03−07−13 ホテル住まい
日本に来て3週間目。まだビザが発行される気配は全くありません。
最初の1週間は忙しかったのですが、2週間目の後半からは少し時間的にも余裕が出てきました。ビザの発行はいつになるのかわからない中で、私はホテルから毎日会社に出勤。

予めアポイントメントを入れてある各部門に行って雑用、その他の仕事をこなす毎日です。
平日も休みの日も7時ちょっと前に起床。自然に目が覚めます。
テレビをONにしてお茶を飲んでから、朝風呂に入ります。この後メールをチェック。

今までは日本出張ではPCは持ってこなかったのですが、今回は長期になるため、やむなくラップトップPCを持参してきました。専用のソフトがインストールされており、特殊な管理がされているパスワードを使うと電話モデムでオハイオの会社のサーバーに接続できるのです。
毎日30通以上のメールがくるので、1ヶ月も放っておくと500通以上も溜まる事になり、会社の状態がわからなくなるし、指示を出したり受けたりもできなくなるからです。

でも社外のYさんという人にメールを出したら、漢字が文字化けするとの事。仕方なしにローマ字で出したら、Yさんからは、「ローマ字は短いのはいいけど、長いローマ字はダメ。」という返事。

そりゃそうだ。ローマ字のダラダラした日本語なんて私でもイヤですからね。
インターネットでの文字化けの原因はわからず、でした。

8時半ちょっと過ぎにホテルを出て、駅とホテルの間にあるコーヒーショップでサンドイッチとコーヒーの朝食を食べます。そして電車又は地下鉄で会社まで。

私もみんなと同じように9時半頃の出勤です。
オハイオでは7時半の始業ですが、日本は2時間も始業が遅いのです。

アメリカの会社が朝早いのは、会社を早く終わって家に帰り(4時にはアメリカ人はすっ飛んで、まさにすっ飛んで帰っていきます)、自分の時間に使うためです。夏だとサマータイム制を導入しているせいもあって、確実にもう半日がある、という感じになります。

日本に来て思うのは朝が遅い、昼休みが1時間もある、そして帰りが遅い。オハイオでは昼休みは30分で、これに慣れてしまった私にはいかにも長い感じがします。
休みの日は部屋でゆっくりしたいのですが、私は10時には外に出ます。部屋の掃除は10時以降、3時か4時頃までの間の1−2時間でやってくれ、時間も指定できるのですが、何かそわそわした気分になってしまい、つい外に出てしまうのです。

ホテルから歩いて5分くらいのところに大きな本屋があるのでここによく行きます。
ここの本屋は4Fに静かな喫茶店があって、ここで買った本を読むのです。いつも客は2−3名しかおりません。

窓の大きな、明るい喫茶店ですが、タマに傷は禁煙なこと。
客がいない、本屋の中、という事で2時間近くもねばる事があります。

次に食事ですが、平日の出勤日の夕食は殆どが会社の誰かと食事をする事になってしまいます。
一度だけこっそりと夕方に姿をくらまして退社、今日は一人で軽くと思って、ある居酒屋に入り、カウンターに腰をかけたら何と隣に悪名高い(失礼)同じ会社のTさんとばったり。

もうびっくりしたの何のって、、、、。いったいこの広いところで、Tさんに会う確率は何万分の1以下、いやそれ以下のハズ。
その後Tさんに引っ張られて、Tさん馴染みのお店へ行き、結局は夜中の1時まで。参りました。
こうやってこの日の、「今夜は軽く、一人で。」という目論見は、もろくも崩れ去ってしまいました。

ホテル住まいでの洗濯はちょっと変わった方法をとっております。
下着類の洗濯はまとめておいてコインランドリーでも行けばいいのでしょうが、私は洗濯物を溜めておくのがキライ。
で、私はフロに入った時に一緒に洗ってしまいます。

方法は、下着をタオル代わりにしてボディーシャンプーをつけて、これで身体を洗っちゃうのです。
この方法は身体も下着も同時にきれいになって一石二鳥!
(この方法はある旅行の本に書いてありました)
日本では携帯電話は必須、らしい。

日本に出発前に、「今回は長いので携帯電話尾を買って、連絡に問題の出ないようにします。」と他の駐在員連中に宣言をしてきました。

日本に着いて会社へ行った時、「あちこちの部門を移動しているのですね。連絡用の携帯電話の番号を教えて下さい。」、何人の人に言われたことでしょう。

が、結局は最後まで買いませんでした。日本に着いた翌日にプリペイドの携帯電話を買いに行ったら、そこのコンビニはあいにく売り切れで、買えなかったのです。
「ま、いいか。」
で他の店に行くこともなく、そしてとうとう最後まで買いませんでした。

買わなかった理由は、多分持っていなくても、「自分が困らない。」と思っていたからでしょう。
ところが、実際は相当な人にかなりの迷惑をかけてしまいました。
「アメリカに電話を掛けてもいない。日本の居そうな所に掛けてもいない。」、エライ不満を言われてしまいました。

オレは今回はPC持ってきてるんだぜ。メールは毎日見てるよ。それにホテルにメッセージ残しておいてくれればいいじゃん!必ずホテルに戻るのだから。

と考えてみたものの仕方ありません、この次からは持とうと思います。でも枕元に置いた携帯電話から24時間、日本とアメリカからコールされたらたまらないなー。
東京のホテル住まい自体はそんなに悪くはありません。とにかく何をするにも、どこへ行くのも便利で、何でもあるのです。そして効率がいい。
第一どこに行っても日本語が通じる。ストレスも溜りません。これは精神的にすごく楽です。

でも段々不安になってきました。いつビザは発行されるのだろう。会社に行くと、「あれ、まだいるのですか?いつアメリカに戻るのですか?」、とか言われ出しております。
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