02−05−19 日本からのお客様−その2
オハイオにお見えになったMさん夫妻、オハイオの田舎の経験以外に、やはり「観光地」にもお連れしなくてはなりません。そこで1泊2日のナイアガラ旅行を計画しました。
土曜日の朝、ホテルをチェックアウト、ただひたすらに北東に向かって車を走らせます。

ペンシルバニア州を超えて、NY州へ。今回はバッファローからカナダのフォーとエリーに入ります。国境越えもスムーズに済ませ、ナイアガラへ。

(Mさんのメールより)

カナダへの入国は緊張します。
道路の料金所みたいな所で尋問をうけます。白人の若い女性が審査官です。なんかいじわるそう。
「ユーたち、もっと調べるから向こうの建物へ行け!」

4人とも首をうなだれてすごすごと向こうの建物の中へ行きました。オイラなんかこのままブタ箱へいれられるのではないかと思い、心臓ドッキン。

女房たちのてまえ普通の顔を一生懸命に作っていました。向こうではオジサンの係員がパスポートをみただけでおしまい。ナーンダ、心配して損しました。


ホテルのチェックインを済ませようと、ホテルに行くと受付は何と日本人の女性。でも予約がない様子です。

「あ、この予約はクリフトンヒルの方のホテルです。場所、わかります?」

今回のホテルはちょっと張り込んでシェラトンホテル。インターネットで予約をしたのですが、てっきりミノルタタワーの横の方だと思っておりました。
クリフトンヒルとは一番賑やかな通り。駐車場も20ドルで有料です。

「シェラトンは3つあるの知ってる?」

駐車場の係りのアンちゃんも確認をしましたので、間違う人も結構多い感じでした。
早速チェックイン、今度はOK。部屋に入ってみるとまあまあ。
この季節でも滝が見える側の部屋は360カナダドルもします。我々の部屋は「CITY VIEW」と呼ばれる、滝の反対側の部屋でガマンです、
チェックインを済ませた4人はさっそく滝の方へ。
さすが世界の観光地、いろいろな国の言葉が聞こえてきます。日本人の姿もちらほら。

テーブルロックまで行って滝の迫力を満喫。いつ来ても滝の迫力には圧倒されます。滝の見物の後は、テーブルロックの土産物屋へ。

Mさんご夫妻は「霧の乙女号」にも乗り、更に滝の迫力を実感。これは船に乗って、滝の近くまで行く観光で、滝の水しぶきと音が強烈で、一度は乗って見る価値のあるものです。

ナイアガラに到着したのが2時少し、結局6時前まで滝の観光を楽しみました。
夕食はいつも行く、ロブスターのレストランへ。でもロブスターは食べません。今回は初めて「ツーリストディナー」という、ステーキか、BBQか、鶏かを選んで、後はスープかサラダバーを選ぶだけと言う、簡単な食事をしました。

翌朝6時頃に目が覚めた私は20階の部屋からロビーに降りてタバコを一服。喫煙の部屋をカミさんが嫌がるので、仕方なく禁煙室にしたのです。
すると何と、日本人の団体さんがいるではありませんか。

「どこから来たのですか」
「福島のいわきです。毎年海外旅行をしておりまして、昨年はラスベガス、その前はハワイに行きました。」

「これからどこへ?」
「カナディアンロッキーです。」

ヘー、毎年日本から海外旅行!驚きました。
年齢は60才くらいの方と見受けましたが、まだまだ日本人はお金持ちの方が多いのですね。
7時半にM夫妻と待ち合わせをしてあったので、再びロビーへ。

今度も日本人の団体さん。
ロビーで整列をして添乗員か誰かを待っております。あまりにも整列姿が珍しかったので、カミさんの写真を撮るフリをして1枚パチリ。

Mさんもこの整列を見て、目をパチクリ。ナイアガラのカジノ横のシェラトンホテルは日本人団体さんの御用達ホテルだったのです。知りませんでした。
車を持って来てもらい、再度テーブルロック付近で滝を見て、朝食を済ませます。
レストランを備えていない小さなホテルも多く、このようなホテルの宿泊客のために朝食のバイキング(こちらではBUFFET:バッフエといいます)の店があちこちにあり、一人10カナダドルでいくらでも食べれます。

ナイアガラには「OKショップ」という、この前、国会議員を辞めた芸人がやっている土産物屋があり、ちょっと早いとは思いましたが行ってみました。案の定、まだ開いておりません。

丁度、ショップの店員らしい若者が来たので、カミさんが開店時間を聞きに車から出て行きました。
直ぐに戻ってきたカミさんは顔を真っ赤にして、大笑いしております。
いったい何があったのか???

カミさん:「すみません、このOK牧場は何時に開くのですか?」
店員:「エーッ!」

聞かれた方もびっくりしたようですが、聞いたほうも何でOK牧場になったのか、よくわからなかったそうです。

とにかく開店まで時間があったので、滝の北の方にドライブをする事にしました。滝から15km−20kmも行くと、公園とか花時計、それに川を渡るゴンドラもある、非常に手入れの行き届いた、きれいな場所があるのです。

いろんなパンフレットには花時計がある、と書いてあり以前に来たときは見たのですが、2年前に来たときから花時計はありません。今回もありませんでした。どうなっているの?

この付近の風景もMさん夫妻には気に入っていただけたようで、これもお連れした甲斐がありました。

Mさんはバラ造りもされており、花とか木には人一倍興味のある方なのです。
私は食べ物と、液体燃料以外は興味を示さないので、Mさんから見れば、きっと下等動物に間違いありません。

「さあ、OK牧場に行こうか?」
という事で、再度滝の方に戻ります。

店に入って、土産物を物色。ちょっと高いと思いましたが、娘2人にカウチンセーターのお土産を。私は例によって、地名の入ったビールジョッキを1個。

この店は日本人の観光客相手で、日本人好みの土産を売っているようです。店の休憩所でコーヒーを飲んでいると、オバさんの団体さんがドヤドヤ。埼玉から観光に来た人たちでした。
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