「お水は、お花のごはんなんだよ、わかる?」
まだちょっと理解できない感じでしたが、かわいい女の子です。

買ってきた花の苗は少し余りましたので、これは玄関の横の前から作ってある花壇に植えておきました。

見た目は直径2mくらいの何の変哲もない円形の花壇。私が生まれて初めて作った花壇です。そしてそれに植えた30本弱の花の苗、きちんと花が咲くかものすごく楽しみです。どうか枯れないで、きちんと花を咲かせますように、、、、、。パンパン(柏手を打つ音)
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