01−07−03 乗り遅れ、シカゴで1泊
カミサンの里帰りの送りのために朝からコロンバス空港へ。
チェックインを済ませて、カウンターのオバサンに「フライトは時間どおりか?」と尋ねたところ、少し遅れているとの事。今回のフライトはシカゴでの乗り継ぎが1時間20分しかなく、ターミナル間の移動を考えると、殆ど余裕はありません。

アメリカ国内の飛行機は、時間どおり飛ぶのは全体の60%くらいで、フライトのキャンセルも日常茶飯事。
ゲートに行くと10:20発が10:30と表示されております。10分ならまあ問題なし。と思っていたら10:45に変更、更に11:15に変更。何やらアナウンスがあって乗客が一斉にゲートカウンターに並び出しました。

どうもこの遅れで、乗り継ぎに間に合わない乗客のフライトの変更手続きのようです。さっそく並んで、カウンターのオバサンに「乗り継ぎは大丈夫か?」と聞いたところ、今日は全部のフライトが遅れているので大丈夫との返事。このままではシカゴ到着は乗り継ぎ便の離陸時間と同じ、時間どおりの離陸なら乗り継ぎは無理なのです。

このカウンターのオバサンの言う事をそのまま鵜呑みして、カミサンは1時間20分遅れの飛行機に乗り込んで11:40にコロンバスを離陸して行きました。

この日は同じ会社の駐在社員が、イギリス転勤で日本経由でイギリス向かうために、別な航空会社のフライトで出発する日でもありました。カミサンを見送った後そちらの方に行くとその飛行機が丁度ゲートを離れたところで、Iさんが見送りに来ておりました。
とにかく広々、立派な花壇もあります
Iさんは昨年の12月から単身、つまり家族は日本に帰ってしまったのです。
丁度12時少し前。Iさんと私は昼飯でも食べようという事になり2年程前にできた巨大なショッピングセンターの日本食レストランに行くことにしました。

このショッピングセンターはけた違いに広く、大きくは2箇所に別れておりますが、この2カ所の間は歩いて行ける距離ではありません。ショッピングセンターの中には色々な店が並んでおり、ちょっとした町です。中に日本レストランがあるのは知っておりましたが、行ったことはありませんでした。

店はアメリカにしては珍しく、窓が大きく、規模としては普通の大きさで、かなり長い寿司のカウンターもありました。
Iさんお勧めの、うどんとねぎとろドンブリのセットを注文してチップ込みで11ドル。いろいろなメニューがあって、夜は11時近くまでやているとの事。
店内は日本人の客は私達2名だけで、後は全部アメリカ人でした。

その後、センター内の本屋に。アメリカの本屋はちょっとした図書館の雰囲気です。バーゲンのコーナーではいろいろな本が随分安く売られておりました。
エジプトの古代美術の解説付の立派な写真集が15ドル。あれこれ迷いましたが、結局「20世紀の歴史」という本を一冊購入。B4サイズくらいの大きさで、厚さは6cm以上。百科事典風の本でもうすごく重い本です。
Iさんはサバイバルの本を買っておりました。(何サバイバルするのだろう?)

本屋の後は隣にあるコーヒー店でコーヒーを一杯注文。この店は最近は日本でも人気のあるスターバックスというお店です。カップを持って、店の外のテーブルへ。Iさんと私は躊躇なく、タバコを取り出して一服。

オジサン2人が、昼飯を食って、本屋に行って、コーヒー飲んで、タバコ吸って、まあこんなもんかな?
家に帰るとカミサンから電話。やっぱりシカゴでの乗り継ぎに間に合わなかったとの事。
着いた時は搭乗手続きは締め切られており、乗客は搭乗開始をしていたそうです。カウンターで乗せてくれとゴネたそうですが、ダメ。
「遅れたのは私の会社の責任ではないから、我々に責任はない。」
と言ったそうです。

途方に暮れたカミサンは「じゃ、どうすればいいの?」と聞いたところ、「どこか近くのホテルにでも泊まって、明日乗れば?」という対応。
これを聞いた私はこの航空会社らしくない対応にカチンと来たので、会社に電話。会社の名前は通称JAL、つまり日本航空です。

「北米地区にはクレームの担当部署はありません。ご不満の内容は文書に書いて郵便か、FAXで送って下さい。送り先はCAのXX、日本に送ってもらっても結構です。」
これが電話での回答でした。確かに遅れたのはJALではなくコロンバス,シカゴ間のAA(アメリカンエアライン)ですが、AAはJALとのコードシェア便を運行している間柄です。
乗り継ぎ便の客の飛行機が遅れる時ははAAがJALに連絡を要れ、飛行機を待たせておくのが普通のやり方です。
電話で担当者と喧嘩しても始まらないので、いきさつをと対応のまずさについてその内容をワープロに打ち、日本の本社にFAXする事にしました。

インターネットでFAX番号を調べましたが、どこにも書いてない。それにいろいろな受け付けは全部0120のフリーダイヤルになっており、アメリカからでは呼び出すことができません。やっと一般の電話番号を探し出し、そのに電話を掛けてFAX番号を教えてもらいました。

カミサンは結局空港横のホテルに一泊して、7/4の飛行機で成田に向かったようです。(何も連絡がありませんので、多分今度は無事に行ったのだと思います。)

でも苦情は文書で出せなんて、まるでどこかの市役所みたいです。どんな回答対応が、そして「いつ」あるのでしょうか。
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