01−10−13 今年の紅葉は最高!
アメリカに来て6回目の秋。秋と言えば紅葉。オハイオはどこに行っても森、林があり、住宅地帯も木々に囲まれているので紅葉の変化は毎日楽しむ事ができます。

しかし、本格的に紅葉を楽しむには州立公園とか、うんと田舎の方に行くのがベストです。
毎年10月になると何故か、仕事が忙しくなり、土日の出勤が重なり、紅葉を楽しむどころではなくなっていたのですが、今年はちょっと時間がとれそう。

最後の紅葉を近所のステートパークに行って楽しむ事にしました。
先週は案の定土曜日は出勤。日曜日は歯痛で外出する気になれずで、この土日は紅葉を楽しむ最後のチャンス。

来週では遅すぎるのです。
オハイオで見過ごしたら南に3時間程走って、ケンタッキーに行くというテもあるにはあるのですが、それもめんどくさい。

紅葉を楽しむには時期以外にお天気も大切な条件になります。
先週も土曜出勤で会社に行くときは雲一つない、最高のお天気でした。車からあちこちの森を眺めながら出勤をうらめしく思っておりました。

今日しかない。ところが木曜日から雨が降り、土日の予報も雨。
あーあ、今年こそはと思ったのにやはりダメか。

ところが今日の朝、起きてみると雨は止んでおり雲も高い。これはイケル。
床屋に行く予定だったので、床屋を予約し、それを済ませてから一番近くにある公園に行くことにしました。ここは家から10分で行ける、規模は大きくはありませんが手頃な公園なのです。
床屋が終わったのが11時半。公園に行く前に久しぶりにJという日本レストランで昼食を摂る事にしました。

ここは最初の1年間の単身赴任時代に通い詰めたレストラン。とにかく週2−3回は行ってましたっけ。

今でも従業員の何人かは私の顔を良く覚えてくれており、今日もテーブルを仕切っているマダムに「お久しぶり」と言われてしまいました。

ここでお弁当風のランチメニューを注文。このメニューはとにかく特大の弁当で、40cmx30cmのボックスにおかずだけ。
あとサラダとみそ汁は別。ご飯は茶碗で持ってくるのです。

ご飯を茶碗に2杯おかわり。食べ終わったらもう動けませんでした。

カミさんも別のタイプの弁当風のランチを注文。これはサイズが15cmx25cmの小振りなものでしたが、これでも満腹を通り越したような雰囲気で、腹を何度もさすっておりました。
食事を終えて公園にまっしぐら。何と太陽が見え始めたではありませんか。

アメリカ、特にオハイオのような平地では天気予報が抜群に当たるのですが、きょうは外れてくれました。

公園は案の定、最高の紅葉です。車を降りて、ハイキングコースを歩いてみる事にしました。
この公園は小振りとは言え、2kmx3km以上はある大きさで、いくつもハイキングコースがあります。

紅葉の森の中をトボトボと結局1時間以上歩いてしまいました。人影も少なく、時々コースをジョギングしている人に出会ったりするくらいです。

私たちの前には、まだ小さな赤ん坊をしょった夫婦と、その夫婦どちらかのおばあさんの組が歩いており、見えたり隠れたり。

結局同じコースを歩いた事になったのですが、奥さんの方最後はもう疲れ果ててしまった様子でした。それにくらべおばあちゃんの方は最後までしゃきっとして歩いておりました。
やっと元の小さな資料館のところまで戻ってきたら、どこにこんなにいたのかと思う程の子どもの群。20人以上はおりましたっけ。

資料館の中で自然教室か何かのやっていた様子です。その子ども達が出てきたところに出くわしたという訳です。

子ども達は資料館のボランティアーの女性が左手に乗せた鷹の説明に聞き入っておりました。
この鷹はものすごいくちばしをもっており(当たり前か!)、非常に重そうで、
「5分以上は私も腕にのせておくことはできません、、、、。」なんて説明をしておりました。

こんな素晴らしい紅葉の公園にある資料館で自然に触れながら、本物の鷹を見て子ども達は何を思ったでしょうか。

生まれた時からコンクリートの中で育ち、休みの日はテレビゲームに夢中になる子が多い日本の子ども。
人口100万人の都市に住んでいても車で10分か20分走ればこのような場所があるアメリカ。ちょっぴりと羨ましくなってしまいました。

でも今日は大満足の紅葉見物の半日でした。
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