04−05−14 日本からのラジオおじさん達
オハイオのデイトンで1年に1回、古いラジオとかアマチュア無線に使う無線機とかの巨大なフレアマーケットが開かれ、全米だけではなく世界中から同好の士が集まります。
日本からもわざわざこれのために何十人という人がやってきます。

この日本から来る人達がデイトンの近郊に宿泊して14日は懇親会をやるというので、正式なメンバーではないのですが、参加する事にしました。
デイトンという市は私の住んでいるコロンバスから車で1時間30分くらいで近くです。
懇親会をやるのは明石という日本レストラン、どうせ一杯飲むし、夜も遅くなるからとこのレストランの近くのホテルを予約して、ここの1泊しする事にしました。

このフレアマーケットを目的に何千人もの人がくるので、デイトン近郊のホテルは殆ど満室になるとの話で、予約が取れるかどうか少し心配でしたが、簡単に目的のホテルの予約は完了。
この日は会社を4時ぴっったりの定時で引上げ、先ずホテルまで直行。「懇親会=食事」、なのでカミさんも一緒に連れて行く事にしました。
こんな台所がついているホテル、USでは一般的です
ホテルまでは会社から1時間30分、トロイという町にあります。懇親会のあるレストランまでは更にそこから20分くらいのデイトン市。
早速ホテルにチェックイン。まずまずの部屋でレート74ドルは安い感じ。このホテルは台所がついた長期滞在型のもので、小さめのアパートという感じです。

部屋に荷物を置いて、懇親会の会場の明石まで。
あれ、まだ数人しか来ておりません。

Kさんと、Tさんのお二人に自己紹介をして、早速ビールで乾杯。Kさんはアトランタから、Tさんは日本から来たとの事で、2人は同じ会社の人でした。

その内に、三々五々メンバーが集まり、最終的には40人くらいの数になりました。
ここの会場の手配から、主要なメンバーのホテルの手配まで、シアトルに見えるFさんという方が全部アレンジされたとの事で、ご苦労様。

40人もの日本人がワイワイやるのはこのレストランでも滅多にない事らしく、ウエイトレスもてんてこ舞い。でもそこは日本人、てきぱきとやっていました。

ラジオおじさん達と言っても、このデイトンのフィレアマーケットに来るのは目的の中の一つで、北海道からみえたDさん夫妻はキャンピングカーを借りて、それでアメリカ国内を移動しながら、旅を楽しんでみえると言っていました。
Dさんは建築関係の仕事だそうで、曰く、「アメリカの家って、本当に雑ですね。腰を抜かしました。」
こんな家建てて、商売できるのですから、アメリカってラクチン。

Oさんは元アラスカ大学の教授で、アメリカに来て40年。今はコロラドに住んで見える、78才!!!
コロラドからデイトンまで3000kmを奥様他の家族を連れて、一人で運転してきたとのこと。びっくりしてしまいました。
女性が少なかったのですが、Oさんの奥様と私のカミさんはいろいろと話をしておりました。

後でカミさんに聞くと、Oさんは息子さん1名、この方も懇親会に見えていましたが、ビッグスリーに勤務。お嬢さんは2名で、うち1名は結婚されており、息子さんはアメリカ人の奥さん、娘さんはアメリカ人の旦那さんらしく、Oさんの奥様にとってはちょっと不満であったとの事でした。

懇親会は11時前に終わり、そのままホテルへ。帰る前にKさんとTさんに部屋番号を教えてあったので、部屋に帰った瞬間に電話で、部屋で一杯やりませんかというお誘い。

で、そのまま夜中の2時までしこたま飲んでしまいました。
Kさんはアメリカ駐在10年のベテランで、仕事の話を聞くと、何と私が仕事でお付き合いのあるいくつかの会社と仕事をしているとの事で、世間の狭さを実感しました。

翌日の朝は生憎の雨。雨でメインの野外フレアマーケットも閉めてしまう所が多いので、結局は行くのを諦め、そのまま家に帰りました。
フレアマーケットはこれまで7回見ているし、今のところ欲しいものはないし、、、、、。
下の娘が今年の3月で卒業。早いもので、オハイオの高校を卒業して4年になるのです。

卒業は何とかできたものの、就職が全く決まりません。
こりゃ、今流行のフリーターになるのかな、と諦めていたところ、卒業式の直前に中学校の臨時教員に採用され、フリーターの道だけは逃れる事ができました。

それでもその給料の額を聞いてびっくり。や・す・い。
しかもアルバイトは禁止らしい。
アパート代、車のガソリン・維持費、それに毎日の生活費。どうやって生活していくのだろう。

今も就職活動をしているらしいので、今年は何とかどこかに正式に就職して欲しいものです。

臨時教員は免許とは関係のない科目を担当できるみたいで、2年生の数学を教えていると言っていました。
娘も世の中の厳しさを味わっていると思います。

これからいろいろとあると思いますが、何とか頑張ってやって欲しい、今はそれだけです。
inserted by FC2 system