０１−０９−０７　ワシントンＤＣへ

ワシントンＤＣまではコロンバスから車で約７時間、距離にして７００ｋｍ、丁度手頃な距離にあります。 下の娘が夏休みを利用してオハイオに来ていたので、ＤＣまでの３泊４日の旅行を計画しました。残念ながら上の娘は学校が忙しいらしく、この夏休みは来ることができませんでしたが。 朝の５時に起床、６時４５分には家を出ることができました。 既にコロンバスのフリーウエーは朝のラッシュが始まっておりましたが、市外を走る環状線を抜けてＩ（インターステート）−７０を東に走る頃には道路を走る車も疎らとなり、いつものように車の中でお弁当の朝食。 時速１２０ｋｍで運転士しながらのお弁当もなかなか乙なものです。 朝日を正面から浴びながらただひたすらに東へ、東へ。ＤＣは街が狭い上に一方通行が多く、市内の運転はかなり難しい所です。 私は今までに２回、今回で３回目のＤＣでしたが車はナビ付きの３．５リッターのＳＵＶを準備。 ７人乗りで室内はうんと広く、カミさんと娘はぺちゃくちゃおしゃべりをしながら、菓子を食べては飲み物を飲んでの大忙しです。

３分の２くらい来たところで昼のお弁当を食べます。 ＤＣまではコロンバスから約７００ｋｍ、途中で休憩を何回か入れても７時間程度で行ける、手頃な場所なのです。昼の弁当は普通、ステートパーク（州立公園）に立ち寄って食べます。今回はＩー７０号線沿いのペンシルバニア州のステートパークに寄ってみました。 ステートパークというのはどこの州にもいっぱいあり、それぞれ非常に良く整備がされて、かつ警官、パトカーが定期的に巡回しており、安全性も高いところです。 寄ったステートパークも１０ｋｍ四方以上の広さで、定番の湖もあり、天気の良さと相まって非常にきれいなところでした。 人影は疎らで、静かなところです。ここで二食目のお弁当を広げます。 鶏肉に、煮物、それに漬け物、アメリカのステートパークで食べる、典型的な日本のお弁当。我が家はサンドイッチとか、そのような野暮な食べ物は口にしません。純日本風なのであります。 お弁当を食べている最中ににもパトカーが２台も巡回に来ておりました。 でもここのステートパーク、入場料が２ドル、ステートパークで有料なところは初めてでした。

ＤＣの手前５０ｋｍくらいになるとさすが道が混み始めます。 特に反対車線、つまりＤＣから出て行く車の量は相当なものです。今日は金曜日、しかも時間は午後２時なので既に帰宅のラッシュが始まっているのでしょう。 片側６車線の道路は車でぎっしり、ここを１２０ｋｍで運転をしながら目的地にたどり着くのは結構骨が折れます。 今日はナビ付きの車、まあ何とかなるだろうとカミさんの「人間ナビ」と併用しながら走ったのですが、案の定、「人間ナビ」が大きな間違いをしてくれました。 ６車線車がぎっしりなので、車線変更が思うようにできません。それにみんなすごいスピードでガンガン走っているので、オハイオの田舎者である私はただ流れに付いていくだけ。 とうとう目的地であるホテルとは全く反対の方向に出てしまい、もうヤケクソ。 やっとの思いでフリーウエーから出て、もう一度反対車線に乗ったのはいいのですが、今度はインターチェンジで乗り換えをミスって、またあらぬ方向へ。 やっとの思いで、ポトマック川を渡り、ホワイトハウス横の大通りに出ることができました。 ホテルはホワイトハウスの北西１Ｋｍくらいのところにあるマリオットホテル。ここに行くのも一方通行をあれこれ利用しながら右折、左折を繰り返して行かなくてはなりません。やっとホテルの前にたどり着いたときはもうぐったりです。ホンマに疲れました。 車載ナビは誤差があるし、人間ナビはすぐにパニックになってフリーズしてしまうし、こんなにのたうち回ったのはアメリカに来て初めての事でした。でもでっかい車でよかった。私も結構荒っぽい運転をしておりましたので、車がでかいとみんなよけてくれるからです。

ホテルのチェックイン済ませて車を地下の駐車場に入れ、早速市内観光の開始。金曜日の３時頃という事で、多くのビジネスマンが歩いております。気温も高く２６−７度はあると思います。 翌日はＪＴＢのバスでの市内観光を予約してあるので、お上りさん用のコースは一応ぐるっと回るので安心して散策ができます。 ＤＣは宿泊する場所にもよりますが、主要なところは歩いてでも回れないことはありません。 が、やはり地下鉄とか、観光バスを使わないと効率的には見物はできません。 我が家は基本的には自分達で事前に調べて、めぼしい観光スポットを回るようにしておりますが、「効率」を考えると「ガイド付き、はとバス市内観光」は魅力的です。 まずホワイトハウスの前を通って、それからワシントン記念塔の方へ。 ワシントン記念塔は工事中で、１０月まで塔の中には入ることができないと張り紙がしてありました。気温が高く、のどが渇いたと言うことで、カミさんが屋台で水を２本注文。 ところがその屋台の中国人、ホットドッグを２本出してきました。 「ノー、ノー、ツーワター、プリーズ。」 一同、大受け、大笑い。 屋台の中国人のオジサンも何やら、苦笑いしておりました。 カミさんはコーヒーを注文してコークを出されたり（これは日本人、結構多い。）して悩んだ事があったようですが、水とホットドッグは私も聞いたことがありません。 屋台の物売りは半分以上が中国系の人がやっており、何か黒人がやっている屋台より誠実そうな感じがしました。 朝の５時起きをして７００ｋｍのドライブ、道はさんざん迷ったものの無事ＤＣに到着。 さあ、今日から足かけ３日間のワシントンＤＣのオハイオからの「お上りさん観光」の開始です。