04−12−14 本格的な冬の到来

オハイオで車を運転するためにはオハイオの運転免許証が必要です。
普通、赴任して2−3ヶ月くらい経って少し生活に慣れた頃、試験を受けに行きます。私も赴任して1月ちょっとしてから行きました。試験は筆記20問と10分程度の路上運転の2つです。


試験は予約制で、予約を取って試験場に行くと、私の時はオバサンの警官が担当でした。
試験問題をくれるので、これを書いて、できたところで持っていくと目の前で採点、結果が1分でわかります。合格だと引き続き実技で、受験者個人の車を使ってやります。不合格だと、ちょっと恥ずかしい感じです。

筆記試験と同じオバサンのお巡りさんが隣に乗り込んできて、あっちへ行け、こっちへ行けと言いますので、そのとおり運転します。逆らってはいけません。
実技も合格すると、合格証書を持って別の事務所に行って、写真を撮って待つこと15分。運転免許証をハイ、とくれます。
費用は〆て12ドルだったと思います。

で筆記試験は、実は日本語で書かれた問題が準備されていて、私達日本人はこれを選んで受けることができました。
ところが最近、この日本語による受験ができなくなったそうです。
外国語による問題は日本語だけが準備されていて、他の外国語の問題が準備されていないのは不公平だからというのが理由だそうです。

では何故日本語による問題が準備されていたのでしょうか?これはオハイオにわが社を誘致したときに、日本から来る日本人駐在社員の負担を少しでも減らそうというオハイオ人の心遣いだったと聞いております。
これの廃止という事はどういう意味なのでしょうか?いろいろな意味に解釈できます。日本語による出題が廃止されましたが、辞書の使用はOKです。
但し、電子辞書はダメで、紙のページをめくる普通の辞書しか認めてくれません。


最近新しく駐在になったSさん、辞書を持参して試験に臨みました。
奥さんに、「オイ、試験だから辞書用意して。」、と言って奥さんから渡された辞書を持って、試験場に行ったSさん。
辞書を開いてびっくり。

奥さんから渡された辞書は和英辞典!何の役にも立ちませんでした。
オハイオの運転免許の筆記試験には、和英辞典ではなく、英和辞典を持っていきましょう!

今日はブラジルに駐在しているSさんから久し振りにメールが届きました。それによると3年ちょっとの任期を終え、日本に帰任との事。エー、羨ましい!
ブラジルでは、仕事の難しさ、それに生活環境の悪さにかなり参っていたようで、日本に帰るのはハッピーだと書いてありました。

そこで早速電話をしてみるとラッキーな事にデスクにおりましたので、久し振りにいろいろと話をする事ができました。
やはり生活面での治安の悪さがどうしようもないと繰り返し言っておりました。
アパートごと強盗団が取り囲んで物を取っていく、路上で突然ホールドアップ、持ち物全部を持っていかれるとか、そんな事は日常茶飯事だそうです。

私もブラジルは出張で1回行ったことがあり、その時はかなり緊張した10日間でした。強盗・誘拐・殺人の危険の中での3年間、本当にご苦労様でした。
帰任は年明け1月下旬、正月休みはチリ・アルゼンチンの最南端、南極に近いところまで奥さんと旅行をするそうです。

そうか、今の季節、南半球は夏だもんなー。
とにかく1月下旬には五体満足で、サンパウロ空港を離陸されることを祈っております。

さて12月に入っても暖かかったオハイオ。昨日からやっとオハイオらしくなって雪が降り、気温もマイナス7℃になりました。積雪はまだまだ少ないですが、それでも幹線道路には塩が撒かれました。

これくらいの雪でももし塩が撒かれないと、普通に運転をする事ができなくなります。

昼前にLA(ロサンゼルス)からの出張者が3名私のところに来ました。
日本人2名とアメリカ人1名。あまりの寒さにびっくりしていましたっけ。ま、真冬でも20℃近くあるLAからでは無理もありません。

冬の間は家の中で過ごす事が多くなりますので、時間を決めてコツコツとやれば結構な事ができます。

私が今の家を買うために不動産屋に連れられて見に来たとき、地下室にはビリヤードの台が置いてありましたので、前の住人は冬の間はビリヤードをやっていたのでしょう、

地下室と言っても、40畳以上ありますし、冷暖房が効いていますので、快適です。
今の私の家の地下室の一角は、私の工作室になっており、ラジオの部品とか工具が散らばっております。掃除機での掃除も禁止になっております。
どうしてかって?掃除機で大事な部品を吸い込んで、捨てられた事があるからです。

今頃から、来年の4月までの5ヶ月間、嫌な季節です。オハイオも本格的な季節に突入したようです。
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