オハイオには電車はありません。もちろん地下鉄もありません。バスもないと考えていいです。タクシーはありますが、流しのタクシーはゼロ。タクシーは捕まえるものではなく、呼んで来てもらうものなのです。つまり交通手段としては車と飛行機だけです。
飛行機は車で6−7時間以上(距離にして600−800km)の場合使い、それ以下ではまず使う事はありません。そして歩いて行ける所はどこもありません。洗濯屋に行くのも、ちょっと食事に行くのも、それこそ石鹸1個買いに行くのも、歩いて行ける距離に普通はありません。みんな車です。
第一、道路には歩道がありません。(大都会の町中は別です。)人が歩くという事を前提に道路が作られておりません。
小学生から高校生までの生徒はスクールバスで学校に行きます。又は親が車で送り迎えします。歩いて学校に行かせると、警察がすっ飛んでくるそうです。誘拐とかの可能性があるからです。
高校生も高学年になると自分で車を運転して通学します。だから高校には生徒用の広大な駐車場があります。
車は靴と同じで生活のための必需品なのです。でも全てのアメリカ国民が車を買えるわけではないだろう、車を買えない人はどうするの?そう、車を買えない人は一杯います。車を買えない人はダウンタウンの密集地に住むしかないのです。
どこの町にも車なしで生活ができる、密集地があります。ここは500ドル(6万円)の中古車さえ買うことのできない人が住んでいる場所と思って差し支えありません。そして一般的には治安は良くありません。
アメリカの大都市の一部では治安の問題もなく、車のいらない生活ができる場所もあります。でもこれは例外中の例外と思って差し支えないと思います。
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