04−12−23 NHK短波放送を聞いています

今日のコロンバスは雪が30cm以上積もって、一面の銀世界。
雪は昨日の朝から降り始め、夕方の帰宅時には、20cm以上、いつもは30分で帰るところを、ノロノロ運転で1時間30分以上かかってしまいました。

クリスマス・正月休みは24日から年明けの2日までだったのですが、この雪のお陰(?)で23日は会社が休みになり、計画より1日早くなりました。
これだけの雪が降ると、トラックで輸送している部品が届かなくなり、生産がストップしてしまうのです。

天気予報によると、雪は今日で止んで、明日は最高温度がマイナス11℃、最低温度がマイナス19℃まで下がると言っております。

明後日の朝からシカゴに行こうと思っているのですが、どうしようかなー。
イリノイ州にあるシカゴは間違いなくオハイオより雪も多いし、気温も低いのです。

他の日本人駐在社員の行き先を聞いてみますと、
カリブ海の島とかアリゾナ・テキサス方面、フロリダ、みんな南の暖かいところに行きます。
みんな、元気あるなー。

単身赴任組はやはり日本に帰ります。でもフライトの方は大丈夫かなー。この季節、フライトのスケジュールは全くアテになりませんから。

外はマイナス20℃、雪が積もって、車の運転もしたくありません。長期連休になると、どこか旅行に出かける以外は家の中にいるしかありません。
オハイオの家は非常に快適です。家の中は全部の部屋に暖房が効いており、Tシャツ1枚でOKです。部屋も日本に比べるとうんと広いし、余裕があります。

休みになると家にいる訳ですが、私はあまりテレビを見ません。
で、本を読んだり、PCの前に座ったり、地下室で工作をしたり、という事になります。

そしてラジオを聞きます。96年にオハイオに来て以来、ずっとラジオを聞いています。

ラジオと言ってもオハイオの現地語の放送、つまり英語の放送は車の中くらいしか聞きません。
やはり楽しみにしているのは短波の国際放送です。

NHKは世界中に向けて、日本語の放送を短波でやっています。
オハイオでもこれが非常によく聞こえます。

会社の日本人に、このNHKの国際放送を聞いているか、何人かの人に尋ねた事がありますが、聞いている人はいませんでした。

理由を聞いてみると、短波放送の周波数がわからない、短波放送そのものを聞いたことがない、どんなラジオを買えばいいのかわからなかった、
等々でした。
私はと言えば、このNHKの放送を聞くための備えは完璧だと思っています。

まず短波の受信機は家の中に4台置いてあります。

ファミリールーム(いわゆるお茶の間)に1台、寝室に1台、私の部屋に1台、それにカミさんの部屋に1台です。
これで普段生活する部屋のどこにいても、ラジオを聞くことができます。

もっと小型のラジオを買ってきて、その都度部屋の中を持ち歩けばいいのではないか?と思うかも知れませんが、実は短波を聞くには長いアンテナが必要なのです。

つまり、ラジオは小型でもアンテナは小型にはできない、という大きな制約があるのです。
私の家の4台のラジオはそれぞれ、8m〜10mのビニール線で作った簡易型のアンテナが接続されているのです。

アンテナが必要なところも一般的に普及しにくい理由かも知れません。
放送は今の季節で言えば、北米向けが朝9時から11時までと夜9時から12時まで、これは99%確実に聞くことができます。
これ以外の時間帯には中米向け、南米向けの放送もあり、これも大体よく聞こえます。

海外勤務になる人の殆どは、赴任前に一度は短波放送でラジオを聞くことを考えるようです。でも先に書いたような様々な理由で実際に聞いている人は、わずかな人だけのようです。

NHKのWEBサイトを見ると、アジア方面とか、中国方面に対する放送は1日20時間近くやっており、我々北米に住んでいる日本人より、ずっと恵まれています。

日本の新聞も半日〜1日遅れで見れる、24時間の日本語の衛星テレビ放送も見れる、インターネットで好きな情報が日本語で取れる、今更ラジオなんか、と思うかも知れませんが、それは間違いです。

ラジオは他の事をやりながら耳から情報を入れる事ができるのです。
ここがラジオのいいところなのです。
テレビとかインターネットはそうは行きませんからね。

私は地下室で工作をすることも多いので、今度は地下室にも1台置こうかと思います。ちょっとやりすぎかな?

今度日本へ行ったらラジオを一つ買って、持って帰ってはどうですか?特に技術系のお父さん。2ー3回分の飲み代(人によっては1回分でおつりが来るかも)で立派なラジオが買えますよ。
文庫本2冊くらいのサイズの、びっくりするような最新式のラジオが。

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